小野寺 南が個展「窓辺 A Window to Anywhere」を東京・ギャラリーHANA下北沢で開催 会期中は今成哲夫のライヴも


 写真家・小野寺 南がソロ・エキシビション「窓辺 A Window to Anywhere」を東京・GALLERY HANA下北沢で2月18日(木)から23日(火・祝)まで開催。

 1983年に岩手・花巻で生まれ、18歳から東京にて写真撮影を開始した小野寺は、今年から拠点を花巻に移して活動中。2013年の「前期」(神奈川・黄金町 mujikobo)以来の個展となる同展は、編集者の大沢 景が企画。バライタ紙にプリントした銀塩写真の新作25点を展示販売します。写真とともに作家のテキストを組み合わせ、「窓辺」というテーマを拡張するストーリー性のある展観を予定しているとのこと。

 なお2月21日(日)には、風の又サニーやアナップルでの活動も知られるシンガー・ソングライター、今成哲夫によるライヴ「外から」が会場内で開催されます。

私はこの作品の中で、「窓の外を見るということ」について考えています。
私たちは、それぞれになじみの窓をもち、なじみの風景を見ています。
私は、私以外の人々が、そこに何をみているのかを知りたいと思っています。彼らがその生活の隙間に、ふと中空に視線を止めたり、窓の外を眺めやるときのことを想います。
私たちは、何かと何かが隔てられてはじめてものを考える。窓というのは、過去と現在、あなたと私、内と外、そんな隔たりをつなぐ通路でもある。
写真というイメージそれ自体も、私たちが持つたくさんの窓の一つ。だから写真家は、“窓”を撮るのではなく、“窓辺”に佇まなければいけない。
私が目指したのは、私とあなたが同じ一つの地点に立ち、景色を眺めるような行為です。

――小野寺 南

小野寺 南 個展
窓辺 A Window to Anywhere

2021年2月18日(木)-23日(火・祝)
東京 GALLERY HANA下北沢
11:30-19:00 | ※ 最終日は18:00まで

Gallery

小野寺 南 Official Site | https://onoderaminami.pb.online/