グールドのタッチをラーニングしたAIプレイヤー・ピアノが東京ミッドタウン「未来の学校祭」内で日本初演奏


 昨年のオーストリア・リンツ「Ars Electronica」で初演奏を披露し、Derrick MayやAlice Sara Ottとの共演で知られるFrancesco Tristano Schlimé(AUFGANG)らとの合奏も好評を博したAI制御のプレイヤー・ピアノ・システム『Glenn Gould as A.I.‬』が、2月20日(木)から24日(月・振休)まで東京ミッドタウンで開催される「未来の学校祭」に出展。オープニング・パフォーマンス「DAPPI MUSIC PERFORMANCE」にて中山晃子による“Alive Painting”とのコラボレーションを含む日本初演奏が予定されています。

 「Dear Glenn」のプロジェクト・ネームで開発された同システムは、楽譜データを認識・実行するAIとプレイヤー・ピアノで構成。AIは、50歳の若さで1982年に逝去した故グレン・グールド(Glenn Gould)による演奏音源を100時間超に亘って解析したデータをディープラーニングし、生身のピアニストによるヒューマン・インプットも交えてこれまでにない再現度を実現。共演者のプレイをルックアヘッドで解析し、協調性を伴う合奏も可能です。イベントでは、グールドの代名詞であるJ.S.バッハ 『ゴルトベルク変奏曲(BWV 988)』をはじめ、グールド未演奏のレパートリーも“グールドの表現で”演奏予定。

 なお、東京ミッドタウンと「Ars Electronica」で開催される「未来の学校祭」の会期中は、東京ミッドタウン・ガレリア1Fツリーシャワー前に同システムを展示。ドキュメント映像の上映やパネル展示も決定しています。

未来の学校祭
Glenn Gould as A.I.‬

2020年2月20日(木)-24日(月・振休)
東京ミッドタウン ガレリア1Fツリーシャワー前
11:00-21:00
入場無料

DAPPI MUSIC PERFORMANCE
2020年2月20日(木)
開場 18:00 / 開演 18:30 / 終演 19:30
入場無料 | 事前申込制
https://www.tokyo-midtown.com/jp/event/school_future/performance.html

Gallery

「Dear Glenn」 Official Site | https://www.yamaha.com/ja/about/ai/dear_glenn/