昨年は『輪るピングドラム』劇場版『RE:cycle of the PENGUINDRUM』(幾原邦彦監督)の主題歌となった楽曲「僕の存在証明」をやくしまるえつこメトロオーケストラ名義で発表して話題となったやくしまるえつこが、ドイツ・ドレスデン「ドイツ衛生博物館(Deutsches Hygiene-Museum)」にて開催されている企画展「VON GENEN UND MENSCHEN (OF GENES AND HUMAN BEINGS)」に2016年発表のバイオアート作品『わたしは人類』を出展。
「私たちは何者なのか、私たちは何者になるのか」との副題が添えられた同展は、遺伝子研究の成果や、それに伴う概念的な認知の変化などを科学 / 文化の両面から捉える試み。“人類滅亡後の音楽”をコンセプトに制作され、シアノバクテリアの塩基配列から制作した楽曲のデータをDNAにコーディングの上で微生物に組み込んだ『わたしは人類』は、2017年の「Ars Electronica」にて“Starts Prize”グランプリを受賞しているほか、コレクションとして収蔵する石川・金沢21世紀美術館をはじめ、世界各国の美術館 / ギャラリーなどに出展されています。「VON GENEN UND MENSCHEN」では、音楽 + 映像 + CD入りシャーレ作品での展示。
■ VON GENEN UND MENSCHEN (OF GENES AND HUMAN BEINGS)
Wer wir sind und werden könnten (Who Are We, and Who Might We Become?)
https://www.dhmd.de/en/exhibitions/von-genen-und-menschen
2023年2月11日(土)-9月10日(日)
ドイツ ドレスデン ドイツ衛生博物館 (Deutsches Hygiene-Museum)
10:00-18:00 | 月休廊
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