Interview | HiiT FACTORY + MOTSU


生まれる時代間違えただけ

 当代において伝承が杜絶したかに思われたレイト90s~アーリー00sの華やかなりしTKサウンドの再現を、小室哲哉直系と呼んで差支えないであろうコンポーザー・石坂翔太の技術力を得て成功させ、“現在”が普遍的ではない特殊相対性理論に思いを馳せたくなる状況を創出したダンス / ヴォーカル・グループHiiT FACTORYが、5月発表の『AZYL』に続く2nd EP『MYTH』早くもリリース。9月13日よりnow on saleの同作では、リード・トラック「I.C.Q.」にてm.o.v.eでの活動で広く知られるMOTSUを全面的にフィーチャー。完全なるOG avexスタイルを実現しています。この経緯や完成までの過程について、PV(Not MV)のシューティング現場となった東京都内のスタジオにてメンバー・Ai(vo | 以下 A)、Reyuna(rap, dance | 以下 R)、Yuzuka(dance | 以下 Y)、C-K(synth | 以下 C)とMOTSU(M)にお話を伺いました。前回のインタビューに引き続き、マスターマインドたる横山佑輝(吉本興業 音楽事業部 | 以下 )と水江文人(BANKU | 以下 )も登場します。

 なおHiiT FACTORYは、9月17日(日)に東京・渋谷 Spotify O-Crestにて単独公演「No Limit」を開催。同公演でもMOTSUとのコラボレート・パフォーマンスが予定されています。


取材 | 南波一海 | 2023年8月

文・撮影 | 久保田千史


――今回のコラボのスタートから伺いたいのですが、MOTSUさんのところに「こういうグループがいるんですけど」という話が行くわけですよね。

M 「まず、HiiT FACTORYの存在を知っていたんですね」

――そうなんですか!
M 「話をいただく前にネットで見ていて。ふとアンテナが立って見てみたら、 我々の世代の人に刺さる感じがあったんですよ。これはがんばってほしいと思って、やってほしいこととかの妄想が広がって。でも、ちょっと待てよと。自分で言うのもなんですが、僕のところに話が来そうだと思ったんですよ。だけど、これは参加しちゃいけないと思ったんです」

――そうですか。
M 「僕が最初にこの世界に入ったきっかけが、山本リンダさんのバック・ダンサーで。その頃の1990年代のクラブ・キッズにとって、70年代がおもしろかったんです。山本リンダさんの“狙いうち”をクラブでかけて踊っちゃおうよ、みたいな。そんな感じで盛り上がって、山本リンダさんをクラブに呼んで、僕たちがバック・ダンサーをやる、という流れがあったんです。いろんなところでライブを始めて、どんどん客も来る。CDも出しましょう、なんでもやりましょうとなってゆく中で、次第にリンダさんのスタッフの人たちも本気になってきて、“自分たちの今”を見せるステージングになっていったんです。そんな大人たちの状況を若者が見て“んー、これじゃねぇんだけどな”となってしまって、ブームがふわっとなくなったのを肌で感じていたことがあったんです。だから、今も90年代をそのまま引きずっている人間が乗っかっちゃいけないと思ったの」

――連絡が来る前から先回りして(笑)、オファーがあっても本家が出てはいけないと。
M 「ダメだと思って、自分の中の“見守る”というフォルダに入れて。そう思ったらお声掛けいただいたんです。“参加するとしても一緒にやるとかじゃなくて、サポートとかじゃ駄目なの?”って言ったんですけど、みなさんにすごく熱いオファーをいただいて。昔のエンターテインメントってチャラいというか、軽い感じだったんですけど、今はエンターテインメントってすごく深いじゃないですか。深くないと届かないというか。だから、90年代を掘りまくってドンズバの真剣です、という感じのスタッフのかただったので、それだったら僕もできることがあるかな、と思って参加することにしたんです」
HiiT FACTORY一同 「ありがとうございます」

――メンバーのみなさんは話を聞いたときはどうだったのでしょうか。
Y 「曲を作っていただく、コラボさせていただくというのをきっかけに、代表曲である“Gamble Rumble”や他の曲も聴きました。ユーロビートをメインで作られているというのは聞いて知っていたんですけど、それ以外にもいろんなジャンルの音楽をやっていて、すごいおもしろいと思いました。好きな曲あったよね?」
R 「“GHETTO BLASTER”。聴いたときにめっちゃかっこいいと思って」
M 「おお。嬉しいですね」
R 「違うジャンルでもm.o.v.eっぽさを出せるんだと思ったし、m.o.v.eのグループ名の由来が“ジャンルにとらわれない”というのを見たとき、そういうことか、ってなりました。自分たちHiiTも、いろんなジャンルに対応しながらもHiiTの色をの残しながらやっていけたらいいな、という新しい目標ができました」

