2021年に余命百年のやまのはを中心に結成され、昨年は自主レーベル「mimikaki DISK」より発表した初のフル・アルバム『FuU』が話題作となったKiQが、同作のカヴァー・アートを手がけた本 秀康が主宰する「雷音レコード」から新作『Boys』(RHION-33 1,600円 + 税)を7"ヴァイナル・フォーマットで7月5日(水)にリリース。
タイトル・トラック「Boys」とカップリング曲「Ghost」は、鳥皮ささみ監督の映画『よっす、おまたせ、じゃあまたね。』の挿入歌および主題歌。KiQが劇伴を担当した同映画は、6月16日(金)より東京・渋谷 CINE QUINTOほかにて順次公開。オリジナル・サウンドトラックの配信も開始されています。
昨年発表されたKiQの1stアルバム『FuU』は、サイケデリック / アシッド・ロックの名盤誕生!と大きな話題となりました。僕もその内容に感銘を受け、ジャケット・イラストを引き受けたほど大好きなアルバムなのですが、実は僕はその方面のロックにあまりに詳しくなく、『FuU』の素晴らしさを声高に発信できないもどかしさがありました。ところが、最近のKiQのライヴを見ると、『FuU』の頃よりドライブ感が大幅に増して、KiQの音楽性が僕が普段聴いてるロックに接近していると感じていたのです。
そんな中、映画『よっす、おまたせ、じゃあまたね。』を試写で観て、劇中で流れた「Boys」と「Ghost」にド肝を抜かれました。やっぱり!KiQがバッド・フィンガーみたいな、僕が推薦すべきバンドに変貌している!
試写会のあと、猪股監督からこの2曲を雷音レコードからリリースできないかと持ちかけられましたが、監督に言われるまでもなく、映画で「Boys」がかかった瞬間、僕は7inch化することを決めていたのでした!
インディーファンの皆さんにも、オールド・ロックが好きな洋楽マニアの方にも、今のKiQをお勧めします。是非7inchで聴いてほしいです!
――本 秀康 (雷音レコード)
■ 2023年7月5日(水)発売
KiQ
『Boys』
7" Vinyl RHION-33 1,600円 + 税
[Side A]
01. Boys
[Side B]
01. Ghost
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