Takashi Makabeが写真集『Antiseptic Beauty』を刊行 記念エキシビションを大阪・谷町六丁目 POLにて開催


 奈良・東城戸町 sonatineでの個展「The Aesthetics of Rubber Wrinkles」を終えたばかりのグラフィックデザイナー・Takashi Makabeが、写真集『Antiseptic Beauty』を8月29日(土)に「黒水舎」より刊行。これを記念して、同タイトルのフォト・エキシビションが8月29日(土)から9月6日(日)にかけて大阪・谷町六丁目 POLにて開催されます。

 Zodiak名義でDJとしても国内外で活躍し、昨年は目下最新ミックステープ『Beauties in Lingerie Bondage』(MGMD A ORG.)を発表して好評を博したMakabe。『Antiseptic Beauty』には、訪れた先々の風景、建築、オブジェクトを独特の美意識で捉えた写真作品群が収録されます。

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Takashi Makabe Photo exhibition
Antiseptic Beauty
supporsed by 黒水舎 / Pulp

2026年8月29日(土)-9月6日(日)
大阪 谷町六丁目 POL

〒542-0012 大阪府大阪市中央区谷町6-18-29 2F
月火木金 13:00-18:00 | 土日 12:00-19:00 | 9/2(水)休廊
入場無料

Takashi Makabe 'Antiseptic Beauty'■ 2026年8月29日(土)発売
Takashi Makabe
『Antiseptic Beauty』

黒水舎 | 税込4,000円
165mm x 220mm | 48頁
ISBN 978-4-911376-07-2

「撮影する理由は、基本的には美しいと感じるからです。それ以外の理由はありません」
 グラフィックデザイナーのTakashi Makabeは、そう語る。ベルリンをはじめ、複数の都市での生活を経て、国内外の音楽や出版に関わるヴィジュアルワークを手がけてきた。
 本書『Antiseptic Beauty』に収められているのは、彼が訪れた場所で直感的に見いだした美を収めた、視覚の記録である。風景、建築、室内、階段、窓、床などが並ぶ。それらの写真から、有機的な物語は感じられない。人物もほとんど現れない。生活の気配は遠のき、物だけが前面に現れる。見開きに置かれた二枚の写真や、繰り返し現れる階段、室内の像は、ページをめくる行為に、建築内部を移動するようなリズムを与えている。
「人が画面に入ると、どうしても有機的になります。私は、もっと無機質なものが好きなんです」
 彼は写真を撮ることを、視覚に入ったものをトリミングする行為だと話す。色や物の配置に美を感じた瞬間、目の前に広がる現実のなかから、一つのまとまりを発見する。したがってトリミングは、現実の断片をただ切り取る行為ではなく、与えられた視界の混沌のなかから、新しい現実をつくる判断ともいえる。
 しかし、写真はデザインを説明するものではない。それでも、彼が何をよいと思い、何を美しいと思っているのか、そのヒントは含まれているかもしれない。彼は、デザインを読み解くための答えを簡単には与えてくれそうもない。『Antiseptic Beauty』が示すのは、意識的な制作に入る以前に立ち上がる、目に見えない直感が残した反応だけだ。
 彼のInstagramのプロフィールには、次の一文が掲げられている。
「Visualization Is The Search For Heaven, Nothing Less Will Do.(視覚化とは天国を探し求めることであり、それ以外ではありえない)」

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