――メンバーのみなさんはやっている音楽の時代がかなり離れているからか、もう古いとか新しいとかではなくて、何を聴いても新鮮という素直な感覚の持ち主なんですよね。90年代ものや2000年前後のものを偏見なく素直に聴かれていて。
M 「90年代のジェネハラみたいなものをスタッフサイドが延々しているのを見て、大丈夫か?と思ったんだけど(笑)、本人たちは楽しみのひとつとして捉えているっていうことですかね。彼女たちがメインではあるけれど、当時の世代の人たちが語れる要素がたくさんあるユニットですよね」

――みなさんは以前よりもこういう曲に慣れてきているから、「I.C.Q.」を受け取ったときは違和感のあるものではなかったのではないでしょうか。
A 「最初の“Wake Up!!”が来たときよりは驚かなかったです(笑)。でも、こういうユーロビートをHiiTでやるのは初めてだから新鮮で。私もこれを機にユーロビートを調べて、聴いて、これはできるな、って(笑)」
C 「自分はもともと“Gamble Rumble”だけケータイでダウンロードしていたんです」
M 「ありがとうございます」
C 「ただ、それがm.o.v.eさんということまでは辿り着いていなくて。でもユーロビートも大好きだったので、(“I.C.Q.”は)全然違和感もなく。平成ユーロビート感と歌詞に感銘を受けました」
 「C-Kはクラウンに乗っていたんです」
M 「何年型?」
C 「17クラウンなんですけど、かなり古いやつで。車でもちろんユーロビート流してたので」
M 「ハハハ!狂っとるわ(笑)」

――曲はMOTSUさんと石坂翔太さんで書かれていますが、楽曲制作はの進めかたはどのような感じだったのでしょうか?
M 「メロ以外は全部作って、メロディのところだけ石坂(翔太)くんに書いてもらって、戻してもらって、そこにハモとかを付けて、歌詞を書いて、ラップを付けてという感じです。なんでそうしたんでしたっけ?」
 「石坂さんのご家族が『頭文字D』の大ファンで、“『頭文字D』の人と作ったよ”って言いたいからメロディ書かせてくれと(笑)」
M 「なるほど!だけど僕、カウンター・メロディをなんとなく付けちゃうんですよね。こんな感じなんじゃないか、こんなメロディを付けてくるんじゃないかな、みたいな感じで書いたので、逆に難しく付けちゃったかな?と思ったんですけど、ビシッとやってくれました。(HiiT FACTORYの)音を聴いて、生(実機)を使ってるな、と思ったんですよ。リズムマシンとかね。そうしたらやっぱり、なるべく当時の機材を使ってますって書いてあって。例えばドラムは、(Roland TR)909のキックドラムがあったら、それをいろいろ加工して、またサンプルして加工してを繰り返して、曾孫のその曾孫みたいな音をみんな使うんですよ。僕も面倒臭いけどやろうと思って、ソフトウェアを全部揃えました。でも、やっぱりいいですね、当時の感じでやると。やっぱりサンプルしてきた音とは違いますよ」

――曲を作るにあたって、具体的にこういうことをしてほしいというリクエストはありましたか?
 「前回のインタビューでも話してたんですけど、平成のユーロビート感をどう令和に、とかを話すよりも、あのままほしいんです、みたいな。細かい部分はもうお任せしますんで、THE!というのをやってくださいと」
 「僕が覚えているのは、固有名詞を出さずに初期のm.o.v.eの話とかをいろいろした後に、打ち合わせの最後にMOTSUさんが“Gamble Rumble”作ればいいんですよねって言って(笑)。みんなもそうですそうです、いろいろ言ったけどその一言で打ち合わせ終わりです、みたいな(笑)。そもそも、このプロジェクトを始めるにあたって、よしもとミュージックへのプレゼン用に企画書を書いたんですね、こんなグループでこういうサウンドでこうやりたいって。そこで使っていたのがm.o.v.eの写真で、yuriさんの写真とかを勝手に抜き出して、ボーカルの人はたぶんこんな感じで、(TRFの)ETSUさんの写真を使ってダンサーの人はこんな感じで、っていうのを書いて出したんですよね。だからm.o.v.eはきっかけというか、僕らの原点みたいなところになっているんです」

