柴崎祐二が書籍『シティポップとは何か』を刊行 加藤 賢、岸野雄一、Moritz Sommetが寄稿、長谷川陽平インタビューも


 単著『ミュージック・ゴーズ・オン~最新音楽生活考』(ミュージック・マガジン | 2021)や編共著『オブスキュア・シティポップ・ディスクガイド』(DU BOOKS | 2020年)などで知られる音楽ディレクター / 評論家・柴崎祐二が、書籍『シティポップとは何か』(河出書房新社)を4月21日(木)に刊行。

 柴崎が編著を担当する同書では、国内のみならず海外においてもムーヴメントとなって久しい“シティポップ”にフォーカスし、その起源からリヴァイヴァル勃興、グローバル化までの過程、現在の状況などを多角的に解析。ポピュラー・ミュージックおよび都市論の研究で知られる加藤 賢、“勉強家(スタディスト)”岸野雄一、日本学研究者モーリッツ・ソメ(Moritz Sommet)による論考、韓国を拠点に活動し、『大韓ロック探訪記』(DU BOOKS | 2014年)の著者でもある長谷川陽平が韓国シティポップ事情を語るインタビューも掲載されています。カヴァー・アートはぬQ、装丁は森 敬太(トーべヤンソン・ニューヨーク)によるもの。

柴崎祐二編著『シティポップとは何か』■ 2022年4月21日(金)発売
柴崎祐二 編著
『シティポップとは何か』

著者 | 岸野雄一, モーリッツ・ソメ, 加藤 賢, 長谷川陽平
河出書房新社 | 四六判 | 344ページ | 並製 | 税込2,695円
ISBN 978-4-309-29160-4

https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309291604/

[内容]
第1章 シティポップ概説
1-1 シティポップのあらまし
1-2 シティポップの黄金時代:1980年代
1-3 シティポップの衰退と展開

第2章 シティポップという「物語」
2-1 編纂されるシティポップのルーツ
2-2 シティポップにおけるはっぴいえんどの重力圏
2-3 シティポップ(ス)と「脱政治」のポリティクス
補論1 はっぴいえんどのシティポップへの影響を風景論を通して考える(岸野雄一)

第3章 シティポップの再興
3-1 国内におけるシティポップス再評価への道程
3-2 ネオシティポップとは何か

第4章 グローバル化するシティポップ
4-1 海外からの発見
4-2 アジアとシティポップ
補論2 〈再発見〉はどこから来たか?: 海外シティポップ・ファンダムのルーツと現在地(モーリッツ・ソメ + 加藤 賢)
補論3 [インタビュー]韓国のシティポップブーム解説――長谷川陽平(聞き手: 柴崎祐二)

第5章 シティポップの行方
5-1 シティポップブームはどこに向かうのか
5-2 シティポップの可能性

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柴崎祐二 Twitter | https://twitter.com/shibasakiyuji/