SMASH YOUR FACEがAtsuo (Boris) プロデュースのフレキシ7″をリリース 宮ヶ瀬ダムでの無料“バラマキ”ライヴ「DAM ROCK FESTIVAL ’22」も敢行


 昨年はロベルト吉野(サイプレス上野とロベルト吉野)加入後初のパッケージ作品となった目下最新作『Change Your Life』が好評を博したSMASH YOUR FACEが、2枚組のシングルサイデッド・フレキシ7″(HGTG-080/081)を「Hello From The Gutter」から10月10日(月)にリリース。発売に先駆けてMV第1弾「Can I do that?」や恒遠聖文 aka Tsuneglam Sam(YOUNG PARISIAN)による解説が公開されているほか、8月27日(土)よりTシャツ + 2 x フレキシ7″バンドル(税込5,999円)の予約受付もHello From The Gutterオンライン・ストアにて開始されています。締切は9月15日(木)。

 2タイトルの2曲収録シングルサイデッド・フレキシ7″『DYNAMITE / HATE MAN』と『Can I do that? / FAKE FAKE FAKE』で構成される同作は、最新作『Heavy Rocks』(KiliKiliVilla | Relapse Records)のリリースに伴い北米ツアー中のBorisからAtsuoをプロデューサー / レコーディング・エンジニアに起用。MV「Can I do that?」もAtsuoと岡本彰生による共同ディレクションで制作されています。マスタリングは名匠・中村宗一郎(Peace Music)が担当。カヴァー・アートは、LIP CREAM、SDSらの作品でも知られ、これまでにも『Loose Times, Light Times』(1998, Prank)をはじめとするSMASH YOUR FACE作品を手がけているマスク・ド・UH aka 植地 毅(DEAD AND BURIED)によるもの。バンドルのTシャツにも植地によるアートワークがあしらわれています。

 また9月17日(土)には、同作を無償頒布するオープンエアの入場無料“バラマキ”ライヴ「DAM ROCK FESTIVAL '22」を神奈川・宮ヶ瀬湖畔園地 野外音楽堂にて開催。SMASH YOUR FACEに加え、サイプレス上野とロベルト吉野、流血ブリザード、TOM SAIKI(STOMPIN’ BIRD)の出演が発表されています。

 「デクライン」な時代のLAパンク。そう、マッチョになりすぎてないやつ。はたまたUS要素を取り込み始めたばかりのアーリー・ジャパニーズ・ハードコア・パンク。それともアメジャン着たUKパンクかロンジャン着たUSパンクか……。
 いやいや、こうしてなにかに例えようとしてもどうもしっくりこない。なにかに似てるようで誰にも似てない。ルチャ・マスクのメンバーがいるからつってもドゥワーブスより粗野で、トラッシュ / スカムというには骨格もしっかり。おまけにスラッシーなのにキッチリバッチリロックンロールときたもんだ。
 どこにでも転がってる手垢のついた言葉なので言いたかないが、SMASH YOUR FACEは「唯一無二」。圧倒的な個性と独自路線でこれまでもずっとそしてこれからも爆走し続けてるバンドなのである。
 SMASH YOUR FACEは80年代後半に結成。ハードコアパンクのライブに通いながら UK、US、国を問わずハードコアを愛する者たちが集まって始動。数多くの作品といくつかのメンバーチェンジを経て、2018年、横浜のヒップホップ・ユニット「サイプレス上野とロベルト吉野」のロベルト吉野と初セッション。後にターン・テーブル担当でロベルトもメンバーに巻き込み、更にそのサウンドに混沌をもたらすことになる。
 現在のメンバーは以下の6人。
・Nangchang: Vocals
・El Hemp: Vocals & Bass
・KB: Vocals, Guitar & Tambourine
・32: Vocals & Guitar
・Matsu: Vocals & Drums
・Roberto Yoshino: Vocals & Turntable
 このようにどっからどう見てもただ者じゃなくただ事でもないラインナップで放たれた彼らのブランニュー音源(ソノシート)は、あのBorisのAtsuoがサウンド・プロデュースを手がけ、アートワークは彼らの盟友・植地毅が担当。ぼんやりしてると停滞、低迷しかねないシーンに傷痕をしっかりつけるにもってこいの布陣で密造された。
 これまでの彼らは「あっ!」という間に駆け抜けていく衝撃加速型が故に、いい意味で「アルバム一枚で一曲」、「ライヴ全体で一曲」みたいなイメージがあったのだが、今回は個々の楽曲がいつも以上に際立っている印象だ。
 もはやベテランともいえるキャリアを持つ彼らだが、それに決して胡座をかくこともなく、ここらでもういっちょやらかそうとしている感をひしひしと感じるのが痛快極まりなし。
 SMASH YOUR FACEはまだまだ寝ぼけた我らの横っ面に平手打ちをくらわせ続けていくれる。こちらもそれを全力で受け止めようではないか。

――Tsuneglam Sam (YOUNG PARISIAN)

DAM ROCK FESTIVAL '22 

2022年9月17日(土)
神奈川 宮ヶ瀬湖畔園地 野外音楽堂
〒243-0111 神奈川県愛甲郡清川村宮ヶ瀬940-4
11:00-
入場無料

出演
DEATHRO / サイプレス上野とロベルト吉野 / SMASH YOUR FACE / 流血ブリザード / TOM SAIKI (STOMPIN’ BIRD)

■ 2022年10月10日(月)発売
SMASH YOUR FACE
『DYNAMITE / HATE MAN』 + 『Can I do that? / FAKE FAKE FAKE』

S/Sided Flexi 7″ HGTG-080/081

SMASH YOUR FACE 'Dynamite'HGTG-080
01. Dynamite
02. Hate Man

SMASH YOUR FACE 'Can I do that?'HGTG-081
01. Can I do that?
02. Fake Fake Fake

[T-Shirt]
T-Shirt + HGTG-080/081 税込5,999円
Body: Gildan
Size: S-XXXL

予約受付: 2022年8月27日(土)-9月15日(木)
https://hftg.thebase.in/items/66322880

Gallery

SMASH YOUR FACE Official Site | http://www.smashyourface.com/