昨年はデビュー50周年記念展「細野観光1969-2019」を各地で開催し、今年8月にはライヴ・ドキュメンタリー『SAYONARA AMERICA』(2021)のBru-ray / DVDをリリースした細野晴臣が、10月6日(金)より公開される今泉力哉監督『アンダーカレント』の音楽を担当。その再構築音源を「カクバリズム / medium」が10月4日(水)にリリース。2024年1月にはフィジカル・エディションの発売も予定されています。カヴァー・アートは坂脇 慶によるもの。詳細は後日発表。
国内のみならず海外でも好評を博している豊田徹也の長編コミックが原作の映画『アンダーカレント』は、真木よう子演じる銭湯の女主人・かなえが主人公。夫・悟(永山瑛太)の失踪、銭湯の再開を経て、堀と名乗る人物(井浦 新)との邂逅と共同生活を描く物語となっています。
映画「アンダーカレント」に添えたイメージの数々を再構築しました。映画用には音の断片を極力シンプルに、素っぴんに近い形で作りました。音の世界を完成形にすれば、映画に溶け込む隙がなくなると思ったのです。ですから今回アルバムとしてまとめる際は、音楽の世界を再構築することが必要でした。とはいえ映画のために作った素材以外は使用していません。そして静けさと激しさが同居した映画、「アンダーカレント」のイメージがこの様になりました。
――細野晴臣
■ 2023年10月4日(水)発売
細野晴臣
『アンダーカレント』
KAKU-183
https://kakubarhythm.lnk.to/hosonoharuomi_Undercurrent
[収録曲]
01. Bath&Frog(風呂と蛙)
02. Underwater(水中)
03. Memory(記憶)
04. Lake(湖沼)
05. Undercurrent(底流)
06. Reverberation(余韻)
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