Interview | KLONNS


形容詞はいらない

 現行きってのダークかつエナジェティックなハードコア・パンク・バンドとしてのみならず、東京・小岩 BUSHBASHを拠点にボーダーレスな活動を展開するコレクティヴ / パーティ「Discipline」のファウンダーとしても、現在の東京を象徴する存在と言って差支えないであろうKLONNSが、GranuleとのスプリットEP『Discipline』(2018, BLACK HOLE)、BUSHBASH(Discipline)、Forestlimit(K/A/T/O MASSACRE)でのライヴ音源を追加した名門「Black Konflik Records」からのフィジカル・リリースも話題となった『VVLGAR』(2019)、ATSUKIによるリミックス・トラックも制作された『HORDE』に続き、Hate aka CVLTSL4VE(MOONSCAPE)、Aisha(IGNITION BLOCK M)をゲスト・ヴォーカルに迎え、リョウコ2000(noripi + ピアノ男)、佐久間信行 aka CVN(AVYSS magazine)によるリミックスも収めた(デジタルのみ)現時点でのショウケースとでも言うべき密度の最新作『AMON / GEHENNA』を3月に「BLACK HOLE」からリリース。同作までのバンドの道程を、Disciplineの展望も交えてヴォーカリスト / コンポーザー・SHVさんに伺いました。

 なお4月24日(土)には、D-SETO、NEHANN、Yoyouらをゲストに迎える「Discipline #31」の開催も控えています。


取材・文 | 久保田千史 | 2020年12月

Photo ©吉河千尋


――KLONNSについてまず思うのは、バックグラウンドというか、音楽経歴がいわゆるハードコア・パンクのバンドとしては異色だということです。みなさんのキャリアとKLONNSでは、音楽性にちょっと距離があるというか。

 「そうですね。ハードコアの世界から出てきたわけじゃないです。浮いてるかもしれないですね(笑)」

――SHVさんご自身は、かつて全く異なる音楽を演奏していた時点で、KLONNSのようなハードコア・パンク・バンドの構想はしていたのでしょうか。
 「していなかったですね。ハードコア・パンク自体は10代の頃からリスナーとしてずっと聴いてはいたんですけど、自分がやるものとしてはあまり想像できなかったというか」

――どうして?
 「ワルい人がやる音楽なのかな?って(笑)」

――ああ(笑)。
 「というよりも、その頃は他にやりたいことがあったからっていうのが大きいかもしれない。THE BIRTHDAY PARTYとかBAUHAUSみたいな、ポストパンクでもダークで、重厚なサウンドのバンドがすごく好きだったので、最初はそういうのをやりたくて。KLONNSって一応、前身バンドがあって、最初の3ヶ月くらいまではそういうバンドだったんですよ(笑)」

――そうだったんですか。名前も“KLONNS”で?
 「改名してKLONNSになりました」

――ハードコア化にあたっては、なにかきっかけがあったのでしょうか。
 「完全にHOAXの来日(2016)ですね。すごく久々に行ったハードコアパンクのライヴだったんですけど、観て、やっぱやるしかないな、って思って(笑)。そのときもう24歳くらいだったんですけど、ハードコア・パンクをずっと好きだったのもあるし、THE BIRTHDAY PARTY的な方向性にも行き詰まりを感じていたので」

――そのライヴまでには、どんなライヴ行くことが多かったですか?
 「UFO CLUBとか二万電圧とかによく行ってたかな。もちろんBUSHBASHにも行ってました。新潟から東京に来てから、いわゆるライヴハウスで初めて観たのはたぶんENDONだと思う。人生初のEARTHDOMで。“TOKYODIONYSOS”だったのかな、Dave Phillips(FEAR OF GOD)とかSWARRRMとか出ていて。19歳か20歳くらいの頃」

――なぜそのイベントを選んだのでしょう。
 「なんでだろう……。ノイズがすごく好きだったので、調べていたらENDONが出てきて、今はこれが最先端なのか……と思って行ってみた気がします(笑)。SWARRRMも好きでしたし」

――なるほど。KLONNSがハードコア化した時点でのメンバーはどんなラインナップだったんですか?
 「ギターは今と同じでFUNAYAMAさん。ベースは前身バンドからの人で、最初の頃のKLONNSのアートワークを全部やってくれていたKAWAIくん。ドラムは、昔“おまわりさん”っていうバンドにいたEDAKUNIさん。今はInverted Clapっていうバンドをやってますね。他にもいろいろやってるかな」

――KLONNSに関わる人物は、みなさんそれぞれにいろいろやっている印象があります。
 「そうですね(笑)。KAWAIくんが仕事の関係で海外に行くことになって、それでZIEさんが入ったんですよ」

