前畑裕司がソロ・エキシビション「practice」を東京・神宮前 ニュースペース パにて開催

　9月に個展「富士の美 II」を愛知・名古屋 gallery Nにて開催した美術家・前畑裕司が、自身が運営に携わる東京・神宮前 ニュースペース パにてソロ・エキシビション「practice」を12月16日（土）から24日（日）まで開催。

　同展では、愛知県立芸術大学の大学院修士課程日本画領域を修了している前畑が、“リサイクルショップで購入した描き手不明の土産物絵画を手本 / オリジナルとして習作（practice）”するという試みで制作した作品を展示販売。会期初日の16日には、前畑と共にニュースペース パを運営する長瀬敦嗣（ペインター）を迎え、作品制作やニュースペース パの運営などについて語り合うトーク・ショーも実施されます。

“practice”は、リサイクルショップで購入したどこの誰が描いたとも知れない土産物絵画を手本・オリジナルとしてひたすら習作（practice）を制作し続ける、というものです。
オリジナルの絵画はおそらく労働者によって大量に生産された中の一枚であり、それをもとに作られた習作はいわばコピーのコピーなのではないか。オリジナル不在の絵画は絵画ではないのか。何を持って絵画なのだろうか。
という事を考えながら使わない部位を鍛える意味のない筋トレのように日々習作を増殖させ続けています。
ニュースペース パの空間にインストールされた行為の集積を見て、絵画とは何なのかとしばし思考していただければ幸いです。
――前畑裕司

■ 前畑裕司
practice]

2023年12月16日（土）-24日（日）
東京 神宮前 ニュースペース パ
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-20-9 ホワイトビル1F
13:00-20:00 (最終日 -17:00) | 12月19日（火）, 20日（水）休廊

［トーク・イベント］
2023年12月16日（土）18:00-
出演: 前畑裕司（美術家 / ニュースペース パ） / 長瀬敦嗣（ペインター / ニュースペース パ）
1ドリンクオーダー要 + 投げ銭
※ 予約不要。定員を超える場合、入場をお断りするまたはお待ちいただく可能性があります。予めご了承ください。
pa.newspace@gmail.com