乗代雄介が新刊『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』を上梓 こだま、髙城晶平 (cero) がコメント


 2018年に『本物の読書家』(講談社)で第40回「野間文芸新人賞」を受賞し、昨年は『最高の任務』(講談社)で第162回「芥川龍之介賞」の候補となった作家・乗代雄介が、新刊『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』(国書刊行会)を上梓。7月17日より販売が開始されています。

 同書には、乗代がデビュー以来書き続けているブログの総数約600編に及ぶ掌編小説から66編を自ら選んで全面改稿した「創作」のほか、長編エッセイ「ワインディング・ノート」、書き下ろし小説「虫麻呂雑記」を収録。カヴァー・アートは、ポテチ光秀が担当しています。発売にあたり、本書より「序」および収録書き下ろし小説「虫麻呂雑記」の冒頭部分を国書刊行会のnoteで公開中。また、ソロ・プロジェクトShohei Takagi Parallela Botanicaの1stアルバムを4月にリリースしたceroのヴォーカリスト・髙城晶平と、『夫のちんぽが入らない』『ここは、おしまいの地』などの作品で知られる作家・こだまのコメントも公開されています。

『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』は下品極まりないものから唐突にピュアな青春ものまで、どのエチュードも強烈なビートを発しているが、「のりしろ」なる書き手は、少なくとも自分の想像上ではいつも真顔だった。己の技術を誇示したいのでもなく、誰かとつながろうとしているのでもない。ただ“書かずにはおれない”人。本で読める日をずっと待っていました。
――髙城晶平(cero | Shohei Takagi Parallela Botanica)

乗代さんの最高の本が出る。
――こだま(作家)

■ 2020年7月17日(金)発売
乗代雄介
『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』
国書刊行会 | 四六判 | 648ページ | 3,300円 + 税
Kindle版(電子書籍 / 上巻・下巻) 1,800円 + 税
ISBN 978-4-336-06588-9

https://note.com/kokushokankokai/n/n1e2717e7c955/

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乗代雄介 Twitter | https://twitter.com/norishiro7/