――ZIEさんは言わずもがな、いろいろやっていますよね。
 「もはや“ZIE”というジャンルみたいな(笑)」

――本当、そんな感じ(笑)。現ドラマーのOKAMOTOさんが掛け持ちする“家主”の活躍についてはどう感じていらっしゃいますか?
 「家主ご存知なんですね!田中ヤコブくんとは僕が東京で音楽をやり始めた頃から知り合いで、すごく初期のCD-Rとか持っているんですよ。その時点で素晴らしかったから、そういう人たちに今、正当な音楽としてスポットライトが当たりつつあるのはすごく嬉しい。実はZIEさんと出会うきっかけになった人物です」

――そういう関係性だったんですね。しかしKLONNSをやるにあたってはメンバー全員、“ハードコア・パンクをやる”という意識は持っていらっしゃるんでしょうか。
 「それはそうなんじゃないですかね」

――きっかけになったHOAXも、バンド自体はザ・ハードコアですけど、すごく広がりのある存在ですよね。
 「そう、それがすごくおもしろいと思っていたんですよ。HOAXはヴォーカル(Jesse Sanes)がソロでノイズをやっていたり、来日のときにサポートで来ていたSam Bossonは元TRASH TALKで、BLAZING EYEもやっていて、一時期POWER TRIPやMERCHANDISEでもプレイしていていた気がする」

――弾いてましたね。MERCHANDISEも、Youth Attack!との繋がりを含めて、かなりキーになる存在ですよね。でも日本ではあまり、ハードコアとの関係性には言及されていない気がしていて。
 「BIG LOVE RECORDSがHOAXを推してたりとかはありましたけどね。実は僕、ISTERISMOのLPはBIG LOVEで買ったんですよ(笑)」

――それはいい話(笑)。
 「あとはやっぱり、ICEAGEがデカかったですね。2012年くらいにインタビューされてましたよね?」

――あっ、僕ですか。はい。
 「あれすごく刺激的で、何度も読み返してました」

――まじですか……ありがとうございます……。ICEAGEは本当に象徴的ですよね。
 「そうですね。昔、CHIROさん(*)の家でドラムのDan(Kjær Nielsen)一家と一緒に飯食ったことがありましたね」
* 写真家 / DJ・吉河千尋

――あれだけメインストリームにいながら挑戦的で、すごいバンドだと思います。
 「そうですよね、SEXDROMEのカヴァーなんてやってますしね。ABSURDが好きとか言っちゃってたのはどうかと思うけど……。ネオナチはダメでしょ」

――かつてのスキンズと同じ状況ですよね。
 「そうなんですよね……」

――SHVさん的には、ブラックメタルはどういうものならお好きですか?
 「ものによりますけど、フレンチブラックが好きですね。ロウなやつしか好きじゃなくて」

――そこはやっぱり、ノイズが好きなところも関係しているんでしょうか。
 「そうですね」

――ノイズやブラックメタルからの広がりだと、Hospital Productionsみたいなわかり易い存在もありますよね。もっとエレクトロニックだとPosh Isolationとか。
 「そうそう。Posh Isolationの存在は特に、Disciplineをやる上で影響を受けていますね。NYのCORPUSっていうクルーも。あとWARTHOGのChristopher HansellがDais RecordsとSacred Bones Recordsで働いていたりとか。そういう、ハードコア、ポストパンク、ノイズとかが全部繋がってる感じが2010年前半くらいにあった気がしていて」

――「Chaos In Tejas」も盛り上がっていましたしね。
 「うん。そういうのに衝撃を受けたというよりは、自分と同じ感覚の奴らがいる、みたいな感じで受け止めていました。横の繋がりみたいなのは、昔からフツーにあったと思うんですけど、HOAXとかが出てきた頃から、それが一気に見え易くなった感じがしたんですよね。僕が認識できる範囲では。ちょうどSNSが発達し始めた頃だったからっていうのもあると思いますけどね。誰が誰をフォローしてるとか、わかるじゃないですか(笑)。この人たちが繋がってるんだ!みたいな」

――たしかに(笑)。そうですね。
 「NYのパンクスが僕も大好きなL.I.E.S. RecordsとかArcaneとかをフォローしていたり、元ANASAZIのChi(Orengo | 現BLU ANXXIETY)がCORPUSと一緒に遊んでいたり。UKだったらBlackest Ever BlackとLa Vida Es Un Musとかが繋がっていたり。そういうのって、同じ街でやっていたら特別なことではないと思うんです。だからDisciplineも、特別なことをやろうとしているわけじゃないんですよ。ジャンルとかじゃなくて、かっこいい人が好きなだけで」

――その感覚の中で、アウトプットとしてハードコア・パンクを選択しているのには、どんな意味があるのでしょう。
 「意味……あるのかな(笑)。自然にチョイスしているだけですね。今、自分から出てくるのが、そういうものなので。それで最初に作った曲を全部捨てたのが2016年くらい。夏にたしか最初のカセットテープ(*)を出して、そこからKLONNSはスタートしました」
* 『CVLT』EP

