文・写真 | 相谷レイナ
ここは東京、銀座の街。高級感溢れるこの街を肩を窄めることなく歩けるようになったのは、上京して2年という月日が経ったからだろうか。なんだか最近はどこへ行くのも怖くなくなってきた、人類の進化でござる。
今回訪れたのは有楽町「紅鹿舎」。奈良県出身だから“鹿”という響きに弱いし、なんといってもピザトースト発祥の地ということで念願の訪問。
ご飯のメニューが豊富で、ランチの時間帯に訪れるとお得なセットを頼むことができる。お初ということで、ここはやっぱり元祖ピザトーストセットを注文。
食欲をそそる香りが運ばれてくるときにフワリ。ピザトースト、添えられたバナナ、茹で卵、ポテトサラダ、セットのアイスコーヒーと満点満足感なセット内容。チーズがたっぷりで本当においしい!ピーマンやベーコン、マッシュルームなど具材がバランスよく散りばめられているので、飽きることなく最後まで食べられるのがとても良い。モチモチとした食感が癖になる。
店内の雰囲気も老舗感たっぷりで、温かみのある木製で揃えられた家具たちが心をほっこりさせてくれる。カウンターに並べられたジン、焼酎なんかも老舗ならでは。23:00まで営業しているので是非遅い時間帯にも訪れてみたい!初めて訪れた紅鹿舎は古き良き喫茶店、とても落ち着く空間だった。
少し時間があったので、銀座でもうひとつ気になっていた喫茶店の前までお散歩してみた。
1斤まるっと使ったタマゴサンドが有名な「喫茶アメリカン」!!! 14時を回っていたこともありテイクアウトのみの営業になっていたが危うくタマゴサンドをゲトってしまうところだった……危ない危ない……。次はめちゃくちゃお腹を減らせて1斤タマゴサンドに挑戦してみようと思っている(誰にも頼まれてないのに大食いチャレンジするの男子高校生みたい)。
ここ10日ほどで一気に夏の終わりを感じている。「暑くて暑くて部屋を出るのが億劫だった。冷房に扇風機、とにかく風を浴びた」猛暑に魘されたあの日々たちさえ何故だかちょっぴり愛おしい。それは夏がちゃんと終わるせいだからかもしれない。
今年の夏はどこを切り取っても何かに追われていて、そういえば1試合も高校野球を観られていない。阪神戦だって観られていない。関西にいる間はそんな夏、考えられなかったけれど、まさに今わたしが生きる場所東京はこんなところで、毎日少しずつ何かが動いていて止まることがない日々。TimeOut Café & Dinerでの主催イベント、Show Chick Boyとのレゲエ曲制作、6年ぶりのGOMESSくん主催イベント、渋谷 VISION「trackmaker」最終回……振り返ると8月はとても充実していた。先週は海へも遊びに行けたし、バーベキューだってしたし、サマソニではThe 1975とBeabadoobeeのライブを観られた。めちゃくちゃ幸せじゃないかな。
って普通思うのに、いつだってどこかモヤモヤした気持ちでいるのはもう自分の個性なんだ、って受け入れるしかない。モヤモヤの理由はわかっていて、いつだって理由はひとつで、、音楽で結果を出せていないから。自分のスキル不足や知識不足に直面することがしばしばあって、そもそも音楽だけでご飯を食べられているわけじゃないから……楽しいことの奥にはいつも劣等感が眠っている。自分を救い出せるのは自分だけだから、早く成長、早く成長……と、これこそが日々を止めることができない理由だ。
この夏からいよいよニュー・アルバムの制作が始動、毎日せっせこ完成目指して邁進中。9月にばばばっと制作をすすめたいところ。10月は月初から主催イベントを予定している!止まることなく2022年を駆け抜けて青春。何歳になっても青く突き進め、相谷クン!
ではでは今月はこのあたりで、どろんっ。
〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-6-8 松井ビル1F
月-金 11:00-23:00
土日祝 10:00-23:00
年中無休
※ 営業時間は変更となる場合があります。
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よしもとミュージック所属のシンガー・ソングライター、相谷レイナです。好きな寿司ネタはトロたくです。2020年に上京しまして、東京にフィッティング・インすべく試運転中です。お気に入りのお店をレビューしていきます(マンスリー寄稿)。