Sam Prekopがソロ・アルバム『Comma』からTim Sutton監督の「Above Our Heads」MVを公開


 『The Republic』(2015)以来約5年ぶりのオリジナル・ソロ・アルバム『Comma』を7月にリリースしたSam Prekop(THE SEA AND CAKE)が、同作収録曲「Above Our Heads」のMVを公開。同MVは、2ndソロ・アルバム『Who’s Your New Professor』(2005, Thrill Jockey)収録曲「Something」のMVも手がけ、『DEATH STRANDING』(小島秀夫監督 | ソニー・インタラクティブエンタテインメント)の“ママー”役でおなじみとなったMargaret Qualleyも出演する監督作品『デスマッチ 檻の中の拳闘 Donnybrook』が6月に日本でも劇場公開されて注目を浴びる映画監督 / 脚本家 / 映像作家Tim Suttonが制作したもの。

 同楽曲についてPrekopは、「“Above Our Heads”は、最初はバラバラのパートから構成されていて、突き詰めて行ってもうまくいかなかったり、意味が分からなかったりしたのだが、“Above Our Heads”になるこの部分は、私を引き戻し続けてくれた。どんなレコードでも最後に丁度良いトラックが必要なので、これだと決めて、最後のピースとして考えて、自分の中で方向性を固めた。私にとっては、この曲はお祝いの気持ちと哀愁を同時に感じさせてくれる。クオリティを突き止めることは難しいように思えるが、この二項対立が、私が常に達成したいと思っていることだ」とコメント。長編デビュー作『Pavilion』(2012)の劇伴をPrekopに依頼しているSuttonは、Prekopの音楽について「Samの音楽は、直接的な意味でも抽象的な意味でも、何年もの間、私が世界(私たちが生きているこの奇妙な日々も例外ではありません)をどのように見ているかを表現するのに役立ってきた。『Pavilion』を制作した時もそうだったけど、一番シンプルなアイデアが浮かんできて、それを複雑にし過ぎずに探求している。Mo Shaneにはヴァーチャルでのコラボレーションをお願いしたが、私はブルックリンにいて、彼はコロラドにいて、その結果はSamの音楽によく似ていると思う。無重力であると同時に重くもあるからだ」と語っています。

■ 2020年7月24日(水)発売
Sam Prekop
『Comma』

CD HEADZ-247 2,000円 + 税

[収録曲]
01. Park Line
02. Summer Places
03. Comma
04. September Remember
05. The New Last
06. Approaching
07. Circle Line
08. Never Met
09. Wax Wing
10. Above Our Heads
11. Parallels *

* Bonus Track for Japan

Gallery

Sam Prekop Bandcamp | https://samprekop.bandcamp.com/