――う~んと、これは怒らないでほしいんですけど……初期の頃のKLONNSって、“ブラッケンド”って言われたり、ネオクラストと紐付けて語られたりしていたじゃないですか。
 「言われてましたね」

――僕、個人的にそのあたりのカテゴリに全く興味が持てなくて、KLONNSもそそられなかったというか、最初は手を延ばせずにいたんですよね……。
 「ああ……」

――でもふとしたきっかけで『Bodies』(2017)を買って聴いてみたら、全然、そういう感じでもないなあって思って。
 「そうですね。ネオクラストって言われていたのはけっこう心外でしたね。そうなの?みたいな」

――(笑)。まあ、多少の近似点はあるかもしれないですけどね。
 「そもそもネオクラストって知らなかったし、聴いてみても自分と関係のある音楽とは思えなかった。“ブラッケンド”に関しては、せっかくだから主張しておきたいんですけど、ブラッケンド・ハードコアとブラッケンド・パンクって別にあると思っていて、僕はブラッケンド・ハードコアには一切興味がないんですよ。僕が当時言いたかった“ブラッケンド”って、SEXDROMEみたいなやつなんですよね……」

――やっぱり、そうですよね(笑)。SEXDROMEかっこよかったですよね。
 「『EL ZINE』に載っていたSEXDROMEのインタビューも繰り返し読みましたね。Loke RahbekはPosh Isolationや他のプロジェクトが忙しそうだし、もうバンドはやらなそうですけど…..。とにかく、“ブラッケンド・ハードコア”って検索すると全然違うのが出てくるじゃないですか。そういうのじゃないんだけどな……ってずっと思っていて。“ブラッケンド”っていう言葉を冠するのをやめた理由のひとつがそれですね。まあ、ネオクラスト的な要素が全くないかって言うと、わからないし、括れるのかもしれないですけど」

――僕TRAGEDYだけは大好きですけど。
 「TRAGEDYってネオクラストなんですか?」

――よくわからないですけど、その源流とされてますよね。
 「TRAGEDYが源流なら、ネオクラストってクラストでもない気がする」

――おっしゃりたいことはわかります。ちなみにKLONNSは“クラスト”っていう意識、あるんですか?
 「う~ん、ある時期までは意識していました。僕が普段、ハードコア・パンクっていう枠の中で一番聴くのはクラストなんですけどね。クラストと10年代以降のロウ・ハードコア」

――具体的に、クラストだとどんなバンドが好きなんですか?
 「GLOOMが一番好きですね。ちょっと特別な感じがする。完全にあの時代の大阪でしか生まれ得ないようなことをやっていて、他にいないし。今だと、POLLENとかSCUMRAIDとかはGLOOMの影響を感じますね。GLOOMとABRAHAM CROSSがやっぱり好きです」

――FEROCIOUS Xは?
 「好きですね。どう考えてもかっこいい。あとはいかにもメタルクラストっていう感じのバンドも好きですね。AGEとか、EFFIGYとか」

――EFFIGY最高です!僕はAXEWIELD、DISTURD、ULCERも引き続き好きだなあ。
 「でもKLONNSとしていわゆるクラストを意識していたのは、2017年から19年頃までですね。2019年に出した『VVLGAR』っていうEPでは、完全に意識していました」

――そうですね、明確にクラスティなキャッチを付けてましたもんね。
 「“Final D-Beat”……なんだっけ、自分で作っておいて忘れてしまった(笑)」

――“Final D-Beat Noise Attack”だったと思います。
 「そっか(笑)。あれで“Final”って言っていたのは本当に“最後”っていうことで、これからはそういうことをやらないっていう意味だったんですよ」

――そうだったんですね、FINAL BOMS、FINAL BLOOD BATH、“Final Noise Attack”的な“Final”かと思っていました。汲み取れず……。
 「いやいや、汲みようがないですよ(笑)。実際、その直後に出した『HORDE』っていう曲は、全然違った感じになったと思う」

――そうですね、もっと言葉で説明し難い感覚のハードコアになっていたと思います。
 「説明し難いのは本当すいません……ていう感じなんですけど(笑)、そこに今、ようやく辿り着いたんですよね。いろいろ経て、今出している音こそKLONNSだな、っていう感じがします」

――それは現メンバーが固まったこともあって?
 「それもあるかもしれないけど、どちらかというと単純に、紆余曲折を経て、やっと一番やりたかった音楽性に辿り着いた感じがするというか。さっき話したみたいに、ブラッケンドとかネオクラストとか言われていたのもあって、なんかもう、形容詞いらねーな……って思って。純粋に“ハードコア・パンク”って言いたい思いが強くなったんですよね」

――じゃあ僕が説明し難いと感じたのは、あながち間違っていないんですかね(笑)。
 「そうかもしれない(笑)。ただ“2021年のハードコア・パンク”っていうか。初期はHOAXとSEXDROMEを足して割った感じをやりたかった気がするんですけど、それがもっと純粋な“ハードコア・パンク”に収束していった感じ。ただし、懐古主義ではない最新のハードコア・パンク」

