川添 彩監督の短編『とてつもなく大きな』が「カンヌ国際映画祭」批評家週間短編部門出品に伴いオンライン上映


©東京藝術大学大学院映像研究科

 これまでに第58回「オーバーハウゼン国際短編映画祭」“インターナショナル部門”入選の『ぞうが死んだ』(2012)や、「イメージフォーラム・フェスティバル2012」“ジャパン・トゥモロウ部門”にて大賞を受賞した『きりはじめて、はなをむすぶ。』(2012)などの短編を発表している映画作家・川添 彩が、2020制作の新作短編『とてつもなく大きな』を発表。同作は第73回「カンヌ国際映画祭」“批評家週間短編部門”への出品に伴い、10月22日(木)から25日(日)までの4日間(GMT + 2)に亘ってオンライン・プラットフォーム「Festival Scope」での上映が決定しています。日本での鑑賞も可能。

 上映は、SARS-CoV-2感染拡大を受けて通常の開催を断念した「カンヌ国際映画祭」が、コンペティションに代替して実施するもの。ギャスパー・ノエ、フランソワ・オゾンらが輩出している“批評家週間”に選出された『とてつもなく大きな』は、オンラインに先駆け、フランス・パリ「Cinémathèque Française」でも上映されています。

川添 彩『とてつもなく大きな』 | ©️東京藝術大学大学院映像研究科川添 彩監督
『とてつもなく大きな』

Festival Scope
2020年10月22日(木)-25日(日)
GMT + 2
https://www.festivalscope.com/page/la-semaine-de-la-critique/

[あらすじ]
エイコは度々、子どもの頃に出会った音を思い出す。大きなその音に包まれゆく場所で、その音を聴いた同じ年頃の少年は駆け出し、その音を聴いたエイコはブランコから落ちる。繰り返し思い出されるイメージは、記憶か夢かあるいは現在、もしくは他者の。音は膨張し、少年は成長している。あれはすごく大きい何か、すごく大きい何かの呼吸。

立脇実季 / 佐々木詩音 / 佐々木綾子 / 鈴木余位 / 横山伊吹 / 鈴木啓斗

監督: 川添 彩
脚本: 鈴木史子
プロデューサー: 山﨑公太
撮影照明: ムカダス・ムキタル
録音: 馬 明泓
美術: 趙 芮瑶
編集: 董 敬
音楽: 林 暢彦
詩: 成清祐太
助監督: 羽蚋拓未 / 広田智大
制作担当: 方 翎 / 崔 凱晨

製作: 東京藝術大学大学院映像研究科
2020年 | 日本 | 16mm | カラー | 11分 | 英題 Humongous!
©東京藝術大学大学院映像研究科

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川添 彩 Twitter | https://twitter.com/ayaeoz