英ロンドンのセラミック・アーティストRobert Cooper(ロバート・クーパー)が、日本では初のソロ・エキシビション「Taking coals to Newcastle」を4月24日(土)から30日(金)まで東京・九段下 GOTTA九段下、5月1日(土)から9日(日)まで神奈川・葉山 BOOKSHOP Kasperにて開催。
1949年、英シェフィールド生まれのCooperは、サウスロンドンのスタジオを拠点に活動中。同展では、Cooper自身が収集したヴィンテージ陶片のコレクションを組み合わせたキャンドル・スティックをはじめ、蓋付き容器、カップなどを展示販売。店内混雑時は、予約者優先での入場となります。
私は1940年代の終わりに英国イングランドの北部、シェフィールドに生まれました。
私の家族は、裕福ではなかったですが、明るい時代が近づきつつありました。
2歳の時に患った肺炎のせいで、幼少期は病院にいることが多く、ひとりで絵を描いたり、立体を作ったりして半ば空想の世界で過ごしました。
その当時、本の中などにでてくる昔の事柄に特に興味を惹かれていました。
なかでも日本には憧れがありました。
何事においても、極みに至っているかのようで、生活の様式全てに思いが尽くされているように感じました。
私は物を収集するのが好きです。物のもつ物語性にわくわくします。
それで自然にテムズ川の河川敷で陶片を拾い集め、ある時それを作品に使い始めました。
燭台は私の、過去への興味と融合し、蓋物や茶碗もその延長だと言えます。
作るという事は、私にとっては日記のようなものです。
拾ってきた物を使い、描き、柄や形を構築して表面を形成し、そこから新しい、私的なものを作り上げていきます。
そうやって生まれた作品が、他の人にとっても何か意味のある物になっていれば嬉しいです。
I was born in Sheffield in the north of Britain, at the end of the forties,
We were poor but good times were coming,
I spent my childhood going to hospital
For checkups for my lungs having had pneumonia when I was two,
I spent time alone with my dreams and drew and made things,
I was interested in the past, in books and such,
I was fascinated by Japan and it’s completeness,
every aspect of living seemed thought about,
I have collected things and enjoyed the story they carry,
so when I was able, I collected
Broken pieces of pottery from the river Thames and began to use them in my work,
Making candlesticks fitted my connection with the past,
lidded boxes, drinking vessels,
Making for me is a diary, using found things, painting,
building up surfaces, using patterns and shapes to create something new
and personal but hopefully meaning something to other people,
――Robert Cooper maker
■ Robert Cooper
Taking coals to Newcastle
| 2021年4月24日(土)-30日(金)
東京 九段下 GOTTA九段下
〒102-0074 千代田区九段南2-2-8 松岡九段201
12:00-19:00
| 2021年5月1日(土)-9日(日)
神奈川 葉山 BOOKSHOP Kasper
〒240-0111 神奈川県三浦郡葉山町一色1462-5
11:00-17:00
[予約]
ご来店の日時をあらかじめ決定されている方はお名前、ご来店日時、人数をbookshopkasper@gmail.comまでお知らせください
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