シンガー / コンポーザー・有富裕一と神奈川・鎌倉にアトリエ兼ショップ「HEADQUARTERS」を構える阿部隆太による音楽プロジェクト・洋間スタジオが、2ndアルバム『余感』を自主レーベル「洋間レコード」より発表。9月27日より配信が開始されています。10月12日(月・祝)からは、「HEADQUARTERS」店頭およびオンライン・ショップ、ライヴ会場にてフィジカル・エディション(CD)も販売開始。
昨年のシングル『起きよ』を挟み、『寸歌』(2021)以来約5年ぶりのフル・アルバムとなる『余感』には、前作同様に有富の生家の洋間をスタジオとして制作した全9曲(CDは11曲)を収録。ヴォーカル、ピアノ、エレキベース、コントラバス、ドラム、パーカッション、シンセサイザーを有富、ヴォーカル、エレキギター、コーラス、シンセサイザー、サンプリングを阿部が担当しています。「レイザー光線」には、h-shallows(呼吸, with me! etc.)がヴォーカルとギターで参加。ミキシング / マスタリングは有富、カヴァー・アート / デザインは阿部によるもの。CDパッケージは「Hand Saw Press」にてリソグラフ3色で印刷し、阿部と有富が自ら「HEADQUARTERS」にて組み立てています。
CDの発売日となる10月12日(月・祝)には、東京・三軒茶屋 GRAPEFRUIT MOONにて開催されるライヴ・イベント「HOME AGAIN #14」に出演。今田 学との2マン・ショウが予定されています。
余感によせて
「余る」という言葉は必要な量が満たされており、それを超えた分に対して使う言葉だそうです。余った時間、余った食材、余った素材など。毎日生きている中で「時間が余る」ということはとても贅沢に感じます。 気がつくと時間が余らないように埋めている時があり、それは窮屈に感じます。また、余った食材で作られた料理や余った素材で作られた物に魅力を感じます。それは「もったいない」という文脈ではなく、知恵と想像力があるからです。
余感という造語には「余った感覚」という意味を与えています。 仕事や日常生活で感覚を使い、余った感覚を材料として曲を作っているイメージです。このアルバムに知恵と想像力があることを期待しています。
――有富裕一
確か2025年の4月頃に、アメリカの友人から「6月に自分の店を一旦閉めることにした。」と連絡がありました。遠くに住んでいるとはいえ、僕にとって彼は何でも話し合える大事な友だちであり、また自分の活動に多くの影響を与えてくれた憧れの先輩のような存在でした。彼がお店を閉める前にもう一度そこへ行きたいと思ったのですが、「もう一ヶ月ちょっとしかないし、普通に金ないし、無理か」とすぐに行くことはあきらめました。急に大きな話になりますが、昨今の世界情勢やコロナ禍を経て、当たり前に続いていたことが、急に終わってしまうことがあるのだと改めて実感した人は多いと思います。いつか行きたいと思っていた場所は無くなりますし、会いたいと思っていた人もいなくなってしまいます。そんなことは分かっていますが、生活があります。その生活の中にどうにかして「余白」を生み出し、やりたいこと、やるべきことの一つに着手していくしかないのだと強く思います。そんな風に大袈裟に考えながら航空券の予約サイトを眺めていたら、ギリギリ買えそうな値段のチケットがあったので買っちゃいました。結局貯金をほぼ全て使って彼に会いに行きました。大事なことを「余り」の時間でしかできないことは本当に悔しいですが、「これはもう仕方のないことだ」と40歳にしてやっと少し受け入れられたと思います。洋間スタジオの音楽を余った時間に聴いてもらえたら嬉しいです。マジ行ってよかったわ。
――阿部隆太
■ 2026年9月27日(日)発売
洋間スタジオ
『余感』
洋間レコード
https://linkco.re/X5b3mfsv
CD 税込3,000円 | 2026年10月12日(月)発売
https://www.hqkamakura.com/
[収録曲]
01. 起きよ
02. ローカルボーイ
03. ロンリーなソング
04. 給水塔
05. ベーカリー(CD only)
06. レイザー光線
07. 血と火花
08. 見ないでベイベー
09. 賛歌(CD only)
10. こゆるぎ
11. 日々よ
■ HOME AGAIN #14
2026年10月12日(月・祝)
東京 三軒茶屋 GrapeFruitMoon
開場 18:30 / 開演 19:00
前売 3,500円 / 当日 4,000円(ドリンク代別途)
TIGET
[出演]
洋間スタジオ / 今田 学
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