マスダミズキのmiidaが初のフル・アルバム『miida』をリリース 10月に東京・新代田 FEVERにてリリース・ワンマンを開催


 昨年は8月発表の初ミニ・アルバム『utopia』が好評を博し、以降もシングルのリリースやThe Department(稲見喜彦 + 木幡太郎)とのコラボレーションなどを展開中のマスダミズキによるmiidaが、初のオリジナル・フル・アルバムにしてセルフタイトル作『miida』をリリース。8月24日(水)より配信およびCDの販売が開始されています。

 同作は、先行楽曲「Rain」やシングル曲「melt night」「Continue」「Trash into The Sea」「be true?」、The Departmentによる『utopia』タイトル・トラックのリミックスを含む全12曲を収めた集大成作品。Amazon.co.jpおよびタワーレコード(オンライン / 渋谷店 / 新宿店 / 難波店 / 梅田NU茶屋町店 / 名古屋パルコ店 / 名古屋近鉄パッセ店)では、CDの限定購入者特典としてリード・トラック「Color」のデモ音源DLカードが付属。miidaオンライン・ストアではCD単体に加え、オリジナル・ジン第3弾 + 特製ポストカード3枚が付属する「ART盤」、ジン + Tシャツ + 特製ポストカード5枚が付属の「コンプリート盤」も販売されます。

 10月28日(金)には、同作の発売を記念したワンマン・ライヴを東京・新代田 FEVERにて開催。8月24日(水)よりe+でのオフィシャル先行(抽選)受付が開始されています。なおmiidaは同公演終了後、暫しライヴ活動を休止予定とのこと。