――『AMON / GEHENNA』も、やっぱり“2021年のハードコア・パンク”っていう印象を受けました。ゲスト・ヴォーカルのグルーヴも含めて。ハードコアのセオリーは押さえていて、ある種ストレートなんだけど、聴いたことがない感じ。
 「ありがとうございます」

――あと、ある種過程の部分もあるのかな?って思いました。ここからまたどんどん変化していきそうな勢いというか。
 「どうなんだろう……。『HORDE』を出したときの、KLONNSをKLONNSたらしめた方向性と同じ感じで作るつもりだったんだけど(笑)。『HORDE』と『AMON / GEHENNA』でもたしかに違うと言えば違うから、そうなのかもしれない。実は同じ日にレコーディングしたんですけどね」

――うわ、僕の聴く耳アヤしいですね(笑)。どっしりした感じは引き継いでる感じがしましたけど。
 「そこは意識してますね。僕らダウン・チューニングを一切しないから、いつも音軽くないかな?って気になっちゃうんですよ。ダウン・チューニングしなかったり、アンプ積んだりしないのはけっこうこだわっているというか、ある種の縛りとしてあって。KLONNSでは死んでもやらない」

――どうして?
 「2音とか3音とか下げると、誰が音を出してもそれっぽくなっちゃう気がしていて。もちろん実際はそんなこと全然ないんですけど(笑)。あとパンクはレギュラー・チューニングだろ!みたいな謎の思い込みもありますね。完全に思い込みですけど(笑)。レギュラーでも現代的でヘヴィな感じにするっていうのは、ひとつ命題としてあります。ヘヴィさとチューニングって関係ないと思うんですよね」

――タフガイ系とは違う意味での、日本のハードコア特有のタフさみたいなものも出てきている気がするんですけど、そこも関係していそうですね。
 「そうかもしれない。ジャパコアというよりは、80年代のジャパニーズ・ハードコア・パンクと言いたい。THE CLAYとか、GHOULとか」

――GASとか。
 「そう、GASとか。Dビート主体ではなくなってから、その時代のビート感を出そうとしているんですよ。Disciplineをやっていることも影響しているのかもしれない」

――そうなんですか?どういう部分で?
 「Disciplineは基本的にクラブ・ミュージックの人とかヒップホップの人とかとやることが多いんですけど、それ以前のKLONNSはかなりノイジーな音を出していたんですよ。それこそ『VVLGAR』みたいな」

――『VVLGAR』は強烈でしたもんね。
 「あれはちょっとやり過ぎちゃった(笑)。ライヴでめちゃくちゃノイズを出していると、出音的にどうしてもビート感が弱くなっちゃう感触があって。クラブとかに遊びに行くと、やっぱり、ビートの強さがかなりキーになっているのを感じるんですよね。今、レイヴのリヴァイヴァルがあるじゃないですか。レイヴって言ってもいろんなレイヴがあると思うんですけど、その中でも特にビートの強い部分がフォーカスされているんですよ、たぶん。そういう人たちと一緒にやっているうちに、もっとビートの強さを出したくなって。軽々しい言いかたをすると、もっと踊り易い感じ。その結果、Dビートよりも、80年代の日本のハードコアのトカトカとかドカドカドカみたいなやつのほうが出したい感じに近くなってきて」

――なんかわかります。北九州のノイズコアとか、ダンス・ミュージックとして全然聴けますもんね。
 「そうそうそう!クラブ・ミュージックみたいに聴こえる瞬間と言ったらヘンかもしれないけど、近い感覚になる瞬間があると思うんですよ。そういう感じでビートがより単調になってきて。それはある気がするなあ。でも実は、“クラブ・カルチャーとハードコアの音楽的な融合”みたいなところには興味がなくて。だから、あまりサイケデリックな方向には行かないんですよね。あくまでハードコア・パンクとしてレイヴの中にいるのが良いと思っているから。そこはKLONNSの特徴なのかも」

――活動の幅も含めて、KLONNSはABRAHAM CROSSへの憧憬を感じるけど、そういうところはちょっと違うのかもしれないですね。
 「そうなのかもしれない。ABRAHAM CROSSはやっぱり憧れで、すごく影響を受けていますけどね。サイケデリックなハードコア自体は好きです。最近、オーストラリアのバンドがそういうの多い気がします。まあ日本のその手のバンドとは全然雰囲気違うんですけど。シドニーのOILY BOYSとか。あと、GELDとか知ってます?」

――知らないです、気になります。
 「NUCLEAR DEATH TERRORとかKRÖMOSOMをやっていた人がいるバンドなんですよ」

――ああ、そうなんですね!NUCLEAR DEATH TERRORはわりとかっちりしたバンドでしたけど、今そういうことになっているんですね。
 「そうなんですよね、あれをやっていた人がこうなるとは!って僕も思います。やり過ぎちゃったんですかね(笑)」