――そしてMOTSUさんは、HiiT FACTORYの音楽性を理解していたので、ストレートに当時のものをやってしまおうと。
M 「そうですね。さっき言ったキックドラムと一緒で、例えばサビじゃないところは最近っぽくしたほうが、楽なんですよね。そこをあえて使わないってすごく大変ではあるんだけど、90年代に迷子になったままおっさんになっている人間なので(笑)、自分の奥底では吸って吐いたようなものだから、すごく作りやすい側面もあるというか。90年代のままでいればいいんだっていう快感と言いますか」

――HiiT FACTORYのみなさんはMOTSUさんご本人と初対面した時はいかがでしたか。
Y 「最初に会ったのは……」
M 「そうだ、クラブで会ったんだ」
Y 「MOTSUさんのイベントに招待していただいて、挨拶に行ったんですね」
R 「なんかちょっと怖い感じなのかなって思っていたんですけど、会ったらすごく元気で。もっとカリスマ的存在で、芸能人という枠にいるかただと思っていたんです。それこそHiiT FACTORYの成り立ちにはm.o.v.eが基にあったっていう話を聞いていたので、余計にそういう意識があって。もうレジェンドに会っちゃうの?っていう。でも、すごく優しく話しかけていただきました。MOTSUさんがDJをやっていらして、私もパラパラを踊ったりして楽しませてもらいました(笑)。当時の音楽とか、その乗りかたみたいなのを、挨拶するだけじゃなくて現場を通して勉強させてもらったな、って思います」

――実際のレコーディングはいかがでしたか?
R 「MOTSUさんにディレクションしていただきました」
A 「スタジオにいる人数がいつもより多すぎて、体が緊張しちゃって、それが歌にも出ちゃってました。どうしよう、ってなっていたけど、MOTSUさんの教えかたがとにかく優しくて、どんどん緊張が取れていって、最終的にリラックスしてできたと思います」

――前作のときと違って、スタジオの環境も違ったんですね。
 「伝統のavexのformスタジオで録りました」
A 「歌詞も前日に来たというのが初めてで。それでちゃんとできるかな?というのもあって、ずっと(Reyunaと)2人でやばいって言ってました」
M 「けっこう録って出しだったんだよね」
 「今までの話……MOTSUさんと会って、曲ができて、歌詞ができて、というのは一週間とか10日くらいの話なんです(笑)」
M 「相当痺れるスケジューリングで。メロいつ来るんだ、みたいな(笑)」

HiiT FACTORY + MOTSU | Photo ©久保田千史

――ラップはいつ書いたんですか?
R 「今回はMOTSUさんが全部書いて」
M 「僕が書いて振り分けました。それも前日にできたという感じです」
R 「そもそも自分が一緒に掛け合いとかラップをやるのかもわからなくて。でも、やるとなって、緊張で固まっちゃいました。もうやるしかないと思ってレコーディングに行ったんですけど、本当に優しくて。MOTSUさんのラップ・スタイルを教えてもらって、緊張しながらですけど、それを出すことができたので、また新しい自分のラップ・スタイルを見つけられた感じがしました」
M 「ラップって、自分で書いて歌うものだから難しいですよね。実は音程とかがすごく重要だから、なかなかできないんだけど、ちゃんとやってるな、って感心しちゃいました。若いから最初はコピーで学んでいくじゃないですか。ちょうどMOTSUっぽいのを学ぶのはいいんじゃないかなと(笑)。このスタイルだと隙間に入れていくやつが多いと思うから。ラッパーの弟子みたいな感じで、こうやるともっといいよ、みたいな細かいスキルをめっちゃ教えました」
R 「自分ででは考えられない言葉のリズムというか、苦手なリズムとかもあったんですけど」
M 「三連とかね」
R 「本当に優しくて、大丈夫だよ、っていう感じで言ってくださったので、安心してできました」

――曲の仕上がりに関してはいかがですか?
R 「一言で言うなら、m.o.v.eっぽ!っていう(笑)。予習していたものが自分たちの曲になったみたいな、ちょっと不思議な感覚」
Y 「前日一緒に練習していたので、AiちゃんとかReyunaが練習してるのを私とC-Kは聞いていたんですよ。そのときと、レコーディングした後では全然違って。それはなんでかと言うと、MOTSUさんのディレクションでもっとエモく、avexの歌姫っぽくなったんですね。当日は石坂さんもレコーディングに来てくださって、“これで合ってますよね?avexっぽいですよね”みたいに、avexっぽいかどうかで確認していたのが一番印象に残ってます」
M 「ハハハ!たしかにそうかも(笑)」
Y 「最初は緊張してたけど、Aiちゃんの声もだんだん気持ちが乗っていって。いろんな曲をやってきたけど、この“I.C.Q.”が一番avexっぽいと思いました」

