近年はオルタネイティヴ・ダイニング「ZEZE」の経営者としても注目を浴びる愛知・名古屋の音楽家・Ramzaが、まとまった作品集としては『Whispering Jewels – ひび割れの鼓動』(2022, AWDR/LR2)以来となる新作『cause/effect』をリリース。9月21日からのフィジカル・パッケージ(CD UJKCD-5425 1,500円 + 税)販売開始に合わせ、収録曲「tea leaf dancer」のMVも公開されています。
京都・山城の老舗茶問屋「宇治香園」による音楽レーベル「Tealightsound」より、創業161年記念作品として発表された同作には、原因と結果の因果性から茶をイメージしたという全7曲を収録。マスタリングは椛島 隆 aka Kabamix(大阪 LMD)、カヴァー・アートは画家・伊藤 潤が担当しています。「tea leaf dancer」MVは、映像作家・nouseslyoが制作したもの。
一杯の茶は、茶葉と水だけでできているわけではない。
豊かな山々、土の奥で巡った水、光を受けた時間、季節の揺れ、摘む手、火を入れる手、待つ時間、偶然や記憶、またその情念であるとか。
それらの”原因”が手を取り合ってようやく「お茶」と呼ばれる”結果”が立ち上がるのではないかと。
家でゴロゴロして、怠惰を貪りながらそんな事を思い立った訳です。
『cause/effect』は、その複雑な”お茶”という原因と結果のネットワークを音で触れようとした作品と言えます。
「お茶そのものを表現する」という考えを手放し、お茶を成り立たせている”原因”を音楽に変換したのです。私たちは、突然存在している訳ではなく
ふいに浮かぶ記憶や、名前のない感情、石ころや猫の匂い、マズい酒、突然庭に生えた雑草でも何でも良い
それら多くの存在が”原因”となって”結果”として形作られ存在しているという事。
受け取り、影響を与え、変わり続ける。その繰り返しのなかで、
私も、お茶も、今ここに在るという事。大きな事を語るつもりはありません。
けれど、私とお茶の間に静かに生まれたこの感覚を、
音楽としてこの世界へ手渡してみたいと思いました。宇治香園とのこの試みが、これからのお茶の在り方に新たな作用を及ぼす、ささやかな”原因”となる事。
さらに、この音楽が誰かのもとへ届き、その人の内側で次の思考や感情を生むまた一つの”原因”となる事を願っています。
そしてその連鎖の先に、まだ名づけられていない豊かな”結果”が立ち現れることを、静かに待ち望んでいます。――Ramza
■ 2026年9月21日(月)発売
Ramza
『cause/effect』
宇治香園 | Tealightsound
CD UJKCD-5425 1,500円 + 税
https://ujikoen.co.jp/tealightsound/
[収録曲]
01.construct
02.desire
03.runnin’
04. attitude
05.tea leaf dancer
06.bounty
07.science–poetry
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