昨年はC.O.S.A.のプロデュースやYUKSTA-ILLのリミックス、Free Babyroniaとのコラボレート作品『GOOPY DRY REMIXES』(AUN Mute)、東京・小岩 BUSHBASH主宰レーベルからのミックス作品『Pure Daaag』などが好評を博したRamzaが、新作『Whispering Jewels – ひび割れの鼓動』をリリース。デジタルおよびヴァイナル2LP(DDJB-91224 4,300円 + 税)の2フォーマットで9月16日(金)に発売されます。
同作は、平原慎太郎主宰ダンス・カンパニー「OrganWorks」が、昨年12月の初演(神奈川・横浜 KAAT 神奈川芸術劇場)から今年3月の千秋楽(東京・三軒茶屋 シアタートラム)にかけて上演したコンテンポラリー・ダンス作品「ひび割れの鼓動 hidden world code」の舞台音楽として制作されたもの。古代ギリシア劇における合唱(χορός コロス)をテーマに6章で構成された公演に合わせ、Ramzaは各章単位で楽曲を創作しています。写真家・加藤 甫よる写真をフィーチャーしたカヴァー・アートは、コラージュ作家としても知られるRamza自身がデザインを手がけています。
この作品は“柔順”で落ち着きがある様に感じている。
超越的な実験性や過剰な電子制御とは無縁で、閉鎖的だが豊かに自立した発狂というべきか、
主観的に見れば「鬱屈な日々の作曲」から副次的に作り出されたカタルシスなのかもしれない。
それは、散歩をしてみたり、本を読んでみたり、サウナに行ったり食事を変えても決して
晴れなかった“何か”、生きるという設問の中で絶望的に突きつけられる“何か”に対し“柔順”であるという事に追従する。
つまりこの作品は「求めている理想の”何か”は”この世”ではもう手に入らないという
途方も無い事実の上でダンサーが典雅に舞う。」という舞台上の“瞬間”を惜しげもなく“永遠”に接続した我々の”柔順”なる儀だ。
この運動は科学では解明されない領域であるから、神が宿っているという言い方が出来る。
総じて、Whipering Jewels – ひび割れの鼓動をVinylカットするというプロセスは極めて”柔順”に
神秘的に行われたのだと感じている。全てに感謝申し上げる。
そしてこの喜びに対し、僕は今静かに発狂している。
――Ramza
この作品は“柔順”で落ち着きがある様に感じている。
超越的な実験性や過剰な電子制御とは無縁で、閉鎖的だが豊かに自立した発狂というべきか、
主観的に見れば「鬱屈な日々の作曲」から副次的に作り出されたカタルシスなのかもしれない。
それは、散歩をしてみたり、本を読んでみたり、サウナに行ったり食事を変えても決して
晴れなかった“何か”、生きるという設問の中で絶望的に突きつけられる“何か”に対し“柔順”であるという事に追従する。
つまりこの作品は「求めている理想の”何か”は”この世”ではもう手に入らないという
途方も無い事実の上でダンサーが典雅に舞う。」という舞台上の“瞬間”を惜しげもなく“永遠”に接続した我々の”柔順”なる儀だ。
この運動は科学では解明されない領域であるから、神が宿っているという言い方が出来る。
総じて、Whipering Jewels – ひび割れの鼓動をVinylカットするというプロセスは極めて”柔順”に
神秘的に行われたのだと感じている。全てに感謝申し上げる。
そしてこの喜びに対し、僕は今静かに発狂している。
――平原慎太郎 (ダンサー | 振付演出家 | OrganWorks主宰)
■ 2022年9月16日(金)発売
Ramza
『Whispering Jewels – ひび割れの鼓動』
Vinyl 2LP DDJB-91224 4,300円 + 税
[Side A]
01. Nostalgia
[Side B]
01. Ballad
02. Talk show
[Side C]
01. immortal
[Side D]
01. Concrete
02. Dithurambos
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