大久保青志が日高正博、津田大介との対談含む単著『フェスとデモを進化させる 「音楽に政治を持ち込むな」ってなんだ!?』を刊行


 『ロッキング・オン』誌の創刊メンバー、故・内田裕也のマネージャー、土井たか子ら政治家の秘書、東京都議会議員、「アトミック・カフェ・ミュージック・フェスティバル」~「FUJI ROCK FESTIVAL」内「THE ATOMIC CAFE」の主催、「さようなら原発10万人集会」の運営など、多岐に亘る経歴で知られる市民活動家・大久保青志が、単著『フェスとデモを進化させる 「音楽に政治を持ち込むな」ってなんだ!?』(イースト・プレス | 四六判 | 並製 | 224ページ | 1,700円 + 税)を4月17日に上梓。

 「FUJI ROCK FESTIVAL」ファウンダー・日高正博(株式会社SMASH代表取締役社長)、ジャーナリスト・津田大介との対談も含む同書は、一貫して音楽と政治のミクスチャーに努め、ポリティカルな思考をより日常的にすべく尽力してきた大久保の回顧から、展望をも得る内容。刊行にあたり、日高は「古い友人で尊敬できる人間。俺は大久保みたいにはできないもん」、津田は「市民運動と音楽ファンがクロスする新しい動きを作った中心が大久保さんだった」とのコメントを寄せています。

アトミック・カフェのデモでは、ブルーハーツが先頭に立ってアコースティック・ギターを弾きながら歌ったりもしていたし、まさにサウンドデモの走りだった。それはSEALDsや反原連とかの運動にも繋がっている、と僕は思ってる
――大久保青志(本文より)

大久保青志『フェスとデモを進化させる 「音楽に政治を持ち込むな」ってなんだ!?』■ 2021年2021年4月17日(土)発売
大久保青志
『フェスとデモを進化させる 「音楽に政治を持ち込むな」ってなんだ!?』

四六判 | 並製 | 224ページ | 1,700円 + 税
ISBN-13 978-4781619675

目次(抜粋)
| 第1章 音楽とフェスに社会的メッセージを
「社会性を持ったフェス」フジロックの立ち上げ / なぜ日本のミュージシャンは政治的発言を避けるのか? / 日本初、政治と音楽の合体フェスティバル / 飛び降りてしまった尾崎豊 / 渋谷東映の椅子破壊、野音炎上で始末書 / ブルーハーツがアコギでパレードを先導 / 「ロッキング・オン」の創刊同人になった / デビュー直後のユーミンを学園祭に呼ぶ / 正気の沙汰ではない郡山ワンステップ・フェスティバル / イベントは無益こそが素晴らしい / 内田裕也の葬儀で思ったこと / 窮地を救うのはいつも樹木希林 / 日本語ロック論争と内田裕也への曲解を正す / 「キケンするならROCKにヨロシク!」
| 第2章 デモと政治をフェス化する
保坂展人との出会いから政治の世界へ / 「お尻を出した女性が踊るとは何事だ!」 / 「お前が出ろ」と担がれて、都議にトップ当選 / スティングに対する環境庁の残念な態度 / 野党が与党になって面喰らう / ドブ板スタイルになじまず、4年で議員生活終了 / 辻元清美の政策秘書、国交省に出入りする日々
| 第3章 フェス・デモ仕切りの法則
デモのプロ「レーベン企画」とは / 日本初の政治集会専門イベンター / 国会前の抗議スピーカーはどこに設置する? / 右翼の妨害に対応する / 10万人が集まったら? / 街宣車、用意できます
| 第4章 運動にはかっこよさと美しさが必要だ
祖父の仕事は音楽家を守ることだった / 「お前、なんでグレなかったの」?

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