北海道・斜里町のアート・フェスティヴァル「葦の芸術原野祭 ASHIGEI 2023」開催 バストリオ、松本一哉らの公演も


 北海道は知床半島の付け根に位置する斜里町にて2021年よりスタートし、今年で3年目を迎えるアート・フェスティヴァル「葦の芸術原野祭」が、斜里町旧役場庁舎(旧図書館)をメイン会場に8月4日(金)から19日(土)まで開催されます。

 斜里町内外の有志によって運営される同芸術祭は、地域の人々の暮らしや歴史を踏まえ、環境とシームレスに参加型プロジェクト、パフォーミングアーツ、エキシビションを展開する企画。作品展示(Airda / あかしのぶこ / 岩村朋佳 / 川村喜一 / 川村芽惟 / 黒木麻衣 / 小林大祐 / 佐々木恒雄 / 船木大資 / 真青果てな / 山田涼子 ほか)や、バストリオ、松本一哉らの公演に加え、多彩なワークショップや斜里町ならではのフード / ドリンク出店なども予定されています。

ステイトメント
2023年8月4日より、斜里町内外の有志表現者による『葦の芸術原野祭』を開催いたします。
昨年に続き3度目の開催となる「あしげい」は、オホーツク海にそびえる知床半島の麓、斜里町旧役場庁舎(旧図書館)を舞台とし、地域の人と記憶が行き交う「参加型プロジェクト」、音と身体表現による「パフォーマンス」、多領域の表現者からなる「作品展示」を一体的に展開することで、地域文化の再発見と新たな価値の創出を目指すアートプロジェクトです。
世界自然遺産として知られる知床半島には、かつてより人々の暮らしがあり、海洋漁猟を生業としたオホーツク文化、アイヌの文化、開拓の歴史など、厳しくも雄大な風土のなかで培われた文化的価値が根付いています。一つの歴史観では捉えることのできないこの文化的地層は、語られてきたもの、あるいは語られなかったもの、失われゆくものを含みながら、今日を生きる私たちの地平に種々の芽吹きを与えています。「葦の芸術原野祭」は、現前する風景と当たり前の日常、その風土に敬意を持ち、耳をすませることから始まる地続きの運動(ムーブメント)です。
芸術祭のタイトルは、斜里(シャリ)=アイヌ語で「葦の原」に由来し、多義的な意味合いを持つ「葦」の原を逍遥しながら、アートという「想像力の原野」を育んでいくことを企図して名付けられています。

葦の芸術原野祭葦の芸術原野祭 ASHIGEI 2023

2023年8月4日(金)-19日(土)
本会場 | 北海道 斜里町旧役場庁舎 (旧図書館)
〒099-4113 北海道斜里郡斜里町本町42−1
遠隔会場 | 北海道 斜里町 川村邸~北暦の原野
〒099-4141 北海道斜里郡斜里町豊倉86−40
サテライト会場 | 北海道 斜里町 ヒミツキチこひつじ
〒099-4113 北海道斜里郡斜里町本町32-7
10:00-17:00 | 月火休館
入場無料 | ※ 公演等の一部イベントは有料

展示
作品展示 (Airda / あかしのぶこ / 岩村朋佳 / 川村喜一 / 川村芽惟 / 黒木麻衣 / 小林大祐 / 佐々木恒雄 / 船木大資 / 真青果てな / 山田涼子 ほか) / 知床博物館移動展示

公演
あしげい新作公演『葦の波part2』 / バストリオ『セザンヌの斜里岳』 / 松本一哉『独白と番』 / バストリオ + 松本一哉『黒と白と幽霊たち』

その他イベント
あしのげいじゅつ前野祭! / あしげいラジオ / おはなししゃぼん玉の紙芝居・あかしのぶこの紙芝居 / 物見台特別公開 / たったひとつのしれとこ絵本ワークショップ

飲食
あしげいコーヒースタンド / メーメーベーカリー / おにぎり屋梅とら / 桂のパン-Kei no Pan- / イッケンヤカレーコミン / 町内農家によるでんぷん団子出店

主催: 葦の芸術原野祭実行委員会
助成: 公益財団法人福武財団
協力: 斜里町立知床博物館
後援: 斜里町芸術文化事業協会 (斜里げいぶん支援事業) / 斜里町としょかん友の会

Gallery

葦の芸術原野祭 ASHIGEI 2023 Official Site | https://ashigei-artfes.studio.site/