山中透 + 故・古橋悌二による初期DUMB TYPE音楽作品のヴァイナル・リイシューに向けたクラウドファンディング・プロジェクトがスタート　大阪でのメモラビリア展も開催 | AVE

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04/16/2024
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　昨年は東京・京橋公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館でのエキシビション「ダムタイプ｜2022: remap」展の開催や、東京・初台 NTTインターコミュニケーション・センター（ICC）でのコンサート「DUMB TYPE | AUDIO VISUAL LIVE 2022: remix」などが話題となったマルチメディア・パフォーミングアーツ・コレクティヴ「ダムタイプ DUMB TYPE」。その活動初期に山中透と故・古橋悌二が手掛けた音楽にフォーカスし、初期パフォーマンス作品「睡眠の計画 Plan For Sleep」（1984）と「庭園の黄昏 Every Dog Has His Day」（1985）に際して両者が共同制作した音源が収めるカセット・ブック2作品をヴァイナル・フォーマットで復刻するプロジェクトがスタート。リリースに向けてのクラウドファンディングが開始されています。支援期間は7月8日（月）23:59まで。

　東京・下北沢のレコード・ストア「pianola records」のレーベル・ライン「conatala」による同企画では、『睡眠の計画』『庭園の黄昏』両作のヴァイナル化に加え、支援者へのリターンとしてDUMB TYPE参加以前の山中と古橋が所属していたバンド・R-STILLによる楽曲2曲の貴重な音源を収録した7"ヴァイナルや、そのカヴァー・アートをフィーチャーしたトートバッグ、「庭園の黄昏」公演時のポスターに使用されていた写真をあしらったTシャツも制作。支援プランに応じて入手が可能となっています。

山中透・古橋悌二 / ダムタイプ初期音楽作品レコード化プロジェクト | Tote Bag

山中透・古橋悌二 / ダムタイプ初期音楽作品レコード化プロジェクト | T-Shirt

　ヴァイナルでのリイシューにあたり、近年は角銅真実、折坂悠太らのエンジニアリングで注目を浴び、ソロの音楽家 / 美術家としても昨年の単独作『Stacked』が好評を博した大城真（夏の大△ | BasicFunction | Audio Base Camp）がリマスタリングを担当。ヴァイナルのジャケットや同梱物、リターンのアイテムなどのデザインはQUEER NATIONS名義での音楽活動でも知られるMATERIALによるもの。onnacodomoの一員としても活躍する映像作家・せきやすこによる映像も公開されています。

　また本プロジェクトに合わせ、R-STILL～初期DUMB TYPEのアート・ピースやフライヤー、ポスター、関連記事、制作メモなどが出展されるメモラビリア展を実施。昨年10月の東京・高円寺タタ bookshop / galleryでの開催に続き、山中の新作リリースを控えているという江村幸紀主宰「EM Records」との共同企画展が4月20日（土）まで大阪・立売堀 DELIにて開催されているほか、6月1日（土）から15日（土）にかけては大阪・東住吉 LVDB BOOKSへの巡回が予定されています。

※ 初出時の記述に誤りがあったため、一部情報を修正させていただきました。ご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません。（担当: 久保田千史）

■ 山中透・古橋悌二 / ダムタイプ
初期音楽作品レコード化プロジェクト
https://motion-gallery.net/projects/toruyamanaka_conatala

［期間］
2024年4月6日（土）-2024年7月8日（月）23:59