――avexっぽいというのも、2000年初頭の……。
M 「そうそう。初期ベックス(笑)」
Y 「年代に関するディクレションもあって。“今はちょっと2000年代だから、98年にしてほしい”とかあったんですよ」
A 「ん!? って思いながら、わかりました!という(笑)」
 「僕らはMOTSUさんがいない曲でも、横山さんが“Aiちゃん、もうちょっとa社感を出してお願いします”ってディレクションをしていて。動画とかを送って、“これがa社感です。これを勉強してください”みたいなことをやっていたんですよ。それで、MOTSUさんが別のアーティストのヴォーカル・ディレクションをしている動画を見たときに、その歌手のかたが“MOTSUさんからもっとavexの歌姫感を出してくださいって言われて”みたいなことを言ってたんです。それを横山さんと観て、同じことを言ってるぞと(笑)。今日のレコーディングはお任せして大丈夫だね、みたいな話をしていました」
M 「僕は本当に初期avexの音楽とか、わからないで突き進んでいるっていう感じが大好きで。でも、みんないろいろ学んで、自分を否定して、おしゃれな音楽偏差値の高いほうに行くんですけど、その高さなんだよってすごく思っていて。僕はその初期ベックスの頃に、迷子になっているんですよ。ずっとそれが好き!それを聴いていて楽しい!作っていて楽しい!っていうのが僕の根本なんですよね。なかなか世の中の人に伝わりづらいと思いますけど、この多様性の時代だから、刺さる人は何人かいるだろうと。4~5人いりゃいいかな、みたいなところですけど(笑)」

HiiT FACTORY + MOTSU | Photo ©久保田千史

――HiiT FACTORYのみなさんはこの音楽性について今はどう思っているのでしょうか。
R 「不安とかはなにもないですけど、正解はわからずにやっているというか(笑)。やれることをやろうと」
Y 「他にいないじゃないですか。自分たちで作り出していくしかないから、今はいただいたものを真面目にやるだけですけど、それがちゃんといい方向に進んでいるのかどうかは何も確認できないので、合ってるのかな?っていうふわふわな状態でやっている気がします。お客さんに言われるのが、“めっちゃおもしろいけど、きみたち真剣なんだよね?”って(笑)」
M 「なにかで見たと思うんですけど、吉田 豪さんが“今一番ブックオフの100円コーナーが似合うユニット”と言っていて。作って思ったんですけど、僕が参加することによって、100円コーナーをさらに3割引きにして店頭に出す、みたいな(笑)。70円なら買うかっていう。めっちゃいい意味でですよ(笑)」

――HiiT FACTORYは冗談とマジの境が歪んでいてよくわからないというのが本当に独特なんですよね。この空間でPVを撮ったのもなんなんだろうと思います(笑)。
R 「私もなんだろうです(笑)」

――そもそもICQってなんだろうってなりますよね。
M 「知らないもんね。あったんですよ」
Y 「メッセージ・アプリですよね?調べたし、ファンのかたに教えてもらいました。YouTubeで生配信とかも少しやっているんですけど、そのときにICQの話題になって、チャット・アプリをやっていたかたいますか?って聞いたら、めっちゃ使っていたかたがいて」

――局所的な世代に刺さっている。
Y 「そうなんですよ。こういう人がICQの良さを掴んでくれるのかなっていうのを生で感じました」

――サビの歌詞がめちゃくちゃいいと思ったんですよね。
A 「“生まれる時代間違えただけ”(笑)」
M 「彼女たちも生まれる時代を間違えたのかもしれないし、もしかしたら我々全員かもしれない(笑)。市場の反応とかがあったらいいですね。すごく狭いところでもいいし」

――すでに懐かしがっている人も大勢いらっしゃると思いますし、PVがリリースされたら、全く知らない新しいものとして聴く人もいるんでしょうね。ちなみに撮影はいかがでしたか?
Y 「MOTSUさんとラップのシーンを撮らせていただいて、なんの打ち合わせもなくやったんですけど、息ぴったりでできたかな、って思いました」
M 「いろいろ仕掛けるとレスポンスするタイプだなと」
Y 「ほぼ弟子のように、付いていきます!という感じでやりました」
A 「5人で撮るときに、ポーズをやろうって提案していただいて」
Y 「“I.C.Q.”のポーズができました」
C 「見てからのお楽しみですね」
M 「サムいから全然却下になる可能性もあるんですけど(笑)。そういうのをよくやるんですよ」
 「ソロカットのときも、“当時はこうやってたよ”って当時のあるあるをいっぱい教えていただきました」
 「“こういうアングルあるから”みたいな感じで」
M 「股下から撮るみたいなのがあったんですよね。それはやってないとなかなかわからないですよね」

