文・撮影 | SAI
みなさま、お元気でしょうか。だんだんと寒くなってきましたね。今回はaespa(エスパ)の1stミニ・アルバム『SAVEGE』について。今年、私がハマっていることのひとつとして、aespaはかなりアツいです。そして、もう今年を総括する時期ですね……という気分。
知り合いのストーリーズで見かけたり、「Coachella Valley Music and Arts Festival」の映像で観て一気にドはまりしたaespa。韓国ブームにかなり乗り遅れていたし、このまま乗らないまま終わるのかも……と思っていたのですが。
まずはメンバーをご紹介。
左からジゼル、ニンニン、ウィンター、カリナ。YSLのこのショット最高すぎる。
まず、曲がめちゃくちゃカッコいい。まず、曲がめちゃくちゃカッコいい。ダンスも可愛らしさというより、めちゃくちゃクールなキレとフリ。アー写やライヴ動画ではほぼ笑顔なし。
このステージはメンバーのヘアカラーがダークトーンで、衣装がホワイトで統一されていてかわいいっ。あとウィンターのメイクが濃いめで最高。
このステージは衣装がブラックで統一されていてかわいいっ。ニンニンが珍しくアップヘアな気がする。
私がイギリスでポストパンク・バンドSAVAGESを発見したようなときの衝撃と、惹かれたポイントが似通ってる気もします。実際、1stミニ・アルバムのタイトルが『Savege』じゃなかったら、ここまでハマらないで素通りしていたかもしれない。“savage”は野蛮、獰猛という意味だけれど、最近はスラングでカッコいいという意味合いもあるようです。
そんなわけで私のツボを押しまくっているaespa。動画でもおわかりのように、ヘアスタイルや衣装、メイクを短いスパンで変えるのもファン(aespa用語では“MY”)のハートを掴んでいる要素のひとつだと思います。『Zipper』とかのファッション誌を読んでいたり、着せ替え人形を見ているような気持ちよね。あの頃のドキドキとキラキラを一気に思い出すといいますか。公式よりTwitterやInstagramaのファン・アカウントのほうが、メンバーの衣装をアップするのが早い & 多いのですが(アイドルってすごいね……)、毎回本当~~にかわいいんですよね。矢沢あいテイストも感じる。
このウィンターのヘアメイク&衣装最高すぎませんか。
さて、止まらなくなってきたので、肝心のCDのレビューを。
ソロ・ライヴのときにタトゥ・シールを貼りたいぞ、と思い、『Savage』のCDを購入。なんと種類が3パターンあって、どれを買えばいいんだ……と悶絶しました。私が買ったのは“SYNK DIVE Ver.”。3パターンある上に、私が買った“SYNK DIVE Ver.”はレンチキュラー・カード / フォト・カードが4種類ランダムに入ってるので、これはコレクション癖のある人は大変だぞ、と思いながら。ちなみに推しで言うとカリナが一番好き(だいたいヘアカラーがブラック~パープルで、切長の猫っぽい顔、MCのときお姉さんっぽくてきゅんとくる、笑うとかわいい)なんですが、ニンニンを引き当てる率が高くてニンニンも好きになってきました。ていうか全員好き。
韓国はもとよりフランス、アメリカ、日本など、世界を飛び回っているaespa。空港や、移動するショットもよくアップされているのですが、ニンニンの手の振りかたがクールというか、そっけない感じでいいんですよね。
だけど、メンバーのプライベートみたいなVlogでのニンニンは一番バブみがあって(実際一番年下)でかわいい。
aespaのVlogやMCでそれぞれのキャラクターを深掘りしていると、さらに好きになります。日本でおそらく一番人気のウィンターは、ステージでは“かわいさの極み”みたいな表情やMCですが、Vlogを観ているとたぶん一番ドライな性格な気がします。コーチェラでのVlogで「お土産を買ったり、写真撮るのに興味ない」と言っているシーンとか。そのギャップも良い。ジゼルは日韓ハーフで日本育ち。ライブ中に倒れてしまったファンを見つけて、パフォーマンスをストップさせるなど、とてもファン想いな印象があります。カリナと同じお姉さんっぽい立ち位置なのがキュンとくる。
最後に、aespaにハマるもうひとつのポイントが世界観。グループ名は“Avatar x Experience”を表す“æ”と、様相 / 側面を意味する“aspect”を組み合わせたコイネージなのですが、仮想世界と現実世界を行き来するコンセプトは、歌詞やMVでも一貫しています。
「aespa JAPAN PREMIUM SHOWCASE 2022 ~SYNK~」でもこの映像が流れましたが、大勢のMYが大画面を見つめ、映画を観ている空間のようでした。
aespaの魅力、少しでも伝わりましたでしょうか。まだまだ知らないことがたくさんあるので、深掘りしていきたいです。
さて、11月のライヴインフォです。ソロ・ライヴは11月9日(水)に東京・下北沢 LIVE HAUSにて。バンドMs.Machineは11月27日(日)に下北沢 SPREADにて。ぜひお越しくださいね。
2022年11月9日(水)
東京 下北沢 LIVE HAUS
開場 / 開演 19:30
2,000円(税込 / 別途ドリンク代)
[Live]
エマーソン北村 / Nozomi Nobody with 吉木諒祐 (THE NOVEMBERS, MEAT EATERS) / SAI (Ms.Machine) / Thiiird Place
[DJ]
DEADKEBAB / 松田 "CHABE" 岳ニ / Nutty Nuts
2022年11月27日(日)
東京 下北沢 SPREAD
開場 18:30 / 開演 19:00
2,400円(税込 / 別途ドリンク代)
Teens 1,400円(税込 / 別途ドリンク代)
[出演]
Ms.Machine / yangdoe
ほか
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現在東京を拠点に活動するヴォーカリスト / リリシスト / ライター。
2015年にバンドMs.Machineを東京にて結成。近年では坂本龍一 / 後藤正文主催イベント「D2021」に出演。また、アメリカのメディア・コレクティヴ「8ball」やシンガポール拠点のCNA制作番組「Deciphering Japan」が日本の女性にフォーカスした回に出演するなど、ワールドワイドに活動している。2020年末にUMMMI.監督のMV『Girls don’t cry, too』、2021年には待望の1stアルバム『Ms.Machine』を発表し、「FUJI ROCK FESTIVAL ’21」“ROOKIE-A GO-GO”に選出される。
ソロでの音楽活動は2019年夏にスタート。『音楽と人』誌への掲載や、InterFMのラジオ番組「sensor」への出演など、大きな話題となっている。2021年はシングル『記憶喪失』『Sonatine』や、ex-TAWINGSのヴォーカリスト・KANAEとの楽曲『Myway Highway』をリリース。9月には、野中モモ、奥浜レイラとの“私たちのシスターフッドミュージック”についての鼎談記事が『Numéro TOKYO』に掲載された。
また、音楽活動以外にライター/インタビュアーとしての側面も持つ。ウェブマガジン「AVE | CORNER PRINTING」では音楽や映画などについての記事を連載しており、これまでにICEAGE、野中モモ、Elle Teresa、そしてSAIが特に関心を寄せるスウェーデンの男女平等社会について友人のVeraとNellaにインタビューした記事もある。