文・撮影 | アグネスパーラー
| 第4回: スパイスココア
みなさん、こんにちは。アグネスです。日々ってずっと地続きなのに、年が変わっただけで空気がガラリと変わるのが新鮮。そんな1月が私は好きです。そんなこんなで今年もどうぞよろしくおねがいします。
先日、幼い頃からお世話になっていたかたが急に亡くなりました。生きとし生けるものは、いつの日かみんな死ぬ。当たり前のことだけど、死はいつも突然やってきてその度に戸惑い、深い悲しみ寂しさに襲われ、何度経験しても慣れることはないんだろうなと思います。考えると辛いけどそれがこの世に生まれた定めのひとつなんでしょうね。誰かが亡くなったり大きな事故があったりすると、「もっとみんなに大好きだってことを伝えておけばよかった」という言葉を思い出します。家族を震災で亡くした小学生の作文の中の言葉で、何かある度にふとこの言葉が脳裏に浮かんでは胸がぎゅっとなって、もっと日々を大切に過ごしたいなと心に誓うのです。
恥ずかしさを宇宙に飛ばして話しますが、私はパートナーに1日に何回か好きだと言うことを伝えるようにしています。生活の中の何てことないときに言ってみるのがコツで、かしこまったり真顔になることはありません。出会えてよかったなぁ、一緒にいれて幸せだなぁということもどんどん言うようにしています。爽やかにサラリと自然に伝えます。それはきっとあの小学生の作文の影響があるのかな。好きな人にはどんどん好きを伝えていこうと心に決めたのです。みなさんもどうぞ気楽に、さりげなく、大切な人に伝えてみてください。好きだよ、好き、好きやねん。
そして、好きな気持ち、パートナーだけではなくて友達にも伝えたい、そう思うけどなぜか恥ずかしさが勝ってしまってなかなか素直に伝えられません。突然友達に好きだと言われたらみんなはどんな反応になるのかな。私だったら嬉しいと思うけど、でもやっぱり突然言われると照れてしまうかもしれない。友達はどんなに好きでもひとりじめできないのが切ないところで、好きだから会って遊びたいけど、でもこの気持ちが一方的な思いだったら、ということを延々と考えてはこの恋心は諦めた方が楽なのではとさえ思いはじめてしまいます。友達への恋心。パートナーへの好きとはもしかしたら違う好きなのかもしれませんね。今回はスパイスを利かせたココアのレシピです。いつもの「好き」に刺激を少しどうぞ。
[材料]
| 純ココアパウダー 小さじ山盛り2杯
| シナモンパウダー 小さじ2分の1
| カルダモンパウダー 小さじ4分の1
| ジンジャーパウダー 小さじ4分の1
| クーベルチュールチョコレート 10g
| 牛乳 150cc
| 砂糖 小さじ2
| 唐辛子(好みで) 少量
[手順]
01 | ココア、シナモン、カルダモン、ジンジャーを小鍋に入れて極弱火で焦げないように炒る。
02 | 01の鍋にクーベルチュールチョコレートと牛乳小さじ2(分量外)を加えて練るようによく混ぜる。
03 | 火を少し強めて02の鍋に牛乳を少しずつよく混ぜながら加えていく。ダマがあれば潰すように混ぜる。
04 | 03の鍋に砂糖と好みで唐辛子を加えて、沸騰する直前で火を止める。
05 | 漉しながらカップに注ぐ。
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