――もう、生き字引と言うのもなんですが……。
M 「継承するべきですよね」

――HiiT FACTORYのある種のテーマになっているところもあると思うんです。失われたテクノロジーをちゃんと受け継いでいくという。
M 「人間国宝みたいな(笑)」

――誰かが発掘しないと過ぎ去っていってしまう可能性の高いものだったりしますよね。
M 「本当にそう思っていて。90年代って、ここは通ってるでしょうというのがあったんです。例えば、avexは通ってるでしょ、とか。これを彼女たちの年代に置き換えると、相当太いやつでも全然お互いで通ってないですよね。多様すぎて。そうなってくると、こういうテクノロジーとかこういうスキルあったじゃんっていうのも、それがまったく継承されずに消えていく。だから、今回の90年代のビデオの撮りかたとかも、世代の全然違う人たちがやることに、意味があるんじゃないですかね」

――ちなみにダンスは当時のものを参考したりしたんですか?
Y 「まだ“I.C.Q.”のダンスは完成してなくて(取材時)。ただ、今回ユーロビートということで、パラパラをやろうかな、って一応考えています。耳を離れない、印象深い曲なので、ダンスも見て真似できるような、簡単で親しみやすいものになってくれたら。当時っぽさを視覚的にも残したいと思います。今日のPV撮影のために昨日の夜から『パラパラ教典』を夜通し見て、こういうのかって勉強してました」

――『パラパラ教典』!
M 「あのすっごい中途半端な感じがいいんですよね。クセになる。間違えてニヤついたりしていて(笑)」

――お話を聞いていて、EPのタイトルが“myth”、つまり“神話”というのもなるほどな、と思いました(笑)。
M 「世の中で話題になったらツッコんでほしいですよね。ツッコミ待ちみたいなところがあるじゃないですか(笑)。ツッコミがあって成立するみたいな、そんな感じのことをみんなに理解してほしいと思います」

HiiT FACTORY Official Site | https://www.hiitfactory.global/
MOTSU Official Site @avex | https://avex.jp/motsu/
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やることはひとつ

HiiT FACTORY 2nd Work Out "No Limit"HiiT FACTORY 2nd Work Out
No Limit

2023年9月17日(日)
東京 渋谷 Spotify O-Crest
開場 11:00 / 開演 12:00
3,800円(税込 / 別途ドリンク代)
TIGET

HiiT FACTORY 'MYTH'■ 2023年9月13日(水)発売
HiiT FACTORY
『MYTH』

ドワンゴ | レコチョク
Apple Music | Spotify

[収録曲]
01. I.C.Q. feat. MOTSU
作詞 MOTSU | 作曲 石坂翔太
02. Dive into the sky
作詞 Show Chick Boy | 作曲 石坂翔太
03. He is still alive
作詞 TAX藤山 | 作曲 東新レゾナント
04. Everything I need
作詞 Show Chick Boy | 作曲 No Chain
05. New emotion
作詞 東新レゾナント | 作曲 東新レゾナント

HiiT FACTORY 'Waiting For Love'■ 2023年9月17日(日)発売
HiiT FACTORY
『Waiting For Love』

8cm CD FZHF-2501 1,000円

[収録曲]
01. Waiting For Love (Straight Run)
02. Waiting For Love (Purple Days Ver.)
03. Waiting For Love (TV mix)

Produced by Purple Days

HiiT FACTORY 'AZYL'■ 2023年5月17日(水)発売
HiiT FACTORY
『AZYL』

https://lpm.yoshimoto.co.jp/90922/

[収録曲]
01. Wake Up!!
作詞 TONEAYU | 作編曲 石坂翔太
02. Love the World
作詞 石坂翔太・Reyuna | 作編曲 石坂翔太
03. Step by Step
作詞 Show Chick Boy | 作編曲 石坂翔太
04. Fantasy
作詞 PellyColo・Reyuna | 作編曲 PellyColo
05. Red Pill
作詞 PellyColo・Reyuna | 作編曲 PellyColo
06. Eclipse
作詞 PellyColo・Reyuna | 作編曲 PellyColo