文・撮影 | SAI
みなさんお元気でしょうか。だんだんとコロナ禍前のようにお店に行けるようになったり、イベントが延期や中止にならずに開催できるようになっていますね。さて、今回は逗子のミニシアター「CINEMA AMIGO(シネマアミーゴ)」について。
5月下旬、ずっと行きたかったCINEMA AMIGOに行ってきました。平日に逗子に向かうというのが、なんだか贅沢な旅行気分でワクワク。仕事に行きたくないときとか、学校に行きたくないとき、海に行ってしまおうかと思ったことはありませんか?そういう、日常からエスケープしてのんびりしたかったあの瞬間の気持ちが叶った日でもあった気がしました。逗子駅に到着してから15分ほど歩きます。思っていたよりも海に近い場所で、ミニシアターに辿りつくまでに素敵なカフェをいくつか発見。
そして到着。
木漏れ日が綺麗で、入る前から素敵な気分になります。入り口は少しレトロな雰囲気。
今回、『花と雨』(2020, 土屋貴史監督)でも主演を務めていた笠松 将さんが主演する映画『リング・ワンダリング』(2022, 金子雅和監督)を観てきました。
事前に予約をするときに残りの空席がわかるので、もしかして私だけかな?と思っていたのですが、やはりこの映画の回は私ひとり。平日の昼間に都心から離れた場所で映画を観る人って、たしかにそんなにいないよなあ、と思ったり。そんなわけで贅沢な貸切状態で映画を鑑賞できました。
店内は、藤沢の鵠沼海岸にある「シネコヤ」というミニシアターに少し似た雰囲気。両隣ぎゅうぎゅうになった席で映画を観るのが少し苦手なので、リラックスできる空間を確保できるような座席配置なのも良かった。お隣の「AMIGO MARKET」というデリでサンドイッチなどを買って、劇場内で食べることもできるそうです。次回はゆっくりめに到着して、のんびり食べながら観たいなあ。
映画を観終わった後は、お隣のAMIGO MARKETに。
笑顔いっぱいのフレンドリーな店員さんで、「こんなにゆったりと時間が流れて、店員さんも楽しそうに働いているカフェって、東京にはめったにないよなあ……。営業時間が11時から16時というのも、もし自分が働く立場だったらちょうど良い時間だな~」とか思いながらサンドイッチをいただいていました。海沿いという立地もあり、店員さんやお客さんの肌がほんのり小麦色というのも良かったです。
こういう隠れ家的なお店は、本音を言うとあまり知られてほしくないのですが(笑)、お店が長く続いてほしいという気持ちもあり、今回記事を書いてみました。みなさんぜひ行ってみてくださいね。
そして最後に。“逗子”と“映画”といえば「逗子映画祭」ですが、今年は3年ぶりに開催されていたようですね。行きたかったなあ。去年は、コロナウイルスの影響で映画館が閉業しがちだったので、なかなか足を運ぶことができなかったのですが、いろいろなところに行けるようになって嬉しいです。
〒249-0007 神奈川県逗子市新宿1-5-14
9:45-
※ 営業時間は変更となる場合があります。
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現在東京を拠点に活動するヴォーカリスト / リリシスト / ライター。
2015年にバンドMs.Machineを東京にて結成。近年では坂本龍一 / 後藤正文主催イベント「D2021」に出演。また、アメリカのメディア・コレクティヴ「8ball」やシンガポール拠点のCNA制作番組「Deciphering Japan」が日本の女性にフォーカスした回に出演するなど、ワールドワイドに活動している。2020年末にUMMMI.監督のMV『Girls don’t cry, too』、2021年には待望の1stアルバム『Ms.Machine』を発表し、「FUJI ROCK FESTIVAL ’21」“ROOKIE-A GO-GO”に選出される。
ソロでの音楽活動は2019年夏にスタート。『音楽と人』誌への掲載や、InterFMのラジオ番組「sensor」への出演など、大きな話題となっている。2021年はシングル『記憶喪失』『Sonatine』や、ex-TAWINGSのヴォーカリスト・KANAEとの楽曲『Myway Highway』をリリース。9月には、野中モモ、奥浜レイラとの“私たちのシスターフッドミュージック”についての鼎談記事が『Numéro TOKYO』に掲載された。
また、音楽活動以外にライター/インタビュアーとしての側面も持つ。ウェブマガジン「AVE | CORNER PRINTING」では音楽や映画などについての記事を連載しており、これまでにICEAGE、野中モモ、Elle Teresa、そしてSAIが特に関心を寄せるスウェーデンの男女平等社会について友人のVeraとNellaにインタビューした記事もある。