Column「実録・BAD BREEDING + KLONNS + ZENOCIDE 欧州 / 英国紀行」


文 | SHV (KLONNS)
写真 | KLONNS, ZENOCIDE

フローニンゲン / ベルリン編

 KLONNS & ZENOCIDE & BAD BREEDINGの3マン・ドタバタ欧州紀行パート2。本稿ではツアー2日目のフローニンゲン、3日目のベルリンについてレポートします!

Day 2: オランダ・フローニンゲン

 午前中、優雅に起床。ツインベッドでがんばって3人で寝たわりにはよく休めた気がします。本日向かうのはオランダ北部の中心都市・フローニンゲン。前回のツアーでは月曜からソールドアウト・ショウをかましたので、かなりいい印象がある街です(笑)。すでに国境を越えているので、4時間ほどのドライブ。楽勝ですね。オランダ名物の巨大風車などを車窓から眺めたり、アポ兄おすすめのオランダの音楽を聴いたりしつつ、無事フローニンゲンに到着しました。

Photo ©KLONNS
ベルギーで貰ったドリンク。ジュースかと思ったら酒だった。
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フローニンゲンへGO。
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オランダだけにチューリップ畑。

 この日に出演したのはOUSTROBBERDISHESなどでドラムを叩くErik(Sarna)が主催する「DIY FEST」!ド直球すぎるネーミングですが、一昨年の来日が最高過ぎたカナダのFAZEや「Static Shock」から新譜が出たばかりのノルウェイジャン・ハードコア・パンクDRAÜMARなど、筆者としてはラインナップ的に完全に一番楽しみだった日です。我々が出演したのはフェスの2日目だったのですが、1日目には「Mendeku Diskak」からリリースしたFLUXや、最近来日していたQUE LINDOなんかも出演しており、ここ最近の欧州のバンドの良いとこ取りといった様相。もともとはナイメーヘンという街で開催されていたそうですが、今年からフローニンゲンに移動しての開催とのことです。

DIY FEST

 会場の「ORKZ」も非常に興味深いスポットでした。1979年頃に取り壊されて高級マンションになるはずだった廃病院を有志の人々が占拠し、長らくオランダ最大級のスクワットだった場所だそうです。現在は合法化されつつも入居者たちが共同で運営 / 維持し、アトリエ、レストランやカフェ、映画館、ライヴハウスなども併設されているコミュニティ・スペースとして機能しているとのこと。普通に住んでいる人もいて、完全に日本では想像不可能な領域!これぞヨーロッパの醍醐味ですね……。そして前回のツアーに引き続き今夜もソールドアウト!フローニンゲンのシーンは強固ですね。漲ります。

 ORKZに到着するとフェスのスタッフの女性が会場内を案内してくださいました。内装はレンガ造りで、音響設備は普通にしっかりした感じ。キャパは200人ちょいくらいでしょうか。DJブースもありましたが、CDしか読み込めないタイプのCDJが置いてあるかと思いきや、普通にCDJ-2000NXS2でした。まあそれでも今となっては古い機種か……。この日も転換時間の関係でフェス側が用意した機材を使うことになりました。サウンドチェックは本番直前の音出しのみ。緊張感があっていいですね(笑)。

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ORKZ到着。
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本物のパンク魅せてやりますよ。

 続いて敷地内のカフェへ。開放的なおしゃれ空間に様々なカッコいいポスターが貼ってあって居心地最高でした。欧州のコーヒーはアメリカンでもややエスプレッソ気味な気がする(?)。外にはすでに人だかりができ始めており、TRAUMATIZERの面々や前回のフローニンゲン公演をブッキングしてくれた「Rat Race」のHaico(Menger)、FAZEのみんなと久々の再会!海外で友人知人に会うと安心感がありますね……。

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個性的な内装だ。
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歴代フライヤーの壁にて。

 今夜は会場内に泊まれるとのことで、居住スペースに潜入!建物内に入るとかつて病院だった名残が完全に残っている感じの廊下で、夜になったらめっちゃ怖そう(笑)。日本チームのために2段ベッドが4つある部屋を用意していただき、ありがたい限りです。我々とBAD BREEDING以外はだだっ広い体育館のようなスペースで雑魚寝らしく、ちょっと申し訳ない……。夜も更けると最終的にはまさに野戦病院のような様相を呈していました……(笑)。

