伊賀 航と北山ゆう子とのトリオ編成で制作された目下最新アルバム『しあわせの港』(2019)が好評を博している三輪二郎が、初のベスト・アルバム『エッセンシャルズ・オブ・三輪二郎』(MYRD-149 3,650円 + 税)を7月20日(水)にヴァイナル・オンリーでリリース。発売に先駆けてトレイラーが公開されています。
2008年にあだち麗三郎、轟渚、吉田悠樹(NRQ)とのバンド“三輪二郎といまから山のぼり”として1stアルバム『おはようおやすみ』をリリースした三輪は、2010年に豊田道倫プロデュースの2ndアルバム『レモンサワー』、2014年に沢田穣治プロデュースの『III』、2019年には『しあわせの港』を発表。『エッセンシャルズ・オブ・三輪二郎』には、川本真琴が参加した「家出っ娘」、大森靖子とのデュエット・ソング「ダブル・ファンタジー」など、これまでのアルバム4作からの楽曲に加え、7″ヴァイナルに収録された「すけろくさん German Suplex Mix」(2014)、配信ヴァージョンの「ひなたぼっこ」(2018)、新録「出不精のバラッド」も収録されています。
ダブルファンタジーが収録され嬉しいです。人の数だけファンタジーがあるものね、三輪さんは妖精さんのようだけれど。それが交差したり片足つっこんだり、ただ眺めたり、わかちあえなかったり、擦ったり馴染んだり、その瞬間の表現を、一緒に歌えたこと、とても楽しかったです。また一緒に歌ってください♡
――超歌手 大森靖子
思い出話になっちゃうけど、初めて三輪二郎と会ったのがどこかの河川敷でのBBQパーティーみたいなやつで、お互いライブもやったんですよ。それでceroの出番の時、風が強くて、正直ライブどころじゃなかったんだけど、三輪ちゃんがスッと、風上に立って、さり気なく風を遮ろうとしてくれたんだよね。すごい優しいし、カッコつけてるし、実際カッコいい人だなと思った。今、自分を取り囲んでいる仕事やら子育てやら社会状況やらが一段落したら、どこかのライブハウスで酒を片手に三輪二郎の歌で涙したい。それで隣りにいる人と「沁みるな…」とか言い合いたい。そんなふうに、今後の人生にも三輪二郎がどこかにいてくれないと困る。そう思ってる人は、俺以外にもたくさんいるはず。そういう未来のために、俺はいつでも風上に立つ準備ができてるぜ!!
――髙城晶平(cero)
春という季節だけは、「ニュアンス」でできている。三輪さんから電話がきて、その日から暖かくなった。三輪さん、春みたい。そろそろですね。
――折坂悠太
三輪さんの音楽からは街や人や生活の匂いが漂ってきて、その匂いにドキドキしながら安心します。心の奥底に隠していた寂しさが見透かされたように湧き上がるけれど、その寂しさを丸っと抱き締めてくれるような温かみがある、そんなところがたまらなく好きです。ベスト盤の発売、ひとりのファンとしてとっても嬉しいです。
――後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
■ 2022年7月20日(水)発売
三輪二郎
『エッセンシャルズ・オブ・三輪二郎』
vinyl MYRD-149 3,650円 + 税
[Side A]
01. おもいで
02. 野毛の唄
03. バージンギター
04. ダブル・ファンタジー
05. ひなたぼっこ
06. すけろくさん German Suplex Mix
[Side B]
01. 休日の朝
02. 家出っ娘
03. ソルティードッグ・ブルース
04. シーサイド・ライン
05. 出不精のバラッド
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