| アルバム『miida』について
コンセプトや縛りを作らずに始めた「miida」での曲作りは自由だったけれど、相変わらず孤独でもありました。不確かな作業がずっと続く。けれど、ライブで音を鳴らすたびにときめいて、誰かの⽿に楽曲が届くたびに喜んで、そうやって10年以上音楽を続けてきたんだと何度も思い返しながら、3年⽬にしてようやくフルアルバムという形でみなさんに渡す準備ができました。ひとりで作ったとは到底言えないです。「miida」= マスダではなく、miidaという船に気の合うみんなで乗り込んで、これからも音楽を味わえたらいいなと思います。10月28日にはリリースパーティのワンマンも決意したのでよかったらぜひ。皆さんに久しぶりにお会いできるのを楽しみにしています。
| M1「Rain」について
ねごとが解散した後自分自身の新たな表現⽅法を模索する中で、10年間追求していたバンドサウンドを引き継ぎつつ、現⾏のUK / USシーンとも共鳴するような打ち込みとギターサウンドがシームレスに組み合わさったサウンドにトライし始めました。原曲はmiidaが始まってすぐに完成していましたが、一人体制になったあと、従来のドラムサウンドに囚われないようなビートメイキングを何パターンも試した結果、今までになかったようなサビのビート感と折り重なったギターサウンドが特徴の「Rain」が完成しました。自分にとって新機軸であり、miidaを始めてからの⼀つの到達点ともいえるような楽曲になったので、アルバムのリードトラック及び一曲⽬はこれしかない︕とスタッフ含め満場一致で決定しました。
| M2「bergamot memories」について
自分のオルタナティブロック / ガレージロックへの傾倒が色濃く出た楽曲だと思います。印象的なベースリフと、歪んだギターに導かれる平歌を経て、一気に開けるようなサビはドリームポップのような浮世離れした感じの印象があり、その異なる組み合わせがいい意味での違和感を産んでいる一曲です。この異なる要素が1曲の中で同居する感じも、miidaを始めて確⽴できた要素の一つです。歌詞には「その瞬間を大事にしたい」という思いを込めました。
| M3「Color」について
アルバム制作の終盤になって出来上がった楽曲。miida流エレクトロダンスポップともいえるような内容ですが、単にキャッチーなだけではなく、例えばAphex Twinのようなアンビエントやドラムンベースなどの音楽から影響を受けたアブストラクトなサウンドも、自分の大きな強みを出せたような気がしています。アルバムの中では最速BPM。
| M4「Melt Night」について
めちゃくちゃ落ち込んだり、死にたいような気持ちになっていた時、それでも変わらずにトイレに⾏ったりお腹が減ったり喉が渇いたり…何にも左右されず存在する⽣理現象に気づいた時、その⼼と体の関係性がタフで愛おしく感じられ、それがきっかけになって⽣まれた楽曲。今までになくサウンドはダビーなで、実機のテープエコーやボーカルのディレイ処理など細かい部分にも拘りました。隙間が多い楽曲なので演奏が非常に難しいのですが、去年から一緒に活動しているアベマコト氏の隙間を活かしたベースプレイと、オカモトコウキのメロウなギターソロも楽曲に華を添えてくれました。
| M5「Swim in boredom」について
ダンスミュージックが好きですが、そこまでテンションが高いものというよりかは、一定の温度でずっとループしているようなものが好みで、この楽曲もそういうものになったら良いなと思い作りました。リフレインするシーケンスのサウンドが面白い仕上がりになったと思います。歌詞に関しては、miidaとして活動していく中で、新しいことを始めるのは大変だけど、自分を縛っているものというのは意外にちっぽけなものなんだということに気づかされた事がインスピレーションになっています。いろいろなことから解放され自由に泳ぎ回れている今がたまらなく楽しいです。
| M6「You」について
ねごとの1stアルバムを一緒に作った河野圭氏と再びタックを組んで製作した楽曲。当時はメジャーという土俵もありお互いに何がオーディエンスに一番届きやすいのかということを話し合って楽曲を作っていましたが、10年以上経って、もう一度新鮮な気持ちでやりたいことをぶつけ合おうとして出来上がった一曲です。絶妙なコード感と、河野さんにしか作れないようなビートの質感が合わさってアルバムの中でも最もメロディアスで完成度の高い一曲になりました。
| M7「Continue」について
アルバムの中で一番バンド感のある楽曲で、ギターのリフが印象的な仕上がりになっています。といってもサビでは何層ものギターが重なっていたり、全く異なる印象のDメロだったりと、自分の中のバンドミュージックをうまくアップデートすることができました。歌詞に関してはコロナ渦に突入したあたりで書き始めたので、当時の混沌とした社会の状況や、安易な情報によって右往左往されてしまう人を見て感じたことを込めています。こういったように、実際に起こったことから歌詞を書き始める経験というのもmiidaとして活動し始めてからやり始めたことで、自分にとっても新鮮です。
| M8「Trash into The Sea」について
miidaとして活動し始めて本当に新しい出会いや発見がとても多くて、過去の功績や自分がしてきたことに対するこだわりというのは本当にくだらないことだなと思って歌詞を書きました。サウンドは90年代のヒップホップのLo-Fiな質感と、異なるテクスチャーの楽器が突然入ってくる感じを意識しています。サンプリングしたストリングスがお気に入り。
| M9「fade out」について
元メンバーのsugawaraによる楽曲。ライブでやってきた定番楽曲で、このタイミングでついに音源化することができました。彼はビートメーカーでもあるので、近年のトラップっぽい感じのビートや譜割りが新鮮でやっていて楽しい一曲です。
| M10「be true?」について
アルバムの制作終盤でできた一曲。自分は今まで主にトラックメイカーとしてやってきたこともあり、歌詞に関して強いこだわりはありませんでした。しかし、近年のRADWIMPSのサポートを通して、彼らの楽曲から歌詞や、言葉とメロディとの親和性の重要さを再認識させられました。強い言葉が強いメロディに乗るとこんなに楽曲は魅力的になるんだ…と驚き、それを経て、自分の殻を思い切って破りながら挑戦した一曲です。
| M11「Lucky」について
この曲もbe true?と同様に、シンプルなコードと歌だけで伝えられるような楽曲をと思い作った楽曲。アルバムを通して、バンドを解散後、miidaとして表現するのに最適なサウンドを模索した一⽅で、シンプルな言葉で多くの⼈に伝えられるような歌詞、二つの方向から新しい自分を発見できたような気がしています。miidaとしての旅はこれからだと思っていますが、そんな最初の試行錯誤の多くがこのアルバムには詰め込まれていて、特にこのLuckyを聴いたらそんな日々のことをいつでも思い出してしまうことでしょう。誰かにとってもこの楽曲がそういうふうになったら良いと思います。

――マスダミズキ

miida 'miida'■ 2022年8月24日(水)発売
miida
『miida』

CD MCD-02012 3,000円 + 税 | Digital
https://miida.tokyo/special/1stal-miida/

[収録曲]
01. Rain
02. bergamot memories
03. Color
04. melt night
05. swim in boredom
06. YOU
07. Continue
08. Trash into The Sea
09. (I don’t wanna) fade out
10. be true?
11. LUCKY
12. utopia (The Department Remix)

CD取扱店
miidaオンラインストア
Amazon.co.jp | タワーレコード (オンライン / 渋谷店 / 新宿店 / 難波店 / 梅田NU茶屋町店 / 名古屋パルコ店 / 名古屋近鉄パッセ店)

miida
1st full Album「miida」リリースパーティ

2022年10月28日(金)
東京 新代田 FEVER
開場 18:30 / 開演 19:00
前売 3.500円(税込 / 別途ドリンク代)
一般発売: 2022年9月9日(金)10:00-
e+

e+オフィシャル先行 (抽選)]
受付期間: 2022年8月24日(水)12:00-31日(水)23:59
e+

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miida Official Site | https://miida.tokyo/