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アポ兄を囲むジャパコア軍団。
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カフェる筆者。
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BAD BREEDINGヤングチームと英国のデイル・クーパー捜査官。
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寝室にはステンドグラスが。スイッチ入れたら光りました。
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廊下怖いよ。
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ORKZ猫さんと。名前はマスタードらしい。

 長丁場なイベントのため、オープンまであまり時間がなかったのですが、軽く周囲の散策に出掛けました。フローニンゲンは昔ながらのレンガ造りの街並みと現代都市な雰囲気が混在しており、落ち着きもあるのですごく住みやすそう。オランダには名物のハンバーガー自動販売機「FEBO」という、相模原市にあるレトロ自販機のユーロ版みたいなものがあって、前回食べ損ねたのでトライしたかったのですが見つからず……。ORKZは街の中心部からは離れた郊外エリアに位置しているようで、中心部に行くのは諦めておとなしく会場に戻りました。

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フローニンゲンの街並み。
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本日のビール。

 午後5時頃にいよいよフェスがスタート!トッパーはフローニンゲンのクラストパンクSTRESSSYSTEEM!SACRILEGEあたりを彷彿とさせるクロスオーヴァー・スラッシュ度の高いクラストパンクでいなたいカッコよさがありました。

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STRESSSYSTEEM

 2番手は我らがZENOCIDE!!! 昨日よりもさらに引き締まった演奏でガッチリ観客を惹き付けていたと思います。TAMANOさんはこの日かなり疲れていたようで、終わったあと速攻寝ていました(笑)。

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ZENOCIDE

 ZENOCIDEの名演を見届けたところで、そろそろディナーの時間!ファラフェルとピタパン、ポテトにキッシュ、さらにデザートのケーキまで、激旨フル・ヴィーガン・アタックで完全に腹パンに。このあと、数時間くらい胃もたれがやばくてライヴできないかと思いました(笑)。そう、ヴィーガン・フードは揚げ物や炭水化物が多く、意外とヘヴィなのである……。

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本日のディナー。

 続いて3番手はドイツ・ブレーメン拠点でブラジル、コロンビア人メンバーも含む多国籍Dビート・ハードコア・パンク・バンドNÃO!途中でベースのヘッドがヴォーカルの女性の顔面に直撃し、血塗れのまま演奏していてクレイジーでした(笑)。ちなみにドラマーはオランダのSxEスラッシュ・レジェンドVITAMIN Xでも叩いていて、ドイツからオランダに通ってバンドを続けているそうです。

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NÃO

 そしてBAD BREEDING!!! 昨日よりもよりさらに空間にハマった音で最先端のアナーコ・ハードコア・パンクを叩きつけており、言わずもがな最高でした!

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BAD BREEDING

 BAD BREEDINGのライヴを堪能して気分は上々……のはずが、なんだか胃もたれが酷すぎて体調が絶不調に……。次のバンドが始まるまで人知れず近隣を徘徊して消化を促すも、なかなか治らず。大量に持ってきた太田胃酸でなんとかごまかしつつ会場に戻りました。

 気を取り直して、次のバンドはノルウェー・オスロのDRAÜMAR!!! 楽しみにしていたバンドのひとつなのですが、予想を超えてめちゃくちゃカッコよかった!現行ロウ・ハードコア・パンクの熱量とデスロックを思わせる翳りのある荒涼とした雰囲気が共存していて素晴らしかったです。荷物が増えるのを気にしてスルーしちゃいましたが、レコード買えばよかった……。あと、フェス初日のトリを飾った、ほぼメンバー被りのバンドASSISTERT SJØLMORDも観たかったですね〜。

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ステージ袖からDRAÜMAR。

 そしてついに我々KLONNSの出番。この日は完全にぶちかましました。モッシュやダイヴの嵐で、演奏していて楽しかったです。相変わらず体調は最悪でしたが(笑)。

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KLONNS。筆者はグローブを嵌めるのを完全に失念している。 | Photo by @shvilishvili

 トリは待ちに待った、カナダはモントリオールのFAZE!!! 言わずもがな最高。来日時は新宿のHILL VALLEY STUDIOで観て、狭いところでのショウも素晴らしかったのですが、広めの会場のほうがより映えるバンドですね。S.H.I.T.あたりを起点とする現行ハードコア・パンクをさらに推し進めた、文句のつけようのない現行最強のバンドのひとつだと断言します。ちなみにシンガーのConor(Neeson)のトロンボーンが盛り上がりすぎて大破していました(笑)。彼らはツアー終盤だったとはいえ、大丈夫だったのだろうか……。本ツアーの対バンで一番KLONNSとの親和性が高かったと思いますね。お互い異国をツアー中に巡り合うの、ロマンがありますね〜。絶対にまた日本に来てほしい!俺らもカナダに行きたいぜ!という話もしたので、実現するといいな!

