エトガル・ケレット、シーラ・ゲフェン関連作品を一挙上演する映画祭が東京・原宿 VACANTにて開催決定


 自殺や死の描写を多く扱う悲哀劇でありながら、ユーモラスなストーリーテリングの作品群を現代ヘブライ語で綴る“超短編”が話題を呼び、今年上梓した最新刊『銀河の果ての落とし穴(תקלה בקצה הגלקסיה)』で本国イスラエルの文学賞「サピール賞」を受賞している作家エトガル・ケレット(אתגר קרת)。映画監督や役者としても活躍する同氏と、私的なパートナーでもある映画監督 / 脚本家 / 俳優シーラ・ゲフェン(שירה גפן)関連の映画を一挙上映する映画祭「エトガル・ケレット & シーラ・ゲフェン映画祭」が、10月25日(金)から27日(日)までの3日間、東京・原宿 VACANT 2Fにて開催されます。

 同映画祭では、ケレット本人とその作品にまつわるドキュメンタリー『エトガル・ケレット ホントの話』(2017, ステファン・カース監督)、『人間人形 デッドドヲル』のゴラン・デュキック監督がケレットの中編「クネレルのサマーキャンプ」を原作に制作し、各国で多くの映画賞を受賞した『リストカッターズ(Wristcutters: A Love Story)』(2007)や、ケレットとゲフェンが共同で監督を務め、第60回「カンヌ国際映画祭」で“カメラ・ドール”を受賞している『ジェリーフィッシュ』(2007)、2人の最新監督作品『ミドルマン』(2019)を上映。『リストカッターズ』は日本初上映、『ミドルマン』は世界初上映となっています。各日、上映終了後にはゲストを招いてのトークショウも予定。

 なお会場では、9月に日本で刊行されたばかりの『銀河の果ての落とし穴』(河出書房新社 | 2,400円 + 税)も販売。

エトガル・ケレット & シーラ・ゲフェン映画祭
https://www.vacant.vc/single-post/EtgarKeret

2019年10月25日(金)-27日(日)
東京 原宿 VACANT 2F

上映チケット: 前売 1,500円 / 当日 1,700円(税込)
トーク観覧料: 前売・当日 1,500円(税込)
※ 上映 & トーク割引: 上映チケットをお持ちの方は、トーク観覧料より500円引きいたします。
※ チケット1枚につき、トークイベント1回のみ有効。
※ トークイベントをPeatix前売ご購入の方は「上映 & トーク割引」の際、ご入場時に500円ご返金いたします。

10月25日(金)
12:00 『ジェリーフィッシュ』
14:00 『リストカッターズ』
16:00 『エトガル・ケレット ホントの話』
19:30 トークイベント

10月26日(土)
12:00 『ミドルマン(前編)』
14:00 『ミドルマン(後編)』
16:00 『エトガル・ケレット ホントの話』
19:00 トークイベント

10月27日(日)
12:00 『リストカッターズ』
14:00 『ジェリーフィッシュ』
16:00 『エトガル・ケレット ホントの話』
19:00 トークイベント

※ お問い合わせ: VACANT
contact@vacant.vc

『銀河の果ての落とし穴』■ 2019年9月24日(火)発売
エトガル・ケレット
『銀河の果ての落とし穴』

広岡杏子 訳
河出書房新社 | 2,400円 + 税
四六判変形 232頁
ISBN 978-4-309-20780-3

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