Column「アグネスの5次元パーラー」

文・撮影 | アグネスパーラー

| 第2回: 国産レモンのレモネード

　みなさんこんにちは。早くも5次元パーラー2回目の登場です。最後はみんなで5次元の世界にいけるのか、楽しみですね。

　例年に比べてポカポカ陽気が続いた11月。過ごしやすくて嬉しいけど地球としては大丈夫なのかな？とちょっと心配している間に気がつけばじわじわ寒くなってきて、振り向けば冬がもうすぐそこまで来ている予感。呑気に薄着してると風邪ひいちゃいますよ。

　この時期の楽しみといえば夏の太陽をたっぷり浴びた食材たち。おいしいものがてんこ盛りでついていけないくらい。私は特に新米が大好きで脳内は米粒でびっしり、お米のことばかり考えてしまう毎日です。いろいろおいしい食材が揃う中、注目してみてほしいのが国産レモンです。え、レモン!?レモンなんて年中買えるよね、と思ったあなた。年中買えるのは外国産レモンのおかげです。国産レモンは寒い季節が旬だそう。まさにこれからが国産レモンのおいしい季節というわけで、国産だと無農薬の物もあるので皮ごと丸ごと安心して使えるのも嬉しいことのひとつ。おすすめです。

　ところでかぼすって知ってますか？レモンは知っているけどかぼすは知らない人、多いのです。かぼすは大分県の名産のひとつ。すだちより大きくてレモンより小さい柑橘です。あまりみんなに知られていないのか、よくすだちと間違われるという悲しい現状も。我が家は毎年大分から秋のはじまりと共にかぼすを送ってもらうのですが、今年はなんと5kgもやってきました。たっぷり搾ったら、小さな容器に分けて冷凍で保存。そうすれば1年中使えるのでとても便利です。焼き魚、酢の物、ドレッシングなどなんでもかぼす。私は丸ごと搾ってソーダや水で割るのが大好き。さっぱりおいしくておすすめです。レモンやすだちとはまた違う、かぼすの風味が癖になる。アルコールで割るのもおすすめです。ゴクリ。今年のかぼすの時期は終わってしまったので、来年に向けて覚えておいてくださいね。か・ぼ・す。これからの季節は国産レモンでお料理、お菓子、ジュースと楽しみ方たくさん。搾っておいて保存も可能。

　今回のレシピはそんな国産レモンを使ったレモネードです。生搾りもおすすめだけど、気軽に飲めたり保存も効くので甘いシロップにしておくと重宝すると思います。レモン以外の柑橘があればブレンドしてみるのもおすすめ。寒い季節のお供にどうぞ。

［材料］
| レモン 好きな個数
| 砂糖か蜂蜜 レモンと同量
| ローレル 1～2枚

［手順］
01 | レモンを薄く輪切りにする。このとき分量を量っておく。
02 | 01のレモンと同量の砂糖か蜂蜜を用意。
03 | 清潔な保存容器にレモン、砂糖（蜂蜜）の順に何層かに重ねて入れる。ローレルも入れる。一番上に砂糖（蜂蜜）を被せるように入れたら蓋を閉める。
04 | 砂糖（蜂蜜）が溶け切ったら出来上がり。お湯、水、ソーダ水などで割っていただく。

※ ローレルの代わりにローズマリーやラベンダーなどでもふんわり香りがついておいしいです。
※ 1歳児未満の乳児には蜂蜜を与えないでください。