Photo ©塩田正幸
Ana Da Silva(THE RAINCOATS)との『Island』(Newhere Music | Shouting Out Loud!, 2018)、Oren Ambarchi、Jim O’Rourkeとの『Patience Soup』(Black Truffle, 2019)に続き、今年は6月に単独作『Can You Keep It Down, Please?』(TakuRoku)を発表しているPhewが、2018年のBlack Lodge作品からスタートした「Warp Records」の新サブ・レーベル「Disciples」よりニュー・アルバム『Vertigo KO』をリリース。9月4日(金)に国内盤CD(BRC-654 2,500円 + 税)も発売されます。
2017年にオウンド・レーベル「Bereket」から発表した『Voice Hardcore』および同年に「Mesh-Key」からリリースされた『Voice Hardcore』と同時期の録音と、新録音の2曲をコンパイルした全7曲。日本のみで発売されるCDエディションは、2016年に『Jamming』のタイトルでBereketからリリースされ、今年5月にDisciplesから発売されたカセットテープ・エディションが即完売となった『Vertical Jamming』との2CD。『Vertical Jamming』は、CD-R『01』にも収められていた楽曲「Drone」も加えたDisciplesデジタル・エディションのCD化です。カヴァーおよびブックレットの写真は、SONIC YOUTHとのコラボレーションやECD、ENERGISH GOLF、NRQ、折坂悠太らの撮影でも知られる写真家・塩田正幸によるもの。レイアウトは「Livity Sound」や「Tectonic」などのアートワークも担う英ブリストルの「Tape-Echo」が担当。発売に先駆け、『A New World』のタイトル・トラックMVも手がけた映像作家・青木理紗が制作したアルバムのトレーラーにあたる短編映画が公開されています。
なお10月21日(水)には、1stアルバム『Phew』(Pass Records, 1981)のヴァイナル・リイシューも決定しています。
このアルバムは、2017年から2019年、10年代の終わり、この閉塞的な期間に制作された音のスケッチです。
言い換えるなら、幻想に浸るでもなく、音楽へ逃避するでもなく、また世界観を提示するものでもなく、
2010年代後半のある個人のドキュメンタリーミュージックです。
このアルバムの隠されたメッセージは、「なんてひどい世界、でも生き残ろう」です。
――Phew
■ 2020年9月4日(金)発売
Phew
『Vertigo KO』
国内盤2CD BRC-654 2,500円 + 税
[CD1 Vertigo KO]
01. The Very Ears Of Morning
02. The Void
03. Let’s Dance Let’s Go
04. The Very Ears Of Dusk
05. All That Vertigo
06. Midnight Awakening
07. Hearts And Flowers
[CD2 Vertical Jamming]
01. Cheers
02. Encore
03. Drone
[disk union限定Tシャツバンドル]
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