――(笑)。クラストって、けっこうそのあたり寛容ですもんね。
 「それでクラブ・カルチャーに接近するっていうのはあるのかもしれないですよね(笑)。GELDはすごくいいですよ。個人的にはたぶん2020年のベストに入るかな。オーストラリア・ツアーに行ったときに一緒にやれたらよかったんだけど」

――オーストラリア・ツアーで印象に残ったバンドはいますか?
 「一番かっこよかったのはROBBERっていうバンドですね。シドニーとメルボルンで2回やったんですけど、完全にブラッケンド・パンクで。あれはすごかった。向こうではけっこうヒップな存在みたいですね。VICEに記事が載っていたり。ヴォーカルの奴はガバーみたいな見た目なんですけど」

――ガバのリヴァイヴァルは音楽だけじゃなくて、ファッション面も各所とリンクしている感じがありますよね。今なんとなく、Australianのジャケットとか欲しいですもん(笑)。
 「うんうん、あると思います。(ROBBERの)ヴォーカルの奴、どう考えても“Thunderdome”にいるだろ!みたいな(笑)」

――イナタい感じの(笑)。
 「そう(笑)。オーストラリアはそういうのがブームになってるのかも」

――そうなんですね。チェックしてみます!SHVさんと話していると、最近のバンドをちゃんと追えていないな~って実感します。
 「たくさんいるから、追いきれないですよね」

――僕はなんでもフィジカルを買って聴くのが好きだから、金銭的に追いつけないところもあるけど……(笑)。
 「うん、SpotifyとYouTubeはめっちゃ使いますけど、僕もやっぱりハードコアをデータだけで聴くのは嫌だな、なんか。データを買う気にはなれない。盤を買いたいですね」

――なんでなんでしょうね(笑)。
 「う~ん。たしかに。クラブ・ミュージックも盤で買うほうが好きですね、やっぱり、DJで使ったりするとなると、さすが追いつかないから、データでも買うんですけど、やっぱり盤が欲しくなっちゃう。1曲でデータを買うのがすごく嫌で。全部落とすと金がヤバいから、仕方なく1曲ずつ、みたいな」

――そうなっちゃいますよね。好きなジャンルが多岐に亘っていると、余計に追いつかなくなる(笑)。
 「うん。ジャンルが多様化し過ぎていて、追いきれないからこそシーンも細分化しているのかな?っていうのはちょっと思いますね。そのジャンルの人はそのジャンルしか聴かないっていうか。実際に深く話してみたら、実はあれも好き、みたいな感じで違うのかもしれないですけど」

――Disciplineは、その細分化してしまったものを、見え易くまとめる意図もあるのでしょうか。
 「それはあるかな。僕らより下の世代でバンドやっている子はけっこう、ジャンルに特化している子が多い印象があるんですよね。あくまでもイメージで、僕が知り合った中での話でしかないですけど。Disciplineには10代の子とかもちょいちょい来てくれるんですけど、クラブとか外で遊びまくってる子のほうが、いろんな音楽に触れられているんじゃないかな。遊んでるうちに、全部オッケーになっちゃう感じ。ネットで掘らないほうが逆に幅広く聴ける、みたいな」

――たしかに。そうかもしれない。
 「もちろんそうじゃない人もいるし、そもそも、それが良い悪いっていう話でもないんですけどね」

――じゃあ、少し角度を変えて、クラブ・ミュージックやヒップホップ目当てでDisciplineに来て、KLONNSを観てハードコアが好きになった、みたいな話って聞いたことありますか?
 「どうなんでしょうね……。たしかに、Disciplineでやるときに限っては、ハードコアを一切知らない人も観ますからね。でも、バンド形態の激しい音楽のライヴは初めて、っていう若い子が観てくれることがけっこうあるんですけど、すごくいい反応をくれたりします。最前列で暴れてくれたり。そういうのはやっぱり嬉しいですね。そういう子たちが、ハードコアだけのライヴに行くかどうかってういのは、また別の話なんでしょうけど。最近嬉しかったのは、XINOVIくんっていう、20代前半のかっこいいDJの子がいるんですけど、ハードテクノの洗礼を受けてそれまでDJのスタイルを全部変えたらしいんですよ。その彼がKLONNSを観て、“同じ感じの衝撃がありました”って言ってくれたんですよね。だからってバンドやったりはしないと思うけど(笑)、伝えられるのは良いことなのかな?っていう気がしました」

――そういうの聞くと、余計にSHVさんのハードコアに対する愛を感じちゃうんですけど、KLONNSとしてではなくて、SHVさん個人では、10代の頃ハードコアとの出会うまでにどんな紆余曲折があったのでしょう。いきなりハードコアを聴き始めたわけではないですよね。
 「そうですね。子どもの頃、最初に大好きになった音楽はオフコースですからね(笑)」

