BIEN、DIEGO、RUSSELL MAURICEが初の合同展覧会「AFTER APOX.」を東京・西麻布 CALM & PUNK GALLERYで開催


 グラフィティをバックグラウンドに、コミック・アブストラクションの領域で東京を拠点に活動するBIEN、DIEGO、RUSSELL MAURICEの3名が、初のグループ・エキシビション「AFTER APOX.」を8月28日(土)から9月12日(日)まで東京・西麻布 CALM & PUNK GALLERYにて開催。

 “黙示録以降”を意味するタイトルの同展では、“人類がいなくなった後の世界、そこで無生物や植物たちはどのように振舞うのか”をテーマに、これまで平面・半立体作品を多く制作してきた3名が立体作品を中心に展示販売。CALM & PUNK GALLERYの5mに達する天井高を利用した同ギャラリー史上最大の大型作品から最小作品まで、多彩なサイズの作品が出展されています。

ギャラリー・ステイトメント
「BIENとDIEGO と立体作品の展覧会をやる」。
RUSSELL MAURICEが最初にそう話してくれた時、そして今まで3人が共通して持っていた本展に関する共通の認識は至極シンプルにそれだけだった。その後、展示される作品のアイデアに関する会話の中でMAURICEから「AFTER APOX.」が飛び出してきた。僕は展覧会にピッタリだと感じた。
本展タイトル「AFTER APOX.」は「AFTER APOCALYPSE」の略語、つまり「黙示録以降」である。もともと「黙示録」自体は新約聖書の1部だが、現代において「APOCALYPSE」という言葉は聖書やキリスト教の枠組みから飛び出し「世界の終末」を意味する言葉になっている。
人類は世界の終末や、そのドラマに惹きつけられてしまう。宗教、文学、映画、噂、あらゆるところで終末に思いを馳せて、物語にして、戦ってしまったり、他界に行ったり、復活したり、救われてみたり、裁かれてみたり。こう書いてみると、とても騒々しい。ああ、落ち着きたい。
ナウシカは言う「なぜ、誰が、世界をこんな風にしてしまったのでしょう」。
答えは明白だ、人類だ。自作自演の上に騒がしい、もはや最悪である。世界は終わらない。別に人類がいなくなったって。人類が終わって、居なくなったとしても、そこに在る事象は続いてくだろう。
本展で3人のアーティスト、BIEN、DIEGO、Russell Mauriceが作り出す作品群は、現代的な視覚言語による終末世界とアニミズム―2つの古典の新解釈を描き出します。

――安部憲行(CALM & PUNK GALLERY)

AFTER APOX.
by BIEN, DIEGO, RUSSELL MAURICE

2021年8月28日(土)-9月12日(日)
東京・西麻布 CALM & PUNK GALLERY

〒106-0031 東京都港区西麻布1-15-15
13:00-19:00 | 水-土・最終日曜 開廊 | 日-火 休廊

出展作家
BIEN / DIEGO / RUSSELL MAURICE

Gallery