折坂悠太が初のソロ・エキシビション「薮IN」を東京・渋谷 PARCO MUSEUM TOKYOで開催 初の著書『薮IN』を先行販売


 昨年10月に3rdアルバム『心理』を発表したシンガー・ソングライター折坂悠太が、初のソロ・エキシビション「薮IN(やぶいん)」を5月13日(金)から30日(月)まで東京・渋谷 PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F)にて開催。

 時間の経過とともに展示内容が変化する同展には、“薮”をテーマに「360 Reality Audio」による立体音響 / 映像作品や、インスタレーションなどを出展。折坂によるパフォーマンスも予定されています。会場では、“展覧会記念商品”としてTシャツと湯呑みを販売。

 なお折坂は、初の著書『薮IN』を6月1日(水)に「REPOR / TAGE」より刊行。同展のアイディアとなった短編小説『薮IN』をはじめ、エッセイ、論考などが掲載され、ゲスト作家として塩田正幸(写真家)、坂口恭平(建築家 / 作家 / 音楽家 / 画家)、イ・ラン(音楽家 / 作家 / イラストレーター)も参加。会場での先行販売が予定されています。

そのものらしさでなく、そのもの自体を見てみたかったんです。
薮の中へ投げ入れて、この身体も押入れて。出会い直そうとしたんです。
するとどうでしょう。どうしても見たくない、自覚したくないものまで確認でき、ひどい口内炎ができました。甘かったと思いました。
皆さんをそこへ連れて行ってどうなるか。何があるのか、何もないのか、わからないんです。
いろんな人の顔を想像しています。穏やかな顔ばかりではありません。
進もうとすることと、逃げようとすることは、とてもよく似ているんですから。
ただ私は、薮に入って、そこに居てみます。人生に必要な過程だと思ってしまったからです。そういう勘はあります。
ここへ来るまでの、たくさんの力添えに感謝します。
よければこの薮に、分け入ってみてください。

――折坂悠太

折坂悠太展「薮IN」 折坂悠太展
薮IN

2022年5月13日(金)-30日(月)
東京 渋谷 PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F)

11:00-20:00 | 入場料 一般 税込800円(小学生以下無料)
※ 入場は閉場の30分前まで
※ 最終日18時閉場
※ 営業日時は感染症拡大防止の観点から変更となる場合がございます

主催: PARCO
企画制作: PARCO / 高宮 啓(Moder−n)
技術協力: ソニー株式会社 / 山麓丸スタジオ
会場構成: HYOTA
宣伝デザイン: 鈴木 聖

折坂悠太『薮IN』■ 2022年6月1日(水)発売
折坂悠太
『薮IN』

REPOR / TAGE | 110 × 160mm | 並製 | 200ページ | 税込2,500円
※ 展覧会場内ショップにて書籍の先行販売
※ 数量限定でサイン本をご用意

[内容]
短編小説『薮IN』 / エッセイ / 論考 / 対話 ほか
ゲスト作家: 塩田正幸 / 坂口恭平 / イ・ラン

[短編小説『薮IN』あらすじ]
叔母の火葬のため郊外の駅で待ち合わせた姉と弟(主人公)。 弟が遅れ、バスが行ってしまったため、起伏の多い田舎道をふたりで歩いて向かうことになる。
主人公には子供が生まれたばかりで、姉から祝いの言葉をもらいつつ、お互いの近況、生活の様子などを話しながら歩いていくが、 次第に姉弟は育ってきた家族感に対して何か感覚のずれがある事が段々と分かっていく。そんな中、火葬場へ向かう姉弟の前に突如あるものが現れて……。

Gallery

折坂悠太 Official site | https://orisakayuta.jp/