Photo ©増田連三
2020年発表の2ndフル・アルバム『Group2 II』が好評を博したGroup2(b 上田真平 / dr 石井優樹 / g 熊谷太起 / vo, syn 山口風花)が、約2年ぶりの新曲となるシングル『Ordinary』をリリース。4月20日(水)より各プラットフォームでの配信が開始されています。
同楽曲は、コールドな質感も伴うメロウなイーヴンキック・ファンク・チューン。ミキシングは熊谷も在籍するHelsinki Lambda Clubや家主などの作品でおなじみの飯塚晃弘、マスタリングはBlack Boboi、柴田聡子らを手がける風間 萌(studio Chatri)が担当。カヴァー・フォトは、アーティスト・フォトも撮影したrenzo masudaによるもの。配信開始に合わせ、上田によるセルフ・ライナーノーツが公開されています。
かれこれもう2年間、マスクをつけた生活を送っている。
お互いを潜在的な感染者だと思い続けながらの対話。
そこでは何を言っても、その発された言葉が“ある文脈”に属してしまうような、そういうもどかしさがある。
そんな、普通で平凡な(=Ordinary)状況とは程遠い今の状況の中で、普通で平凡な言葉や音楽というのはあり得るのだろうか。
この曲で歌われているのは、誰かを待っている時間とか、何かを忘れてしまう事とか、朝が来て夜がくることとか、そう言う何てことのない瞬間のことです。
そういう言葉やイメージが、四つ打ちのキックと多層的なエレピの和音の中で、あるいは、ファンキーなギターとベースのグルーブの中で、ボソボソとしたボーカルによって歌われる。
いかにもGroup2らしい、サビなのかサビじゃないのかわからない抽象的な展開、それでも踊らせようとするビート。まさにこの取り留めのない文書のような。
そういう要素で作り上げられている、内省的なダンスミュージックです。
――上田真平 (Group2)
■ 2022年4月20日(水)発売
Group2
『Ordinary』
https://friendship.lnk.to/Ordinary
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