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FAZE

 熱狂冷めやらぬままにDIY FESTは無事終了!バンドが素晴らしかったのはもちろんですが、まさにDIYを体現したフェスの運営や会場とお客さんの雰囲気、ヴィーガン・フードなど、筆者もフェスを主催する身として非常にたくさんの学びがありました。

 この後、別会場で朝までアフター・パーティがあるとのことでいろいろな人に誘っていただいたのですが、翌朝8時出発のため断念……。これがツアー・ファイナルだったら行ってたかな(笑)。

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ほぼ100%の確率でヴェニューにあるサッカー・ゲーム。
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FAZEは神。
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Tシャツ交換会。

 この時点ですでに深夜2時過ぎ。シャワーはがんばって起きて朝浴びよう……。就寝!!!

Day 3: ドイツ・ベルリン

 気合いで起床し、ひとつしかないシャワー室を譲り合い精神で使用。シャワーとトイレが一緒になっているため、誰かがシャワーを浴びているとトイレを使えないのがやや不便。ちなみにNobuさんがシャワーを浴びようとすると、アフター・パーティから帰ってきたNÃOのベースがめちゃ嘔吐していてヤバかったらしいです(笑)。

 さて、本日から3日間はドイツ旅!前回の欧州紀行でも触れましたが、ドイツではナチスによるホロコーストへの反省としてイスラエルを支持することが国是とされる風潮が根強く、最近では大々的なパレスチナ解放デモも行われているようですが、基本的にはイスラエルを批判することがタブー視される傾向があるそうです。筆者はDIY FESTで「SMASH ELBIT SYSTEMS(*)」と書かれたシャツを着用していたら、ASSISTERT SJØLMORDのメンバーがそのシャツめちゃいいね!と反応してくれたのですが、明日からドイツに行くと話すと「それ着ていたら逮捕されるかもね!」と忠告されました。半分冗談交じりな感じではありましたが……。そういった理由もあり、ここ数年はパンク・バンドがヨーロッパをツアーする際、ドイツは飛ばされる傾向にあるそうです。実際ChrisもSwamp Bookingのエージェントを交えてツアー・ルートを組んでいる段階では、ドイツで3本もプレイすることに懸念を示していました。なんでも以前ハンブルクでシオニストに絡まれるなどのトラブルがあったらしい……。いろいろと心配事を綴りましたが、実際ツアー当時はレコードの配達トラブルが絶賛継続中でムカつきまくっていたため、正直あまり気にする余裕がありませんでした(笑)。前回のツアー同様、何の諍いもなく終わることを祈る!
* Elbit Systems Ltd. | אלביט מערכות: イスラエルの軍事企業。ガザにおける虐殺、人権侵害や国際人道法違反に加担しているとして批判されている。

 フローニンゲンからベルリンは576km、車で約6時間半ほど。このツアーの中では長めの移動でした。ドライブ中にアポ兄が実はギリシャ出身ということが判明し、車内BGMがギリシャのハードコア・パンク、メタル祭りに!クラスト・レジェンドHIBERNATION(ΧΕΙΜΕΡΊΑ ΝΆΡΚΗ | メンバーと友達らしい)やメタル・バンドSEPTICFLESHなんかを聴きつつベルリンへレッツゴー!ちなみに筆者が好きなギリシャのポストパンク・バンドCHAIN CULTは本国ではけっこうビッグらしいという情報もゲットできました。

 しかし、国境付近でまさかの検問が!前回はこんなのなかったけどな〜。爆音でメタルが流れる車内……。近づいてくるドイツ警察官に緊張が走る……。入国目的を聞かれると、機転を利かせ(?)「我々はメタル・バンドです!」と答えるアポ兄……。すると警察官からメロイック・サインが返ってきた……(笑)!!!。というわけで何事もなくドイツへ入国できました。さすがメタル大国……。

