つやちゃん著『スピード・バイブス・パンチライン ラップと漫才、勝つためのしゃべり論』発売記念イベントにいとうせいこうが出演


 単著『わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論』(DU BOOKS, 2022)、川口真紀と共同監修した『オルタナティヴR & Bディスクガイド フランク・オーシャン、ソランジュ、SZAから広がる新潮流』(DU BOOKS, 2022)などで知られる文筆家・つやちゃんが、『スピード・バイブス・パンチライン ラップと漫才、勝つためのしゃべり論』(アルテスパブリッシング)を7月26日(金)に刊行。

 2020年代の国内における2大エンタテインメントとして漫才とラップにフォーカスする同書。雑誌『クイック・ジャパン』(太田出版)での連載「扇動する声帯――ラップと漫才の時代」の加筆修正や、「TOKION」での連載「痙攣としてのストリートミュージック、そしてファッション」を基にしたテキスト群、ヨネダ2000、TaiTan(Dos Monos)へのインタビューなどで構成されています。

 発売を記念して、いとうせいこうとのトーク・イベント「『しゃべり』の最前線と未来」が8月31日(土)を東京・下北沢 本屋B & Bにて開催。当日に向けて、つやちゃんは「いとうせいこうさんに聞いてみたいこと」を公開しています。イベントは現地参加のほか、オンラインでの参加も可能。

つやちゃん × いとうせいこう
『しゃべり』の最前線と未来
『スピード・バイブス・パンチライン ラップと漫才、勝つためのしゃべり論』刊行記念
https://bb240831a.peatix.com/

2024年8月31日(土)
東京 下北沢 本屋B&B

19:00-21:00
| 来店参加 2,750円(税込 / 1ドリンク込 | ※ 60名限定)
| 配信参加 1,650円(税込)
| サイン入り書籍つき配信参加 1,650円 + 書籍2,200円(税込)

■ 2024年7月26日(金)発売
つやちゃん
『スピード・バイブス・パンチライン ラップと漫才、勝つためのしゃべり論』

アルテスパブリッシング | 四六判 並製 | 224ページ | 税込2,200円
ISBN 978-4-86559-296-2 C0076
https://artespublishing.com/shop/books/86559-296-2/

[目次]
| 第1部 スピード・バイブス・パンチライン
序章 勝つためのしゃべりの時代に
第1章 スピード

加速する言葉、ハートの行方 キングコング――SEEDA
間に宿るメッセージ 和牛――OZROSAURUS
沈黙は豊穣なり スリムクラブ――Gotch

第2章 バイブス
システムをズラす快楽 ヨネダ2000――ゆるふわギャング
ループの遠心力 ミルクボーイ――NORIKIYO
取り憑かれたように語れ ウエストランド――ちゃんみな
「恵まれざるもの」たちの声 ハイツ友の会――dodo
日常の語り、揺らぐ世界 ナイツ――あるぱちかぶと

第3章 パンチライン
押韻は死ぬまで止まぬ タイムマシーン3号――ZORN
モジュール化するパンチライン 霜降り明星――Watson
意味からの逃走 ジャルジャル――Tohji

第4章 インタビュー
ヨネダ2000 すべては「どすこい」の繰り返しからはじまった
TaiTan 嘘はバレる。それだけ

| インタールード
| 第2部 上昇するためのしゃべり――ラップされるファッション

序文 素早く、豊かに語るためのケーススタディ
破擦音は本能を呼び覚ます KOHH――ヴェルサーチェ
言い換えの多層性 Elle Teresa――シャネル
模倣品まで書きつくせ valknee――バレンシアガ
語り手の立つ場所 Watson――Air Force1

| あとがき

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