大町晃平がソロ・エキシビション「moon echo」を東京・新宿 NUKLEN.にて開催


 3年に亘って月を撮影した連作での作品集『moon echo』(KOPO)2024年に刊行し、各地での展示活動も好評を博している美術家 / 写真家・大町晃平が、同題のソロ・エキシビション「moon echo」を9月15日(火)から30日(水)にかけて東京・新宿のヘアサロン / ギャラリー / ショップ「NUKLEN.」にて開催。入場無料。

 『moon echo』は、月を胎児として捉えて撮影し、エコー写真に用いられるサーマル・ペーパーへのプリントを試みた作品。NUKLEN.での展示では、店内のオブジェクトを月に見立てた新作も併せて出展。ふたつのレイヤーが交差することによって「moon echo」シリーズの鑑賞に新たな視点をもたらす内容となっています。

Kohei Omachi "moon echo"Kohei Omachi
moon echo

2026年9月15日(火)-30日(水)
東京 新宿 NUKLEN.

〒160-0022 東京都新宿区新宿2-4-9 2F
平日 11:00-20:00 | 土 10:00-20:00 | 日 10:00-19:00 | 月休廊
入場無料

ある日ふと、私は実家の倉庫に望遠鏡があることを思い出し、母親に連絡を取り東京の自宅へ送ってもらった。私が住む部屋は南向きで周囲には白道を遮る建物がない。そのため天気が良い日には昼夜問わず月を観ることができる。窓辺に出しっ放しにした望遠鏡を月へ合わせ、ただ眺める。そんな日々が何日も続いた。
2020年1月2日。その日は半月が少し欠けたくらいの月で、磨りガラスの窓越しに南西の空で光るそれを確認できた。いつものように望遠鏡を月へ向け接眼レンズを覗くと、周囲がケラレて黒く縁取られ、その真ん中に膝を折り身体を丸めた子どものような月の姿があった。この日から私には月がエコー写真に写る胎児に見えるようになった。

――大町晃平 (作品集『moon echo』より)

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