YAKUSHIMA TREASURE(コムアイ + オオルタイチ)が唯一のライヴハウス公演を8月に開催


 水曜日のカンパネラと世界遺産・屋久島のコラボレーションとして制作された「YouTube Originals」のドキュメンタリー作品『Re:SET』。同作を契機にEP『Yakushima Treasure』を発表した水曜日のカンパネラ・コムアイとオオルタイチが、新バンド“YAKUSHIMA TREASURE”をスタート。「FUJI ROCK FESTIVAL ’19」最終日7月28日(日)への出演に続き、8月22日(木)には東京・恵比寿 LIQUIDROOMでの単独公演「とうとうたらりたらりら」の開催が決定しています。

 LIQUIDROOMの恵比寿移転15周年を記念する企画の一環で開催される同公演では、花道家・上野雄次とのコラボレーションによるライヴ・パフォーマンスが予定されています。なおYAKUSHIMA TREASUREはフェスティヴァル出演を中心に活動。ライヴハウスでのパフォーマンスは8月22日の公演のみとなる予定です。

私たちは、屋久島で昼の森を歩いていました。
ルーペを持って苔を覗くと、ぎゅうぎゅうに並んだビルの群れ。そのどこかに私たちが棲んでいる。
視点をミクロ/マクロに切り替えると、人間が作った街も、大きな自然のなかに生まれ、自然を食いながら、自然に食われています。

最後の日は、明け方の森を歩いていました。
夜の森は、昼の森とまったくちがいます。すべてのものが同じ色になり、じわじわただよう気配だけの世界です。昼間は肌の色や身体の形で、名前をおしえてくれたガジュマルの木。夜の暗闇の中では、寝ているんだかこっちをじっと見ているんだかわからない、その気配だけで存在しています。たくさん凹凸がある木のこぶは、暗くてあまりよく見えないので、脳が、一生懸命なにかを当てはめようとして、ルーレットのように、ランダムにイメージを重ねようとします。いろんな妖怪に出逢うのです。明けてくると、すっと木の中に引っ込んで、鳥や虫も、鳴き方を変えます。あっけらかんと、朝の市場のように。

同じ場所でも、昼と夕と夜と朝のような、ドラスティックな変化があるから、屋内でもそれをやってみたい。
屋久島だけでなくて、音楽と光で、いろんな景色に一緒に旅がしてみたい、というのがこのプロジェクトです。そして自分の知っている華道家の中でひときわキレモノの上野さんが参加して、気配を放つ有機物、人工物をいけてくれる予定です。

YAKUSHIMA TREASUREのプロジェクトでは、フェスティバルを回っていろんな場所と交信していくつもりなので、ライブハウスでワンマンをやるのはこれきりになると思います。

ぜひ体験しに来てください!

――コムアイ

LIQUIDROOM 15th Anniversary
とうとうたらりたらりら

2019年8月22日(木)
東京 恵比寿 LIQUIDROOM

開場 19:00 / 開演 20:00
前売 4,500円(税込 / 別途ドリンク代)
※ 中学生以上チケット必要
※ 保護者同伴に限り小学生以下入場無料
ぴあ(P 156-387) / ローソン(L 74757) / e+ / LINE TICKET

お問い合わせ: エイティーフィールド 03-5712-5227

■ 2019年4月3日(水)発売
水曜日のカンパネラ & オオルタイチ
『Yakushima Treasure』

https://wedcamp.lnk.to/yakushimatreasure

[収録曲]
01. 地下の祭儀
02. 島巡り
03. 殯舟
04. 東
05. 海に消えたあなた 
06. 屋久の日月節

Gallery

水曜日のカンパネラ Official Site | http://www.wed-camp.com/
オオルタイチ Official Site | http://www.okimirecords.com/