Review | 童商『花园世界』

文・撮影 | ナポリタンみみこ

　花のある生活めちゃ憧れてる。しかし、誰でも育てられると言われている多肉植物や観葉植物でさえも枯らす。エアプランツも枯らす。なので、花なんて育てられないし、花を買うお金は玩具に回ってしまうし、花のある生活は一生無理（泣）。花のある生活以前に、オリーブ少女時代（今はオリーブおばたん）の頃のわたしは、ある意味洗脳されていたので、普通に27歳くらいで結婚して、子供もいて、という結婚生活を想像していたけど、全然違った（笑）。

　旦那さんより早く起きて掃除をすませて化粧して朝ご飯作って→「あなた、朝ご飯できましたわよ」→玄関先までお見送りして、スーツのジャケットをかけてあげて→「いってらっしゃい」。だいたい昔のドラマとかこんな感じだと思うんですが、は!? BAKAじゃないの!? と声を大にして言いたい!!!! 遥か昔に終わりを告げた“専業主婦”なんていう言葉をまだ誰かが使っているから、「専業主婦に憧れます〜」みたいな若い人たちがいるんです。専業主婦は絶滅危惧種です。ほんの一部しかいない。共働きが普通の今、丁寧な生活とか絶対無理だし、家事ができない男なんてあり得ない。「今日のごはん◯◯だよ」→「えーー（不満）」→「じゃあ、ご自分でつ（怒）く（怒）れ（怒）ば（怒）???」（実際はもっと酷い言葉で言ってるけど）ってなるわけです。

　花しが逸れてしまいましたが、花を育てられないわたしでも、花のある生活がしたいという願いを叶えてくれるものを発見。花びら、おしべらしきもの、めしべらしきもの、がく、上の葉、下の葉がパーツごとにバラバラになっているので組み合わせは無限大。その日の気分で組み合わせ自由〜。ずぼらなわたしは3か月に1回くらい変える感じになると予想。へたしたら一生そのまま（笑）。過去に3度挑戦した日めくりカレンダーは、めくってない！と気づいたときにはめくらなきゃいけない日から1週間とか経っていて、1ヶ月も続いたことがない泣。毎日めくれる人尊敬（尊敬のハードル低め）。色もめちゃよくないすか。地味色も作ってほしい〜。日本にはこういう感じのものってありませんね。なぜだろう。花はいくらあっても最高なのに。造花もいくつか持っているけど、いいなと思うものが少ないので種類豊富には持っていない。昔の造花の色が最高なので、そういうのを100均さん発売してください〜。ちなみに、ドライフラワーは風水的に良くないので置かないようにしています（笑）。

　あと最後に。“丁寧な暮らし”って言葉を使い始めた人誰ですか。その言葉に苦しめられてる人、多いはず。

「丁寧な暮らし、したいですか」
「別に……」