ジャックスの1968年「第2回ジャックスショウ」を捉えた未発表ライヴ音源『2nd Jacks Show, Jul. 24, 1968』発売

　1960年代後半に活動したジャパニーズ・ロックのパイオニア、ジャックス。そのデビュー・アルバム『ジャックスの世界』の録音から2ヶ月後、発売2ヶ月前の1968年7月24日に東京・御茶ノ水 日仏会館ホールにて開催された自主公演「第2回ジャックスショウ」のライヴ音源を収めたCD『2nd Jacks Show, Jul. 24, 1968』（FJSP-434 2,650円 + 税）を「SUPER FUJI DISCS」が8月18日（水）にリリース。発売に先駆け、トレイラーが公開されています。

　スージーQ、薔薇卍結社と共演した同公演には、早川義夫（vo, g）、谷野ひとし（b）、木田高介（vo, dr, vib, fl）、水橋春夫（vo, g）のラインナップで出演。水橋春夫脱退直前の1stアルバムと同メンバーによる演奏を捉えた音源には、1stアルバム『ジャックスの世界』より8曲、後に2ndアルバム『ジャックスの奇蹟』の収録曲となる2曲、シングルにのみ収められた2曲、若松孝二監督『腹貸し女』の劇伴に使用された、アルバム未収録の「お前はひな菊」「由美子はいない」の全14曲を収録。エディットとマスタリングは中村宗一郎（Peace Music）、カヴァー・アートはダダオによるもの。谷野ひとしの最新インタビューを含む、湯浅 学による解説を収めたブックレットが封入されています。

ジャックスは 1950年代のジャズ・ミュージシャンみたいなもの。テクニックはないけどチャーリー・パーカー方式。演奏中、お互いに音楽で会話してるんですよ。ショック受けたり、誰かが反応すると、それに反応したり。
――谷野ひとし

あの頃木田は大学に居るよりも新宿の「ビザール」で過ごす方が多かったかと……。ミルト・ジャクソンよりボビー・ハッチャーソンが好きと言っていました。東京藝大の奏楽堂で卒業演奏代わりのヴィブラフォンの演奏が忘れられない思い出です。
――桂 ひろこ（木田高介の妻）

■ 2021年8月18日（水）発売
ジャックス
『2nd Jacks Show, Jul. 24, 1968』
CD FJSP-434 2,650円 + 税

［収録曲］
01. マリアンヌ
02. お前はひな菊
03. この道
04. 時計をとめて
05. いい娘だね
06. 由美子はいない
07. 敵は遠くに
08. Dm 4-50
09. 薔薇卍
10. どこへ
11. 裏切りの季節
12. ラブ・ジェネレーション
13. われた鏡の中から
14. からっぽの世界