pirkatane主催「沈黙のことば」京都・両足院にて開催 千葉広樹、ハラナツコ、国本真治、LUCA、大石 始、山内弘太らが出演


 田原菜美が主宰するニット・ブランド「pirkatane(ピリカータネ)」が、演奏とトークによるイベント「沈黙のことば」を京都・両足院にて10月4日(火)に開催。

 「pirkatane」が2022 / 23新作ニットコレクションでの衣装 / 空間演出を手がける「沈黙のことば」は、16:00開演と19:00開演の昼夜2公演。各回前半は千葉広樹(b)、ハラナツコ(sax)、LUCA (vo | 清水るか)、山内弘太(g)が出演。Sanga Incenseによる屋久杉の香と、映像作家・平木希奈の8mmフィルム / デジタル・フィルムの映像に合わせ、一時期は伝承が途絶えつつあった屋久島の民謡「まつばんだ」を演奏します。後半はトーク・セッション。鹿児島・屋久島で唯一の出版社「Kilty BOOKS」の代表・国本真治と、「Kilty BOOKS」から2022年末に新刊『南洋のソングライン 幻の屋久島古謡を追って』を刊行予定の文筆家・大石 始が、「沈黙のことば」「まつばんだ」をテーマに対談予定。

この公演が約2年ぶりとなるpirkataneの新作発表の場になります。
(2023年春に同アイテムの展示会も開催予定)。
生活意識や行動が激変した今、これから自分が何を考え、どういうかたちで人との関わりを持つのか、改めて思ったことを形にした公演です。
『沈黙のことば』は”声を持たぬものへ祈るひと時”を共有するための時間です。
“声を持たぬもの”とは何なのか、それは私たちの身の回りにある全ての営みを指していて、一人一人違うものを連想するはずです。
たとえばこの服は誰が作り、どういう経緯でここまで来たのか。
あの木や川はいつからここにあるのだろうか。
ふと立ち止まり、自分の周りのものに目を向けた時、想像以上に誰かの思いや歴史が詰まっていることに気付きます。
この語られることのない思いや歴史=『ことば』に気づいた時、これらは初めて語りかけてきます。
もしかしたらすでに失ったものが大切だったことに気づくかもしれません。
日常を当たり前のものとして消費していくことと、この小さな声に気づき意思を持って選んだものに囲まれて生活することは、今は何も変わらなくとも必ず違う道を進んでいくと思います。
それはより豊かで愛のある、個人的な思いを尊重した世界だと想像します。
これは私自身のごく個人的な思いや歴史が発端になった企画ですが、この思いに賛同し参加してくださった方々(演者さん、スタッフさんも)にもそれぞれの『ことば』があります。
ジャンルの違う人々が集い、一つの『ことば』を創造することは興味深い出来事の連続で、これまでほとんど一人で作業をしてきた私には新鮮な経験ばかりでした。
この企画が、私たち、そしてあなただけが持つ『ことば』に気づき祈る、そしてまた新しい『ことば』を創造していく、そんな素晴らしい連鎖のきっかけになればと願います。
当日会場でお待ちしております。

――pirkatane 田原菜美

『沈黙のことば』沈黙のことば directed by pirkatane
https://chinmokunokotoba.com/

2022年10月4日(火)
京都 両足院
1st 開場 15:00 / 開演 16:00 / 終演 17:30(予定)
2nd 開場 18:30 / 開演 19:30 / 終演 21:00(予定)

前売 5,000円 / 当日 5,500円(税込 / 全席自由 / 第1部、第2部 入替制)
https://t.livepocket.jp/e/chinmoku_no_kotoba

音楽
LUCA / 山内弘太 / 千葉広樹 / ハラナツコ

対談
国本真治 / 大石 始 / 田原菜美(pirkatane)

香: Sanga Incense
映像: 平木希奈
衣装・演出: pirkatane
録音: 東 岳志
照明: 佐藤 円
文: へメンディンガー綾

企画: pirkatane
主催: フエトミュージック
協力: 両足院 / 鷹取 愛(山ト波)

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