 ヨーロッパの風景にも慣れてきて、もはや新東名高速か?となってきた頃にベルリンに到着!!! 映画『ベルリン・天使の詩』のCRIME & THE CITY SOLUTIONとNICK CAVE & THE BAD SEEDSの演奏シーンで人生狂った節があるので、人生初ベルリンはさすがに感動しました。

 本日のヴェニューは「CASSIOPEA」。なかなか広めの会場で、300人くらいは入りそうな規模。SUNAMIやPharmakonのフライヤーなんかも貼ってありました。クラブとしても機能しているようでResident Advisorにも載っていて、DJブースが設置されているセカンド・ルームもありました。会場が商店街というか、例えるなら下北沢のBONUS TRACK的なスペースの中にあり、同じ敷地内に飲食店や他のクラブ、スケート・パークやボルダリング場など、様々なエンタメやカルチャーが集うスポットのようです。ドイツ版プリクラとかもありました。この辺をうろついているだけですでに楽しい……。

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CASSIOPEAの裏口。ここでMV撮りたい。
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CASSIOPEA入口。
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ドイツのプリクラ。

 今回ブッキングしてくれたのはINDUSTRYなどのメンバーとしても知られるSebas主宰の「Rough 'N' Roll」。パンク・フェス「Grey City Fest」も主催するプロモーター・チームです。ちなみにSebasはパートナーのCarnalina(Karolina Bartczak | URIN etc.)と一緒に昨年の「NEW REALM FEST」に遊びに来てくれて、朝から晩まで横モッシュを繰り広げていました(笑)。

Rough 'N' Roll

 本日はKLONNSがトリとのことで最初にサウンドチェック。事前にしっかりサウンドチェックするのは本ツアーで初めてでした。また、BAD BREEDINGが持ってきてくれたバックラインもこの日に初めて使用。ここから毎日搬入搬出の日々が始まるのか……。台座を積み重ねて作っているタイプのステージだったのですが、すさまじい低音に足元が揺れている(笑)。かなり低域に迫力がある感じの音響設計でした。PAのおじさんもフレンドリーな感じでやりやすかったです。基本的に問題なくチェックしていったのですが、BAD BREEDINGのチェック時にまさかのベース・アンプから煙が(笑)。Charlieはアンプ2台出しのやや特殊なセッティングなのですが、早速片方が死んでしまいました。なんとかカヴァーできそうでよかった……。

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けっこう広めなメイン・フロア。

 サウンドチェックを終えると、ディナーの準備が進んでいました。今夜はメキシカン!ヴィーガン仕様のタコミートが最高においしかったです。もちろんトルティーヤもありましたが、ピラフ的なライスもあったのでタコミートをかけてカレー風に食べるのもグッドでした。香菜も並んでいたのでパクチーかと思いきやパセリで、そこはめちゃヨーロッパ。ごちそうさまでした!

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米を食べられるのありがたい。
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よく見たらノンアル・ビールだった。

 さて、開演まで少し時間があったので我慢しきれず近隣を散歩することに。遂に念願のベルリン市街地へ……。ベルリンは他のドイツの都市に比べて多国籍で様々なカルチャーがミックスされている印象。以前、友人からベルリンではジェントリフィケーションに抗うためにがわざとポイ捨てをして街を汚すことで資本の介入を防ごうとする動きがある、という話を聞いたことがあったのですが、そこまで汚い印象はありませんでした。ベルリンの伝説的グラフィティ・クルー1UPのマスターピースも発見し、TAMANOさんもご満悦な様子でした。個人的にはKLONNSの作品も扱っていただいているベルリンと言えばのレコード屋「Static Shock Musik」(レーベルStatic Shockとは無関係です)にも寄りたかったのですが、日曜は定休日とのこと。ヨーロッパでは日曜日は翌日からの仕事に備えてまじで何もしない人が多いらしく、日曜と月曜のショウは鬼門とのこと。まあどの国もだいたいそんな感じですよね……。けっこうデカい会場だけど大丈夫かな……?Sebasも心なしかナーヴァスになっている様子……(笑)。

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ヴェニュー周辺だけでめちゃ絵になる。
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ベルリンではしゃぐゴスたち。
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野生のマルクス。
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ベルリンを満喫するサタニストたち。

 フラフラしているうちにイベントはオープン!会場に戻った頃にはローカル・アクトのバンドが始まる時間でした。ギリギリ間に合った……。今回は3バンドでのツアーなので、ローカル・バンドなしでの3マンがほとんど。個人的にはその地域の地元のバンドに興味があるので、対バンがいるのはありがたいです。

