「現時点プロジェクト」が『私はおぼえている』シリーズ最新2作品を期間限定でオンライン販売


Photo ©河原朝子

 鳥取を拠点に活動する映像作家、写真家らによる記録コレクティヴ「現時点プロジェクト」(波田野州平 + 河原朝子 + 池口玄訓 + 上所俊樹 + 野口明生 + 中山早織)が、かねてより制作を続ける口述歴史ドキュメンタリー『私はおぼえている』シリーズの最新2作品を Vimeoにて4月29日(木)0:00から5月9日(日)23:59までの期間限定でオンライン販売。予告編も公開されています。

 昨年の「東京ドキュメンタリー映画祭2020」内では映画エディションが上映された『私はおぼえている』シリーズは、鳥取に暮らす人々の口から語られる記憶ベースの生活、土地の歴史を、映像で記録するプロジェクト。今回販売される『仲倉壽子さんと商店の記憶』『竹部輝夫さんと中津の記憶』の2作品は、昨年12月に倉吉交流プラザ 視聴覚ホールで開催された上映会にて公開されたもの。1,000円で購入後、1週間制限なしでの視聴が可能です。両作に加え、特典映像として“映像みんぞく採集シリーズ”未発表作品『ウランマウンテン報告』も含まれています。

 なお、過去に制作されたシリーズ8作品は、「現時点プロジェクト」のオフィシャルYouTubeチャンネルにて視聴可能。

現時点プロジェクト『私はおぼえている』現時点プロジェクト
『私はおぼえている』最新作2本 配信販売

2021年4月29日(木)0:00-5月9日(日)23:59
1,000円
https://vimeo.com/ondemand/wataobo01

現時点プロジェクト『仲倉壽子さんと商店の記憶』| 『仲倉壽子さんと商店の記憶』
23分
倉吉市福吉町で商店を営む88歳の仲倉壽子さんには、生まれ育った田舎から町中の仲倉商店に嫁いできた頃の話を聞かせていただいた。お惣菜の販売を始めた背景からは高度経済成長期の町と働き方の変化が手に取るように感じられた。今も早朝から惣菜を作り、翌日の仕込みを終えて眠るまで動かし続けている手がとても印象に残った。

現時点プロジェクト『竹部輝夫さんと中津の記憶』| 『竹部輝夫さんと中津の記憶』
37分
東伯郡三朝町の山奥にある村、中津。92歳の竹部輝夫さんは、戦後の都市化とダム建設により村民がいなくなった集落に今もひとりで暮らしている。竹部さんにはかつての賑やかだった村の様子や、15歳で極寒の満州鉄道で働いた話などを聞かせていただいた。最後に語られたこれからの中津についての想いは胸に迫るものがあり、忘れられない時間となった。

プロデューサー: 上所俊樹 / 野口明生
聞き手・撮影・編集: 波田野州平
アニメーション: 池口玄訓
字幕: 中山早織
スチール: 河原朝子

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現時点プロジェクト Instagram | https://www.instagram.com/genjiten2017/