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文・撮影 | SAI
幼いときから大ファンの絵本作家・酒井駒子さんの展示を観に行ってきました。
ダークな絵本といえば、宇多田ヒカルさんが翻訳している『エミリー・ザ・ストレンジ』やエドワード・ゴーリーの作品が浮かびます。酒井さんの作品は両者のようなパキッとしたダークさというより“影”が見える作品という表現が近い気がします。
歌人の穂村 弘さんは、酒井さんの絵本が持つ「死のかおり」に言及していらっしゃったそうですが（PLAY! インタビュー「しあわせの編集者」より）、12歳の頃図書館で『金曜日の砂糖ちゃん』を手に取って夢中で眺めていたときは気付かなかったけれど、たしかに一番好きだった作品は黒色が最も多く使われている『夜と夜のあいだに』という作品だったな。
7月4日（日）で展示は終わってしまいましたが、秋頃に2回目の展示（9月18日から11月14日まで）があるようなので、見逃したかたはぜひ……！
そして、同じGREEN SPRINGSという施設内では、7月31日（土）まで「フィンランドの幸せな夏の暮らし」展も開催されています。
後日調べてみると、こちらのポップアップ・ショップはライター / 編集者の内山さつきさんとイラストレーター・新谷麻佐子さんの「kukkameri」というデュオが主催しているそうです。内山さんは以前からインスタをフォローしていたので「おお～！ここでつながるのか～！」と嬉しい気分になりました。
立川は大きなIKEAもあって、昭和記念公園もあるので、私の中のリトル北欧みたいな感じなんですよね。秋の展示、2回目も観に行きたいなあ。
最後に、12歳の頃に出した手紙に対する、酒井駒子さんからのお返事です。展示に行った後、お手紙とっておいたかな～と断捨離魔の自分を疑いつつ見つけました。あの頃は好きな作家とか漫画家にファンレターを送るのが好きで、よく送ってたなあ。そして、駒子さんからのオススメがなんとトーベ・ヤンソン「ムーミン谷」シリーズ！大人になった私がハマっているので、なんだか笑ってしまいました。好きなテイストって変わらないし、繋がっていくものなんだなあ。
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現在東京を拠点に活動するヴォーカリスト / リリシスト / ライター。
2015年にバンドMs.Machineを東京にて結成。近年では坂本龍一 / 後藤正文主催イベント「D2021」に出演。また、アメリカのメディア・コレクティヴ「8ball」やオンライン・メディア「CVLT Nation」のチャンネルにライヴ出演し、シンガポール拠点のCNA制作番組「Deciphering Japan」が日本の女性にフォーカスした回に出演するなど、ワールドワイドに活動している。2020年末にUMMMI.監督のMV『Girls don’t cry,too』、2021年には待望の1stアルバム「Ms.Machine」を発表した。
ソロでの音楽活動は2019年夏にスタート。2020年は『LIER』『スミノフ』などのシングルを発表し、7月に1st EP『瑞典春氷』をデジタル・リリース。同年12月に東京・小岩 BUSHBASHのレーベルから同作のフィジカルをCDでリリースした。『音楽と人』誌への掲載や、InterFMのラジオ番組「sensor」への出演など、大きな話題となっている。2021年はシングル『記憶喪失』『Sonatine』や、ex-TAWINGSのヴォーカリスト・KANAEとの楽曲『Myway Highway』をリリースしている。
また、音楽活動以外にライター / インタビュアーとしての側面も持つ。ウェブマガジン「AVE | CORNER PRINTING」に音楽や北欧などについての記事を毎月寄稿し、これまでにICEAGE、Psychoheads、iida reoへのインタビューや、スウェーデンの男女平等社会について友人のVeraとNellaに英語でメール・インタビューを行なっている。
過去には中国の写真家・Ren Hangの作品や、KOHH、Sayaka Botanic（GroupA）なども掲載されたインディペンデント・マガジン「CONTACT HIGH ZINE」にモデルとして参加。石原 海（UMMMI.）監督の映画『ガーデンアパート』に出演している。