 トッパーはベルリンのTHE DJS。すいません、完全にDJだと思っていましたがバンドでした(笑)。検索できなすぎるネーミングだ……。かなりディープな音楽性で、「SST Records」のバンドとか、そこまで速くないけどUNITED MUTATION的なダークさも感じる独特のパンク・サウンドでカッコよかったです。あとメンバーのかたがDJ Speedsickのシャツを着ていて、筆者とTAMANOさんだけぶち上がってました(笑)。

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THE DJS

 続いてZENOCIDE!!! 個人的にはここ3日間の中で間違いなくベストな素晴らしいショウでした。広めのハコのほうが音響的にも雰囲気的にもバチバチにハマる気がします。観客もがっちりロックされていたのではないでしょうか!

 そしてBAD BREEDINGは今夜もバチバチでした。彼らはコロナ禍前後に長らく続けてきたギタリストとドラマーの脱退を経て現在のラインナップになったのですが、現メンバーでのアルバム『Contempt』(2024, One Little Independent Records)と7"『Blood Manifest』(2025, Standard Process)や数々のツアーを通して、現体制としては完全体になった気がします。また、ツアー中唯一この日だけライヴ中にモッシュの揉め事が起きてしまったのも印象的でした。そんなに大事にはならなかったので演奏が中断されることはありませんでしたが。今回のツアーのようなラインナップだとパンクの人もHCの人もどちらも遊びに来てくれて、それは本当に素晴らしいことだと思うのですが、場合によっては万国共通でこういうことも起きちゃいますよね……。

Photo ©KLONNS
BAD BREEDING

 最後に我々の出番。この日は正直機材トラブルやミスが目立ち、個人的にはやや悔いの残る演奏だったかな……。明日はがんばろう!

 ちなみにこの日はQUJAKUの崇也くんやKYΔWΔさんの友達のスケーターのかたなど、ベルリン在住の日本のかたも来てくださいました。心配だった集客面も、なんだかんだ言ってけっこう入っていたのではないでしょうか。ありがとうベルリン!

Photo ©KLONNS
Zie氏と崇也氏(Qujaku)。

 終演後は集合写真を撮ったりしつつ、市内のホテルに移動して就寝!そしてこの日でアポ兄とはお別れして、次のドライバーにバトンタッチ。ここまで本当にありがとうございました!!! アムステルダムでまた!!! 果たして引き継いでくれるドライバーはどんな人物なのか?乞うご期待!!!

Photo ©ZENOCIDE
ありがとうSebas!!! INDUSTRYとも対バンしたかったぜ。

KLONNS '10 YEARS OF HERETICS'KLONNS
10 YEARS OF HERETICS

2026年6月27日(土)
東京 新大久保 EARTHDOM

開場 17:00 / 開演 17:30
当日 2,500円 / 当日 3,500円(税込 / 別途ドリンク代)
U25 1,000円(税込 / 別途ドリンク代)
Google Forms | TIGET

[Live]
5000 / D-SETO / KLONNS / 黒電話666 [PROTOTYPE044] / NEGATIVE SUN / Skin Job / ZENOCIDE

[Flyer]
1797071

KLONNS 'G.A.M.E.S'■ 2026年5月1日(金)発売
KLONNS
『G.A.M.E.S』

Iron Lung Records | BLACK HOLE
https://orcd.co/zom9jgm | Bandcamp

[Side A]
01. PLEDGE
02. FALSE
03. PARASITE
04. DIVIDE
05. COLONY
06. FANATIC

[Side B]
01. G.A.M.E.S
02. GHOST
03. MISERY
04. ...In The Seasons Of Terror...
05. LIFEFORCE

KLONNS / ZENOCIDE■ 2026年3月18日(水)発売
KLONNS / ZENOCIDE
No Sanctuary
https://linkco.re/5PGFqBCV | Bandcamp

[収録曲]
| KLONNS
01. Curse
02. Candy
| ZENOCIDE
03. Dirt!
04. Holy Sword And The Filthy Soul

Vinyl
2026年6月1日(土)-
1,818円 + 税
販売店: Record Shop BASE (東京) / RECORD BOY (東京) / record shop DIGDIG (岡山) / DISK SHOP MISERY (広島) / disk union / PUNK AND DESTROY (大阪) / REVENGE RECORDS (大阪)