画集『楽園』(青林工藝舎)の刊行を9月に控える画家・森口裕二が、ソロ・エキシビション「轟のハミング」を9月14日(土)から29日(日)まで東京・新御徒町 mograg galleryにて開催。
同展には、葛飾北斎作とされる春画にインスパイアされた作品をはじめとする新作を出展。旧作の複製原画や、新作に合わせたマーチャンダイズの販売も予定されています。会期初日の9月14日(土)にはオープニング・パーティを実施。
少年の頃、実家の薄暗い納屋の中に古びた長持があり、その中には古い教科書や、父のリーダーズダイジェストなどが無造作に重ねられていた。
かび臭い一冊の雑誌のページをめくった時、私の血管が一気に膨張したのを感じた。
女体に大蛸、小蛸が絡みつき、何やら女がその蛸をもてあそんでいる様にも見えるその枕絵の印刷は、葛飾北斎のあまりにも有名なあの春画である。
少年の心情に絡みついたそのトラウマは、今もしばしば私の内から這い出し、筆を取らせるのである……
――森口裕二
2024年9月14日(土)-9月29日(日)
東京 新御徒町 mograg gallery
〒111-0041 東京都台東区元浅草1-5-1
13:00-20:00 | 月定休
[オープニング・パーティ]
2024年9月14日(土)
18:00-21:00
Gallery
森口裕二 Instagram | https://www.instagram.com/yuji_moriguchi/