DAFT PUNK、Kendrick Lamar、Skrillex、Snoop Doggらのポートレイトをはじめとするクライアントワークのみならず、米ロサンゼルス内の商業施設を記録した作品群でも知られる写真家・Dan Monick(ダン・モニク)が、ソロ・エキシビション「FANTASY HOURS」を東京・幡ヶ谷 gallery communeにて6月10日(金)から29日(水)まで開催。
gallery communeには日本初個展「GOODBYE TO ROMANCE」(2019)以来となる同展では、3つのシリーズ作品「Mesh And Lace」「Tampa Glass」「Mixed Business」を組み合わせて展示。会場内では展示作品に加え、新作マーチャンダイズも販売されます。初日6月10日はMonick自身も参加するオープニング・レセプションを18:00より開催。
Fantasy Hoursは、Mesh And Lace、Tampa Glass、Mixed Businessという3つの作品シリーズを組み合わせたものです。
ロサンゼルスに無秩序に点在する店先、ネオン、コヨーテ、影、夜に現れる静かな光のラインなど、その全てを記録しています。
タブロイド紙に印刷されてボードに貼り付けられた写真は、永続的なものではありません。それらの写真は被写体と品質を共有しています。ロサンゼルスはその非永続性で知られていますが、世界がもの凄いスピードで動いている時代に、私たちは何でも安定したものを保持しようとしています。色褪せとひび割れは、時の試練に耐えてきたことを示しています。写真には人物が写っていませんが、人々のエネルギーを至る所に感じることができます。日常的に店を訪れる人々や、日用品や日々の答えや笑顔を求めて駐車場にやってくる人々のエネルギーは、最も古びた看板にも輝きを与えます。決して消えることのないガスで満たされたネオンは、私たちがまさにいるべき唯一の場所であるかのように手招きしていて、心を落ち着かせてくれます。
人との繋がりを想うこと。努力が報われることへの切望。蛍光灯を漁り集めること。オープンサインが点灯したままになっている明らかに閉鎖されたストリップモールの駐車場での静かな瞬間。何も恐れないコヨーテ。なぜ写真を撮っているのかと尋ねてくるので、看板が好きなのだと言うと笑顔で頷く占い師。ガラス越しの簡単な挨拶。静寂とネオンのパチパチ音。
私にとってFantasy Hoursとは、それら全てを内包した時間なのです。
――Dan Monick
■ ダン・モニク展
ファンタジー アワーズ
Dan Monick Exhibition
“FANTASY HOURS”
2022年6月10日(金)-29日(水)
東京 幡ヶ谷 gallery commune
〒151-0066 東京都渋谷区西原1-18-7
平日 14:00-18:00 | 土日祝 13:00-18:00 | 木曜定休
[Opening Reception]
2022年6月10日(金)
18:00-20:00
Dan Monick在廊
Gallery
gallery commune Official Site | http://www.ccommunee.com/