東京・町田 CONZEN COFFEEが浮、maco maretsとのコラボレート・パッケージ『ゆげの便り -夏至-』を発売


Photo ©河澄大吉

 東京・町田のコーヒー焙煎所 / カフェ「CONZEN COFFEE」が、2022年発表の2ndフル・アルバム『あかるいくらい』が同年の話題作となった米山ミサ aka 浮、今年6月に刊行した初の詩集『Lepido and Dendron』が好評を博しているmaco maretsとのコラボレート・パッケージ『ゆげの便り -夏至-』(2,800円 + 税)を7月21日(日)に発売。オンライン・ストアでは予約を受け付けています。

 コーヒーの湯気に連続する感覚や時間からインスピレーションを得たという同商品は、浮とmaco maretsによる書き下ろしの詩をプリントしたリーフレット、詩を読む時間に寄り添うコーヒーをテーマに自家焙煎されたオリジナル・ブレンドのコーヒー・バッグをオリジナル・ボックスに収めたもの。浮 / maco marets両者によるライナーノーツや、、「CONZEN COFFEE」焙煎士 / 店長・小井土雄太によるブレンドの解説、おいしい淹れかた指南も同梱されます。

| ゆげの便りについて
いまあなたの手元には「CONZEN COFFEE」印のコーヒーと、それから、浮とmaco marets、それぞれの書いた
詩の紙束があるでしょう。「ゆげの便り」。この不思議なパッケージはふつうの手紙とはすこし異なるかたちをとって
いますが、その名の通りわたしたちから誰か、あなたに宛てたひとつの「便り」としてつくられました。
コーヒーと、詩! いずれも、湯気のように立ち上がっては揺らぎ、ふと気づけば消えてしまうような……どこへともた
どり着かぬ瞬間の温度だけを綴じたもののように思えるかもしれません。つかみどころがない、そんな印象を持っ
た方もいるのではないでしょうか。
たしかに「お元気ですか?」などと直接問いかけることはありません。それでも誰かの手に届くこと(そして飲まれ、
読まれること)を願って編まれたこの「便り」に充填されているのは、書かれつつある手紙の切実さ。言い換えるな
らばきっと祈りにも近い呼びかけのありようなのです。それは受け取られてはじめて生きはじめる声のかたちです。
「ハローハロー!」 「こんにちは!」
コーヒーを飲み、詩を読んだあなたには、なにか聞こえたでしょうか。どうやろか。
もっとも、あなたにはそんな呼びかけにいちいち耳を傾ける義理などないのですから、あんまりむつかしく考えない
でほしいのも本音ではあります。繰り返しましょう、そこにあるのはコーヒーと、詩! ただそれだけです。どうか身勝
手に、個人的な欲望のためにそれらを飲み干してほしい(ビスコッティでも添えて、のんびりぼりぼりいただいて、
ね……)。なんせあなたの元に届いた、あまりにも幸運なその事実だけでこの手紙は報われているのです。受け
取ってくれてありがとう。いまはその感謝さえ、伝えられたらじゅうぶんです。

――maco marets

■ 2024年7月21日(日)発売
浮 + maco marets + CONZEN COFFEE
『ゆげの便り -夏至-』

2,800円 + 税
https://conzen.jp/products/ゆげの便り-夏至

内容物
| 詩(浮 / maco marets) × 2
| オリジナルブレンドコーヒーバッグ(CONZEN COFFEE) × 2
| ライナーノーツ
| オリジナルボックスパッケージ

オリジナルブレンド
| 産地: エチオピア・ハルスケ / エルサルバドル・サンタアナ
| 品種: 原生種 / ブルボン種
| 焙煎度合: 浅煎り / 中煎り

| ゆげの便りについて
 『ゆげの便り』は、そのタイトルの通り、コーヒーカップから立ちのぼる湯気とそれに連なる湿度や薫り、時間などをインスピレーションに、浮とmaco maretsそれぞれが書き下ろした詩をリーフレットの形で収録。「詩を読む時間に寄り添うコーヒー」をテーマに自家焙煎したオリジナルブレンドのコーヒーバッグ2個とともに封入したボックスの形で販売いたします。
 合わせて、浮とmaco maretsの記したライナーノーツと、CONZEN COFFEEによるブレンドの解説とコーヒーバッグの美味しい淹れ方も同封。質感と手触りにこだわったパッケージとともに、深く豊かな時間を五感で存分に楽しめる私たちからの便りです。

| オリジナルブレンドについて
 “詩を読んでいる時間に寄り添うコーヒー”をテーマに、詩を読んだあとに心地よく深呼吸できるような味わいを目指して焙煎した本作のためのブレンドです。封を開けた瞬間から柔らかな甘い香りが広がり、飲み口は優しく、ゆっくり時間をかけて飲んでも雑味が出ないように調整しています。お湯のみで抽出可能な浸漬式のコーヒーバッグを採用し、浸けておく時間を調整することで好みの味わいを誰でも簡単に作ることができます。

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CONZEN COFFEE Official Site | https://conzen.jp/