――いいですね!
 「人生で初めて聴いたハードコアは、たぶんブックオフで買ったBIOHAZARDなんだと思います……」

――えっ、それは意外です。
 「でも、ハードコアというより、メタルとして認識してたんですよね。中学生の頃だったから、よくわかってないし」

――まあ、本人たちも初期から“メタル”って言ってますしね。
 「そうですね。だから、導入はメタルだったんだと思います。それ以前にV系ですね。10代の頃にDIR EN GREYが死ぬほど好きになって。DIR EN GREYって、KOЯNと仲が良いんですよ。DIR EN GREYがUSのフェスに出たときに、暴れ過ぎて流血して、それを横で見ていたJonathan Davisが“大丈夫?”って声をかけて仲良くなったっていうエピソードがあるんですけど(笑)。それでKOЯNを聴こうと思って。メタルっていうか、ニューメタルですかね」

――そういうの聴いていたんですねえ。
 「めちゃくちゃ聴いてましたよ。KOЯN、DEFTONES、SLIPKNOTは完全に刷り込まれてます(笑)」

――BIOHAZARD以上に想像つかないかも(笑)。
 「そうですか?むしろ超好きそうって思われてる気がしてた(笑)」

――KLONNSの音だけ聴いている人からしたら、全然わからないですよ(笑)。
 「それはたしかにそうかもしれないですね(笑)」

――でも90年代を通れば、程度の差はあれ、みんな好きですよね。僕も好きです。
 「ですよね。あんなの10代の頃に聴いたら、そりゃもう、好きじゃないですか。かっこよすぎる」

――特にDEFTONESは、世代やジャンルを超えてみんな好きなんじゃないですか?
 「たしかに。DEFTONESはKLONNS全員好きかも。ギターの人以外は」

――KOЯNは最初の2枚しか好きになれなかったかな……。
 「最初のメンバー5人が良かったんですよね。“Here To Stay”が入ってるやつ好きですね……『Untouchables』かな?全然初期じゃないですね(笑)」

――すごく好きなのはわかりました(笑)。
 「でもまあ、最初に聴いたのはベスト盤だったんですけどね(笑)」

――ダブステのやつは聴きました?SKRILLEXとかと一緒にやってるやつ。
 「そんなのあったんだ!最近のは全然聴いてないですね……」

――そういうのやっちゃうのは、ある種KLONNSとも感覚的に近いのかな?みたいな。
 「たしかにね。久々にライヴ映像を見返したら、フツーにIce Cubeがフィーチャリングで出てきてめっちゃおもしろい!みたいな(笑)」

――DJ Premierとやってる曲とかもありましたもんね。
 「まあ、そういうところから、“メタル”とか“ハードコア”って言葉が付いてる音楽がかっこいいっぽい、みたいになって」

――厨二っぽいですね(笑)。
 「まさに中学2年生とかだったと思うんで(笑)。それでブックオフでBIOHAZARDを買ったんですよ。その頃ちょうどメロディック・デスメタルとか、メロデスに影響を受けた感じのメタルコアがすごく流行っていて。KILLSWITCH ENGAGEとか。そういうのも一通り聴いて、メロデスもIN FLAMESとかすごく聴いて」

――IN FLAMESはメロデスの中でもやっぱり、特別な感じがしますね。
 「最近、IN FLAMESを毎日1枚ずつ聴くっていう修行をやったんですよ」

――なんですかそれ……(笑)。
 「Cold Roseっていう、新潟に住んでる友達のラッパーがいるんですけど、彼が突然、インスタに、雪原にIN FLAMESの1stを置いた写真をアップしていて(笑)、え!? って思って聴き直し始めたんですよ。1stがもう、ダサ過ぎて、すごいぞ!これは!……って思って」

――エクストリームにイナタいですよね(笑)。それもだんだん洗練されていって、それに比例するようにJesper Strömbladが病んでしまう……っていうストーリーも含めて、IN FLAMESって好きだなあ。
 「生き様も、なんかいいですよね」

――僕の世代って、メロデスに拒否反応ある人もけっこう多いから、なんか楽しい(笑)。
 「そうかもしれないですね。僕の周りはメロデス好きな人多いから。Hegira Moyaとかは、もともと実際にそういうバンドをやっていたんですよ」

――えーっ!そうなんですか。素敵な音楽をやっている人っていう印象しかなかったです。
 「(笑)。実はメタラーなんです」

――へえ~!でも、SHVさんがそのあたりからロウ・パンクになるには、やっぱり、何かしらきっかけがあったんですよね?
 「メタルとは別でUKロックもすごく好きで。RADIOHEADとか(笑)。そこからプログレッシヴ・ロックに行ったんですよ」

――それもまた意外な。
 「いやもう、めちゃくちゃプログレッシャーでしたよ。HENRY COWとかが好きで。PINK FLOYDは意外とギルモア期のほうが好きだったり。それから徐々に“海外のロック”を聴こう、って思って、とりあえずNIRVANAとかを聴いて……その流れでパンクに触れようと思ってSEX PISTOLSを聴いたんですけど、なんか想像していたのと違っていて。フツーにポップなロックだな、みたいな。パンクって、もっと、ワルい人がやっている粗暴な音楽だと思っていたから、イメージが合わなくて。だからパンクよりもメタルのほうが好きだったんですけど、その1年後くらいにDISCHARGEを聴いて、想像していたパンクはこれだ!ってなって。そこからなんですよね、パンクが好きになったのは」

――やっぱDISCHARGE!ありがとう!
 「それからCHAOS UKみたいなノイズコアや、クラストも聴くようになりました」

――ハードコアは、特にクラストはそうですけど、音楽に加えてポリティカルな側面も重要です。KLONNSは、ポリティカルな部分を直接的に出している感じはしないですよね。
 「そうですね。直接的なイメージとして出すことはあまりないかもしれない。歌詞ではわりと言ってるかな」

KLONNS

――それでも、それこそDISCHARGEみたいに、直球の単語を連呼するスタイルではなくて、もっと詩的な表現に感じます。
 「そうですね。『HORDE』の歌詞はわりと直接的だけど、基本的にはパッと読んで、直接的にそういう言葉が出てくることはあまりないかもしれない。そもそも叫んでるから、聞き取れないじゃないですか。だから歌詞を意識するのって、たぶん文字で見るときだと思うから、読んでおもしろいものにしたい気持ちはすごくあります。それで詩的な表現にしたいっていう考えに至った感じかな。それは始めた頃からそうだと思う。でも、ポリティカルなバンドはやっぱりすごく好きなんです。ISOLATIONとかUNARMも好きだし。直接的ではないけど、そういう部分はスタンスとして持っているつもりです」

――そういう、表現とスタンスのバランスがすごく良いな、って感じていて。難しいことだと思うし。
 「そうですね、難しいですよね」

――Disciplineも、表面的には見えないけど、スタンスの部分では考えられている気がしています。
 「そうですね。でも、どちらかというと、自然とそうなっているところが大きいです。自然に考えるのが大事だと思っていて。最終的には奮い立ってやるよりも、自然にならなきゃ意味がないというか。それが普通なんだよ、っていうことを示したいんで。だからステイトメントみたいにはしないですね。それ、僕らはずっとやってるんですけど?っていうことを提示したい。だからこそ余計に、ポリティカルな部分で合わない人たちとはやれないかな。正解はひとつではないと思うんで、僕たちはそういうやりかたを選択していますね」

――そういうところ、やっぱり信頼できますね。
 「いやいや(笑)。でもありがとうございます」

――Discipline、2020年も毎月開催していましたよね。やっぱり大変でしたか。
 「そうですね……。これからは偶数月にDisciplineを隔月でやって、奇数月にスピンオフ的に違う感じのやつをやろうと思っているんですけど……」

――それはそれで大変じゃないですか……。
 「うん……でも、普段のDisciplineとは少しニュアンスの違った企画を思いつくこともあったりするんですよね。そういうのもおもしろいかな?って思って」

――バンドやるだけでも大変そうなのに、よくそんなにいろいろ思いつきますね……。僕だったら、いっぱいいっぱいになって発狂しちゃうと思う。
 「(笑)。もうライフワークだから……逆に、考えないと死んじゃう。つまらなくて。普通にバンドをやっているだけじゃおもしろくないんですよね。僕は。Disciplineはレーベルも始めるんですよ」

――それは楽しみ!もうどんなリリースになるかは決まっているんですか?
 「声を掛ける人はもう決めてますね。コンピレーション(*)を出したから、あの流れを続けたくて」
* We Need Some DISCIPLINE Here

――いいですね!しかし、このコロナ禍では、続ける労力って計り知れません。KLONNSとしては、韓国ツアーが微妙なタイミングでキャンセルになって、残念でしたね……。
 「そうなんですよね……。でもまあ、ギリギリのタイミングで行っても、お客さんたちに不安があるだろうし、やらなくてよかったのかな、とも思ってますね。2020年はライヴをいっぱいやる予定だったんですけど、ほぼなくなりましたね。ほぼっていうか、全部なくなりました」

――ライヴができなくなるストレス、やっぱりありますか?
 「それがあまりないんですよ。Disciplineはやってるし。あと、正直僕は、制作のほうが好きなんで。ライヴをそんなに重要視していないっていうか。“作品”を作るのが一番好き」

――それもハードコア・バンドとしてはかなり珍しい思考ですね。
 「と言いつつそんなに作ってなかったんですけど(笑)」

――そんなことないですよ。
 「まあ『HORDE』とコンピレーションは出したけど」

――制作のほうが好きというのは、なぜなんでしょう。
 「曲をDTMで作ってるからじゃないですかね?レコーディングはスタジオでやりますけど、作曲はスタジオで一切やらないんですよ。ひとりバンドみたいなのあるじゃないですか。BESTHÖVENとか。そういうノリに近いのかも。あと、2019年にフランスのRIXEと一緒にやったときに、ライヴのリハを見ていて、KLONNSと同じ感じでやってるんじゃないかな?って思いました。ドラムのMaxime(Smadja)が音作りを全部やっているんですよ。外で聞いて、楽器のバランスとかも全部指示を出していて。曲もたぶんMaximeが全部作っているんじゃないかな?けっこう今、そういうバンドが実は多い気がする。Youth Attack!のバンドもそういうの多いじゃないですか」

――ああ、たしかに。多いですよね。
 「そういう意味では別に、そんなに珍しくないんじゃないかな。全世界的に見れば」

――SOLVENT COBALTとかもそうですもんね。
 「そうですね」

――なんというか、日本における“バンドマン・カルチャー”みたいなのからは外れるのかな?って思って。
 「そうかも。そういうの全く興味ないですね」

――DTMの段階では、楽器パートはどうしているんですか?
 「僕が弾いてますね。僕が9割作ったデモをメンバーに送って、コピーしてきてもらうっていう感じなんです。一応、巧くはないですけど、ギター、ベース、ドラム全部できるし」

――ドラムもできるんですか!
 「実は昔、ドラマーとしてバンドをやっていたこともあって……(笑)。ZIEと、今SOILED HATEをやっているザモくんと、ツイン・ベースのヘンなハードコアをやってたんですよ。たぶんまだBandcampに音源もあります。良いかどうかはわからないんですけど……」

――知らなかった、すみません……。変則ハードコアみたいな?
 「ハードコアなのかな、そもそも(笑)。奇矯な音楽ですね。PINPRICK PUNISHMENTの企画に出させてもらったこともありました。いいのかな?……って思いつつ……」

――逆に、KLONNSではなぜ楽器を弾かないんですか?
 「作曲の段階で弾いてるから、別に人前で弾かなくてもいいかな?って思って(笑)。あとやっぱり、ピンのヴォーカルがかっこいいと思ってるんで。ヴォーカルと一緒に何かをやりたくないですね。ちょっとツマミをいじるとかですらやりたくない」

――SHVさんの楽器演奏も、聴いてみたいですけどね。
 「頼まれて作るような、全然違う音楽では、演奏もしますけど……」

――そうそう、映画の劇伴を手がけていらっしゃるのを知って、びっくりしました。
 「そうなんです。昔からそういう感じのこともたまーにやっていて」

――どれも未見で申し訳ないんですけど、直近ではどんな劇伴を作っていらっしゃるんですか?
 「直近は中川奈月監督の『彼女はひとり』っていう映画なんですけど、それはなんというか……けっこうポストロックっぽいかもしれない(笑)。ほぼギターだけで作って。いわゆる青春もの……って言うと逸脱しまくるヤバい映画なんですけど、高校生の話だから、ヒリヒリした感じを出したくて、そういう感じでやってみました。作ったの自体は5年くらい前かな」

――他の劇伴も気になります。
 「あとは同じ監督の『夜のそと』 っていう作品ですね。先日テアトル新宿で『彼女はひとり』と一緒に特集上映をやっていたんですけど。そっちでは逆にギターを一切使わずに、シンセだけで作りました」

――なんでそんなに多才なんですか。
 「いやいやいや(笑)」

――最初に戻っちゃいますけど、やっぱりKLONNSって、いわゆるハードコア・パンクのバンドとしては、ちょっと変わった存在って感じがしちゃいますね……。
 「全然、ヘンなことをやっているつもりはないんですけどね……。KLONNSとかDisciplineって、よくわからないことやっていると思われてる気がするんですけど、そうじゃないんだっていうことは言っておきたいかな。ものすごくストレートなことをやっているつもり」

――シンプルだけど、今の時代、それを伝えるのってなかなか難しいことですよね。
 「そうなのかもしれないですね。もはや、複雑なものは若い頃に通り過ぎたので、3秒で泣けるような音楽をやりたい。別に泣かなくてもいいんだけど(笑)。そういうのを体現したいですね」

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KLONNS 'AMON / GEHENNA'■ 2021年3月5日(金)発売
KLONNS
『AMON / GEHENNA』

7″ Vinyl BHR-029 1,000円 + 税
Bandcamp

[収録曲]
01. AMON
02. GEHENNA
03. AMON (RYOKO2020 Remix) *
04. GEHENNA (CVN Remix) *

* Digital Only

Discipline #31Discipline #31

2021年4月24日(土)
東京 小岩 BUSHBASH
開場 / 開演 18:00

要予約 2,000円(税込 / 別途ドリンク代) | 定員50名
予約

Live
D-SETO / KLONNS / NEHANN / Yoyou

DJ
1797071 / Golpe Mortal / LSTNGT (SCRW) / Ray Uninog / 富烈

Flyer
Keigo Kurematsu